ホーム > 英語本レビュー > 上達の法則

伸びる人はココが違う!


本の基本情報
タイトル:上達の法則―効率のよい努力を科学する
(リンク先はアマゾン、読者のレビューを確認できます。)
著者:岡本浩一
ページ数:P235
出版社:PHP新書
発売日:2002年5月

本の説明
認知心理学などの学術的研究に基づき、「効率的な努力」を科学的に分析。伸びる人のパターン、考え方が分かる1冊。

主な感想
「毎日勉強していても、なかなか努力が結果につながらない。それが、あるときを境に急激にレベルアップする。」

私はこのような経験をしてきました。それで、ずっと不思議に思っていました。

自分の体験から、

「人の成長にはパターンがある?」
「目標を決めて、それを達成できるケースは?」
「ダメになるパターンは?」

というような疑問が頭から離れませんでした。そんな折、ネットで見つけたのがこの本、『上達の法則』です。

この本は、心理学による分析に基づき、科学的に上達することを分析した1冊です。読みやすく、スラスラ読むことができました。文章も分かりやすいです。

以下、「ピン!」ときた内容を抜粋します。

・「上達には法則がある。近道ではなく、法則がある。その法則が把握できている人は、努力の効率がよい。」(P19)

・「世の中には、上達とはなにかということを、自分なりにつかんでいる人がいる。たいていは、若いころにひとかふたつ深く打ち込んだことのある人で、その経験のなかから、上達に必要な練習のしかたや目のつけどころを知っている人である。」(P25)

・「とにかく、なにかひとつのことに心理的にコミットし、深く身につけてみようとすることが大切である。」(P35)
⇒「一芸の習得を通じて、上達する過程を体得できる。」ということ(管理人による注釈)

・「上達はたんに時間や努力の量だけでは達成できない。そこに努力すること、ひいては生きることのロマンが存在するのである。」(P231)

たしかにそうなんですよね。何かを極めると、他のことを始めても、結構スイスイいくんです。これは多分、何か1つのスキルを身につけていく過程で、上達のコツというか、学習ノウハウを体得するからかもしれません。

たとえると、1つの井戸を深く掘ることで、その井戸が他の水脈につながっている感じでしょうか。

他、私が読んでいて気になった内容です。

【上達のステップ】
1・はじめてみる
(はじめることは、「なぜか分からないけど、心を惹かれること」を選ぶ!)
2・入門書を読む
3・練習、学習するペースを決める
(「週1はあまり上達しないので、まずは週2くらいがいい」というのが著者の意見)

【上級者と中級者の違い】
=すでに覚えているものの量の違い

【スランプの原因と対策】
・肉体的、生理的原因
・プラトー型停滞期
(上達は直線ではなくノコギリのように上下しながら進む。)
など

【道具にお金をかける】
・いい道具を使えば、上達への意欲が高まる
・お金を出すことで、自分にコミットをする
(上達への生贄のようなもの)

最後になりますが、著者は英語についての上達法に詳しく、いくつかアドバイスが掲載されています。本書に紹介されている英語の習得法については、暗記を重視した学習法を提案されています。

具体的には次の方法です。

・長めの長文を丸ごと暗記する
・5,000語ほどの単語を暗記する

暗記をすることにより、必要な基礎知識がモノになる。それにより、英語の習得が容易になるという考え方です。

やっぱり、どの分野であれ、基礎工事なしに上達はありえないかもしれませんね。

自分なりの独学法、上達法を身につけたい方は、読む価値がある本だと思います。

関連情報
英語という投資

<<書籍レビュー一覧へ

スポンサードリンク