一段上の英語力を目指すならやっぱりコレ!
英語教育大手、アルクのベストセラー講座1000時間ヒアリングマラソンに取り組んだ感想&体験談をまとめたページです。
購入後に感じたこと、使いやすさや1年間のマラソンを終了した上で実感した効果など、教材の評価をまとめています。
1000時間ヒアリングマラソンに興味をお持ちの方、購入を検討されている方は、一つの情報として参考になれば幸いです。
基本情報
全般的な感想
海外旅行が決まり、現地で困らないくらいの英語力を伸ばそうと思い、1000時間ヒアリングマラソンにチャレンジ。
英語学習者の評価の高い定番教材で、本腰を入れて英語に向き合うにはピッタリの内容。
1000時間ヒアリングマラソンは英語教材ランキングで常に上位に名前があがる人気講座ですが、実際試してみてその理由に納得。
テキストや英語音声など教材の質はもちろんのこと、ボリュームも文句なし。受講を開始すると、毎日大量の英語に触れることになります。
講座を開始後、1日のうちに勉強する課題がたくさんあり、最初それらを片付けていくことはかんたんなことではありませんでした。
とはいえ継続は力なり。1000時間ヒアリングマラソンを受講することによって、日々の「習慣化」がいかに大切か。まざまざと実感することができます。
受講スタート
ここからは1000時間ヒアリングマラソンの内容を具体的にご紹介します。
受講開始後、毎月新しい教材が送られてくるので、気分を変えて英語を続けることができます。
まずは有名英語雑誌のイングリッシュジャーナル。こちらは本屋さんでも入手できます。
学生時代、イングリッシュジャーナルは毎月読んでいましたが、相変わらずボリュームがすごい!
この教材を読み切る+付属の音声で勉強するだけでも、かなり時間がかかります。
英語に役立つコラムを始め、毎月英語の読解力を強化するための長文を掲載。英語を読みながら、どんどん英単語を覚えることができます。
個人的にはこちらのスピーチのトレーニングが好き。英文には和訳もついているので分かりやすいです。
続いてこちらが1000時間ヒアリングマラソンのメイン教材。
聞き取りを中心にして、英語力を徹底強化していきます。
受講を開始すれば、イングリッシュジャーナル+メインテキストで英語力アップ。
ヒアリングマラソンのテキストだけでも、ちゃんとやろうとすると、結構たいへんです。ボリュームがある分、時間はかかります。
基本的に要求される勉強量はかなり多く、驚くほど英語漬けの日々を送ることができます。
ただ、勉強量は多いですが、テキストに「こうやってやってください」という分かりやすい説明が乗っています。なので、そのとおりにやっていけば、勉強の指針で迷うことはないでしょう。
毎日カリキュラムにしたがって、やるべきことを進めていくことができます。
1000時間ヒアリングマラソンの進め方
基本、音声と専用テキストで勉強します。
まずは簡単なトレーニング。音声を聞きながら英語の音を聞き取ります。音声を流すと、これらの英単語が1つ1つ流れます。音声を聞いて、発音を丁寧に真似していきます。
この1000時間ヒアリングマラソンのトレーニングにおいては、「3ラウンドシステム」というアルク独自の英語習得法に基づいてトレーニングを進めていきます。
これは、3ステップで英語を聞き取り、深く理解していく方法です。「最初は浅く、だんだん深く」というイメージでしょうか。
英語を聞いて、大枠→細部と理解を深めていくことができます。
3ラウンドシステムによって、最初は分からなかった英語が、驚くほど理解できる仕組みになっています。
私の場合、この方法でテキスト&音声を使い倒しました。
1000時間ヒアリングマラソンの効果的な使用法
1・耳慣らし
英語をより正確に聞き取るためのステップ。各トラックごと、課題がのっています。それをクリア&理解しながら、英語をどんどん聞いていきます。
2・英語を聞きまくる
次は口語表現やビジネス英語など、幅広い素材で英語をリスニング。スクリプトを確認しながら、何度も音声を聞いていると、自然と英語が聞き取れるようになっていきます。
3・スクリプトチェックで理解度を深める
リスニングで英語を聞き取ったら、テキストでスクリプトをチェック。分からないところ、聞き取れないところを、徹底的にリピートして英語を聞きます。
単語帳で復習。覚え漏れを防ぐ
勉強の仕上げとして使うのがボキャブラリーブック。こちらはイングリッシュジャーナルの連載コンテンツをまとめものです。
