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オバマ大統領の名スピーチを一冊の本に


本の基本情報
タイトル:CD2枚付[完全保存版]オバマ大統領演説
著者:コスモピア編集部
ページ数:192P
発売日:2009年1月31日

本の紹介
アメリカ初、アフリカ系アメリカ人のオバマ大統領。最初の所信表明から大統領就任前の演説など、歴史的演説5つ完全収録。

本の表紙の写真

今更ながら、オバマ大統領の演説を聴いてみました。

私が大学生の頃、アメリカの歴史について勉強していたのですが、その中で、南北戦争から公民権運動など、アメリカのアフリカ系の人々の権利の獲得の歴史を学びました。

そう遠くない昔のローザパークス事件など、「一昔前のアメリカはこんな状況だったんだ」と、学生の頃に知った事実は衝撃でした。

このことから、オバマ氏の大統領就任は、アメリカにとって、大きな歴史の転換期なのかなぁと想像しています。


1955年、アメリカのアラバマ州都で、アフリカ系アメリカ人であるローザ・パークスさんが公営バスに乗車したところ、バス運転手から「白人に席を譲れ」との指示を受けます。彼女はそれを拒んだところ、逮捕されてしまいました。

当時のアメリカ南部では、ジム・クロウ法という人種分離法があって、人種による差別が公然と行われていましたが、この事件を契機に、アメリカでは人種差別の解消を求める公民権運動が活発になっていきます。

公民権運動時代のアメリカに興味がある方は、映画『ザ・ハリケーン』がオススメです。デンゼル・ワシントン主演の骨太映画で、当時の冤罪事件を扱った映画です。



さて、このページで紹介している『オバマ大統領演説』ですが、CD付きで、オバマ演説がたっぷり収録されています。

2009年1月の大統領就任演説や経済対策演説ほか、2008年11月の大統領選挙オバマ勝利宣言など、オバマ氏が大統領になる前の演説も収録されています。テキストも全文掲載、読み応えもたっぷりです。

こんな感じです。
本のテキスト

演説の全文+重要単語の訳、テキストの和訳という構成です。収録されている英文の量はかなりあるので、読みきるのに時間がかかります。

せっかくの演説なので、CDをかけながら、目でテキストを追っていくと臨場感が味わえ、よい感じです(オバマ大統領の話し方は味がありますね)。

ところで、『オバマ大統領演説』は、オバマ氏のほか、リンカーンやルーズベルト、ケネディなど、アメリカの歴代大統領の有名な演説も収録されています。

リンカーンのゲティスバーグの演説、ケネディ、ニューディール政策で有名なフランクリン・ルーズベルト大統領など、アメリカの有名大統領の演説を味わうことができます(大統領ではありませんが、キング牧師の「I have a dream!」も収録されています)。

本の中身

リンカーンの有名なゲティスバーグの演説も。

「government of the people , by the people , for the people」
(人民の、人民による、人民のための政府)

リンカーンの写真

他、読んでいて面白かったのはジョン・F・ケネディの演説です。

「And so, my fellow Americans, ask not what your country can do for you; ask what you can do for your country. 」
(アメリカの同胞よ、国があなたに何をしてくれるかではなく、あなたが国のために出来ることを問え。)

有名なセリフですが、トム・ハンクス主演の映画『フォレストガンプ』を観ると面白いと思います。

この本で英語を勉強するのも楽しいですが、アメリカという国の歴史を勉強して、それぞれの大統領が、「なぜそのような演説をしているのか、なぜそのような話をするのか、その意図は何か」に注目すると、もっと楽しくなると思います。

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