なぜ英文法の問題集は同じものを「2冊」買うのか?

この方法はおすすめ!

前回の文法は問題集で覚えようでご紹介した、英文法を問題集で身につける方法の補足です。

当サイトが英語の文法を覚えるためにおすすめする方法は、同じ問題集を2冊買ってその問題を徹底的に暗記していく方法です。

なぜ同じ問題集を2冊買うのか?その理由がこちらです。

・暗記を徹底させるため(学んだことを確実に身につけるため)

・努力のコスパが良い

1冊の問題集をやり切ったら、「英語が伸びた」ような錯覚を覚えます。達成感はありますし、たくさん勉強した気持ちになります。

それはそれで素晴らしいのですが、本当に大切なことは、「勉強して覚えたことをアウトプットでき、かつ実際に使うことができるか?」ということです。

1回勉強しただけでは、本当の力はついていません。徹底的な反復とアウトプットによって、学んだことが実力になるのです。

1つの文法書問題を徹底的に解いて暗記し、それが完璧に解けるようになって初めて、学んだことが身についたと言えると思います。

このため、以下に効率的に英文法の知識を身につけ、それをものにするか?取り組むときは投資する努力と得られる効果のコスパを考える価値があります。

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英文法問題集の選び方&使い方

それではここから勉強を始めるまでの手順についてかんたんにご紹介します。

まず自分のレベルに合う英文法問題集を書店やネットで探します。このとき、同じものを2冊購入します。使い道は下記の通りです。

1冊目(Aとします):暗記用

2冊目(Bとします):確認用

まず、1冊目の英文法問題集Aの「答えを確認しながら」問題集に直接、回答を書き込んでいきましょう。なぜなら1冊目の文法書Aは暗記するための書籍です。徹底的に書き込んで、使い倒しましょう。

なお、勉強をスムーズに行うために、英文法問題集は問題と回答が別々になっているタイプ(数学で言えば「チャート」のような形式がよいと思います)がおすすめです。スムーズに勉強ができるからです。

また、あなたが英語パーソナルコーチングなど、誰かのアドバイスを受けずに独学で英語を学ぶ場合は、あなたが「分かりやすい!」と感じる解説がついている問題集を選ぶのがベターです。

関連記事:今すぐ分かる!英語パーソナルジムの特徴&効果

おすすめの問題集をご紹介します

個人的にレコメンドしたいのは桐原書店が出版している大学受験用の文法問題集がおすすめです。

理由としては、解説が分かりやすく、問題を暗記する=イディオム・文法の理解度が上がるという作り方がされていて、分かりやすい工夫がこなされているからです。

私も合計4冊ほど勉強した経験があって、個人的には、桐原書店の文法問題集が一番使いやすいと感じています。

・全解説頻出英熟語問題1000×2冊

・大学入試英語頻出問題総演習×2冊

これらを使うことで、イディオム、文法、定番の英語を効率的に覚えることができます。特にTOEIC受験を見据えている方は、ここで覚えた英語が基礎になってきます。

あなたがこれから英語をゼロからやり直す場合や、英語が苦手な方は、高校受験向けの文法問題集の方が取り組みやすいかもしれません。

使い方としては、同じものを2冊購入し、次のような方法で英語をストックしていきます。

1冊目A:解説を観ながら、答えをガンガン書き込んでいく。

2冊目B:問題集で理解度・暗記度をチェックする。このとき、暗記を確認するとき(理解度を調べる)は、白紙を用意して、テスト形式でチェックする。

こうすることで、確実に知識を吸収しつつ「何となく問題を解いても正解できる」スキルを育てることができます。この方法は、他の勉強法にも応用することができます。

「二刀流」学習 覚え方のコツ

同じ英文法問題集を2冊を使いこなす2刀流学習ですが、ここからはより効率的に暗記が進むコツをご紹介します。勉強時間は1日30分、週に5日とします。

まず1日何ページやるかを決めます。ここは、無理のない範囲にしておきます。基本的に頑張りすぎ、飛ばしすぎは途中で嫌になります。あくまで、「ちょっと頑張れば出来そう」な範囲でおさえます。

私の場合、大学受験時代、桐原書店の「大学入試英語頻出問題総演習」を1日5ページやると決め、実行しました。

このとき、自分で解かず答えを見ながら単語や文法をストックしていきます。どんどん1冊目の問題集に書き込んでいきます。そしてその日のうちに進んだページをパッと復習します。

書き込んだ解答を見ながら、文法の仕組みを暗記していきます。こうした勉強を4日、続けます。残りの1日を復習に時間を割きます。1度やったことなのでサクサク進むと思います。

ある程度暗記できたなら、テスト形式でチェックして、間違った問題だけを徹底的に復習していきます。ノートに書き写しておくのもよいでしょう。

難しいのなら、無理に暗記する必要はありません。「こういう感じかぁ」と気軽に考え、何度も復習しましょう。そのうち、「理解できた!」という瞬間が必ず来ます。

2冊同じ問題集を用意しておくことで、徹底的な反復学習ができるようになります。使い込んだ暗記用の1冊を、あなた専門の文法書になるくらい使い倒しましょう。

まとめ

ここまでのまとめです。当サイトが英語の文法を覚えるためにおすすめする方法は、「同じ英文法問題集」を2冊買って、

1.一冊目を覚える用として使用

2.二冊目を復習用として使用

として使いこなすことです。

この方法によって、英文法を理論ではなく「実際どう使われているのか?」を確認しつつ、必要な知識を効率的に覚えていくことができます。

具体的な書籍としては、桐原書店が出版しているものがおすすめです。興味が湧いた方は実際に書店に行って内容を確認してみてください。

最後に

以上、英文法問題集2冊を使いまわす勉強法をご紹介しました。

必要なのは文法問題集2冊なので、自分のペースでコツコツ勉強できます。英文法問題集で覚えた知識は英会話にも使える内容が多いので、やった分だけ効果が期待できます。

大切なのは、必要な知識を覚えて、それを忘れず、自分の知識として完全にものにすることです。そのための効率的な方法として、同じ問題集を2冊用意し、使い回す方法をご紹介しました。

コツコツ続けていくのは時間がかかるかもしれませんが、やればやるだけ、確実に知識が身についていきます。独学で英語に取り組む方にオススメです。ぜひ、参考にしてみてください。

追記

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