重要な英単語とイディオムをまとめて確認することができます。「精選ネイティブが好んで使う頻出重要英単語」で英会話向けの語彙力アップも。
A~Yまで、重要単語をまとめてチェックすることができ、英語の例文もついているので、暗記しやすくなっています。
単語+日本語+例文というシンプルな構成に。
このような感じで、1000時間ヒアリングマラソンはサブ教材のボリュームも満点。教材の充実度とカリキュラムの質に関しては納得できる内容になっています。
月に1度、実力チェック
月ごとに届く教材で英語力アップ。そこで重要度が高いのが月1の実力テスト。
1000時間ヒアリングマラソンでは、マンスリーテストという名の実力テストがあって、どれくらい英語力が伸びたかを診断することができます。
月1のテスト HEMHETで実力チェック。
締め切りまでに問題にトライ、専用のマークシートに答えを記入、郵送します。
1000時間ヒアリングマラソンのマンスリーテスト用です。
内容ですが、トーイックに出題されるような問題が中心でした。全26問、全て選択式の問題です。
1000時間ヒアリングマラソンをやりこんで、マンスリーテストで実力をチェック。トーイックの試験対策になると思います。
ちなみに、「今月の課題」というコーナーもあるので、それに挑戦するのもOK。問題を解いたら、こちらの封筒に入れて郵送します。
課題を解いて郵送後、1ヶ月くらいに結果が届きます。マンスリーテストのスコアと評価。一問ミス・・・、無念!
パートごとのスコアと評価、ヒアリング時間がのっています。
答えは正答率と分かりやすい説明が。これなら自分で復習もできるので、とても勉強になります。
スコア分布で自分の実力チェックもできます。
1000時間ヒアリングマラソンのマンスリーテストはなかなかいいなと思いました。
ヒアリングマラソンで勉強→マンスリーテストを受ける→実力判定→もっと頑張ろう!
という感じで、どれくらい自分の実力が伸びているかを、毎月チェックすることができます。ほかの参加者の方の平均なども分かるので、「自分も頑張ろう!」という気になります。
追加情報
2018年4月、テキスト&コーナーが一部変更され、新しいトレーニングができるようになっています。
今回変更されたのは、「3ラウンドで耳づくり」というコーナー。これがもう少し易しめに英語に取り組める「英語スケッチング」というコーナーに変更されています。
これは聞き取った英語を映像化するためのトレーニングができるコーナーで、このスキルによって、より英語を正解に理解できるようになるトレーニングになります。
私も実際に2018年4月のヒアリングマラソンのテキストでこの「英語スケッチング」に挑戦しました。
ステップの手順は5つ。
1・頭のなかで英語をスケッチング(イメージ化)する
2・紙に書いて英語をスケッチングする
3・表現をチェックする
4・再度英語を聞いて、より深く英語をスケッチングする
5・スケッチした英語を説明できるようにする
この5つです。
最初は少し難しかったものの、7回繰り返したところで、英語がぱっとイメージで理解できるようになりました。
正直、慣れるまでは簡単ではありませんが、慣れれば自然にできるようになります。
個人的にこれから1000時間ヒアリングマラソンに挑戦する方には、おすすめできるコーナーになっています。
1年間完走した感想と評価です
1000時間ヒアリングマラソンのまとめと感想です。
評価の高いアルクの定番講座だけあって、質の高い素晴らしい内容。さすが100万人突破の人気講座だけあります。
ボリュームがすごいので勉強量は増えましたが、教材の内容が面白いのでそれほどイヤにはなりませんでした。
イングリッシュジャーナルは読むだけで面白くて、英語圏の旬の話題をチェックするのが楽しみになります。
1000時間ヒアリングマラソンのオリジナル教材も質&量ともにタップリなので、じっくり英語に取り組めます。
やり切るのはかなり時間が必要ですが、1000時間ヒアリングマラソンをしっかりやれば、やった分だけ実力アップが期待できると感じました。
とはいえ正直に言って、1年間ずっと続けるのは楽なことではありませんでした。この点、「誰にでもおすすめできます!」と言うことはでいません。
ただ一つ言えるのは、あなたが何らかの理由で本気で英語力アップを目指しているなら、1年間1000時間ヒアリングマラソンを頑張る価値はある、ということです。
講座を続けていくことは楽ではないですが、その報いはあります。このページではそのことを、強くお伝えしたいところです。
