TOEIC980点、30歳でアメリカ留学、大学院で学位を取得した著者の驚きの勉強法を完全公開!
これが英語ができる人の勉強法!
主な感想
TOEICのハイスコア保持者かつ、アメリカの大学院(ニューヨーク州立大学アルバ二ー校)でMBAを取得した著者の勉強ノウハウです。
本屋にフラッと寄ったとき、目にとまりました。気になったので購入、即完読しました。
本の冒頭、著者は、なぜ勉強が必要なのか、その理由を説きます。
そして、勉強習慣を身につけるための、行動方法を示します。例えば、読書の方法、時間の捻出法、勉強の計画法などです。
勉強の必要性については、もはや言うまでもないでしょう。
今のご時世、将来の保障など、どこにもありません(特に若い世代)し、もしも、将来に対する確実な保障があるとすれば、それは、自分への投資でしょう。
英語=将来の自分への自己投資
個人的には、自分の脳みそにお金を使って、社会がどんな風に変化しても柔軟に身を処せる、変化に対応できる自分を作るのが、勉強の意味だと思っています。
でも、功利主義的な勉強観は横に置いて、コツコツ勉強していると、単純に面白いです。
自分の頭がよくなっていくのが目に見えて分かりますし、考え方のクセ、モノの見方、感性、感情の安定感など、本当にメリットがあります。
『「1日30分」を続けなさい!』の場合は、勉強=自己投資、すなわち功利主義的な勉強、自分の脳みそに投資すれば成功できる的な立場の本。
なので、具体的な結果を出すために勉強したい人は一読してみるといいかもしれません。
【個人的なメモ】
私が読んでいて面白かったのが、P35に掲載されている読書の方法についてです。
・勉強を始めるにはタイミングがあること
・本は買ったらその日のうちに読むこと
・つまらない本はひとまず読むのをやめること
(「つまらない」と思った本を後日読むと、「面白い」に変わることもあります)
・迷ったら買うこと
など、すぐに実践できるアドバイスがまとめられています。
英語学習者向けのアドバイス
著者はアメリカの大学院でMBAを取得、TOEIC980点所持の英語の達人。
『「1日30分」を続けなさい!』のP148では、どのように英語を勉強したらいいか、アドバイスが掲載されています。
以下、一部を引用します。
・英語ができない原因の大半は勉強量が足りていない。
(最低限、年間で750時間~1000時間は勉強する。)
・英会話は基本のフレーズを暗記する。
・英文を毎日30分ほど読む。これを習慣にする。
・最後に頼れるのは自分。独学する意思を持つ。
『「1日30分」を続けなさい!』を読んでいて「すごいな」と思ったのは、著者が20代、読売新聞カメラマン時代のとき、激務の合間を縫って、勉強を続けていたのを知ったときです。
新聞記者は本当に激務だそうで、ハードな仕事の合間にも勉強を続ける、その意思の強さがすごいと思いました。
正しい勉強法、ノウハウも大切かもしれませんが、最後にモノを言うのは、強い意志、はっきり言えば、「やってやるぞ!」というプリミティブなパワーかもしれませんね。