良かった点
・教材の質良し。テキスト&音声、ともに永久保存できる。
・様々な方法で英語が聞き取るトレーニングができる。
・シャドウイングやリピーティングなど、英語を話す練習も可能。
・毎月旬の教材が届くので飽きずに英語の勉強を続けられる。
悪かった点
・英語初心者には向かない。(TOEIC500点以上の方推奨)
・教材をやりきるには時間が必要。「聞き流し」など気楽には取り組めない。
まとめと評価
ボリューム満点の英語講座。toeic高得点者が選ぶ 「役に立った教材」に選ばれるのも納得。
勉強する時間を確保し、教材をやりこむのはそれなりに大変でしたが(かなりしんどいです)、やり切る価値のある講座です。
英語耳を作るのは、この1000時間ヒアリングマラソンを毎月真剣に取り組むのが一番効果的かもしれません。
ただ、ある程度の英語力がない難しいので、初心者の方はヒアリングマラソンの初級コースから始めるのが安心です。
「1日3時間でもなんでもいいから、教材は毎月しっかりやってみせる!」
という、本気で英語に取り組みたい方には、素直におすすめできる講座です。
1000時間ヒアリングマラソンの総評(トータルの評価)
項目 | 10段階評価 | コメント |
英会話初心者 おすすめ度 | ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ | 全くの英語の初心者の方には難しいと思います。 「ある程度英語は読めるが、聞き取り&会話ができない」という方にピッタリ。 本格的に英語力を伸ばそうと思ったら、この教材が力になるでしょう。 |
値段と価値 | ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ | 費用対効果は文句なし。毎月送られてくるイングリッシュジャーナルも面白いですが、1000時間ヒアリングマラソンの専用教材(テキスト&音声)が特にいいと思います。 様々な英語教材ランキングで評価の高い教材ですが、実際に使ってみて納得。 |
使いやすさ | ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ | コースガイドがあり、テキストも使用法が分かりやすく記載されています。 また、カリキュラムも充実しているので、どうやって1000時間ヒアリングマラソンに取り組むのか、迷うことはありませんでした。 |
英会話 総合 | ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ | ヒアリング力を強化、シャドウイングなどのトレーニングを続ければ、日常英会話力を身につけることができると思います。 |
スピーキング | ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ | スピーキング専用教材ではありませんが、教材でたくさん英語を聞けば、将来的にスピーキング上達に役立つと思います。 |
リスニング | ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ | 英語耳を身につけるなら1000時間ヒアリングマラソンが一番かもしれません。 専用の音声を毎日聞いて、毎月教材をクリアしていけば、講座終了後に実力アップが期待できます。 |
リーディング | ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ | 教材付属のイングリッシュジャーナルで毎月様々な英文を読むことができます。 様々なジャンルの英単語も目にすることになるので、リーディング力のアップも期待できるでしょう。 |
グラマー | ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ | テキストが丁寧に作られており、英文法の基本的な説明も。分かりやすく勉強できます。 |
以上が1000時間ヒアリングマラソンの教材の体験談&評価になります。
ボリューム満点。
本気で英語に取り組みたいとき、ヒアリング力アップを始め、TOEICのスコアアップ、英会話、様々な英語力アップが期待できます。
正直誰でも簡単に継続できる講座ではありません。しかし努力は結果を裏切らないこと。継続することは英語力アップのために最強の効果が期待できること。
あなたがそれを実感したいなら。1000時間ヒアリングマラソンに挑戦する価値があります。ぜひ参考にしてみてください。