『英語上達完全マップ』のレビュー

基本情報

タイトル:英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法

著者:森沢洋介(『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』の著者)

ページ数:294P

出版日:2005年10月

本の説明

英語をマスターするには、どのように計画を立て、どのように勉強していけばいいのか?英語習得の具体論を公開している一冊。

評価(☆5つが最高得点)

分かりやすさ:☆☆☆☆

充実度:☆☆☆☆

難易度:☆☆☆☆☆

初心者向け度:☆☆☆☆

この本について

「英語を一からやり直したい。」

「本格的な英語力を身につけるために、何をどう勉強したらいいのか知りたい。」

というときに参考にしたいのが『英語上達完全マップ』。英語習得の考え方、勉強法が具体的に書かれている本です。

明確なto doリストがある本は良書であることが多いですが、この本も例外なく、英語を習得するために何をすればいいのか、どのようにやればいいのかが具体的に書かれています。

この本の良いところは、英語に対する「キレイ事」がないところです。本の最初から、建前抜きの本音の英語習得論から始まるのですが、これがいい。

内容はというと、「英語を覚えるためには、幻想を捨て現実を直視したほうがいいですよ」というもの。

このような感じです。

英語が上達する人は?(P27)

・英語が上達する基本トレーニングを知っている。

・基本トレーニングをしっかりやっている。

これは幻想(P36~40)

・英語は日本語を覚えたように自然に身につく。

→大人が言葉を覚えるプロセスと、子どもが言葉を覚えるプロセスは別物。大人の場合、英語は努力なしには身につかない。

・短期で英語が身につく裏ワザがある。

→そんなものはありません。良い教材を使っても、勉強量と時間が必要。

・英語圏に留学すれば英語が身につく。

→場合による。基礎なしで海外留学しても、英語が身につかない場合が多い。

このような感じで、「英語?そんなもの、これをやれば1週間でマスターできますよ!」的な内容はありません。誠実な内容です。

英語に対する幻想を捨てた上で、「ではどうやって勉強すればいいか?」という内容に入ります。

上達のポイント(P44)

・文法、構文、語彙力を知識として習得する。

・覚えた知識を使うトレーニングをする。

・英語を使う場面を作り、覚えたこと、練習したことを実用できるようにする。

実際のトレーニング法

・音読パッケージ。音読に加えリピーティング、シャドウイングなどのトレーニングをはさむ。

・短文暗唱、瞬間英作文

・文法知識の習得(高校、大学受験、TOEICやTOEFLの問題集を活用)

・英文の精読

・語彙力強化

このような感じで、英語上達のポイントから、スピーキングからリスニング、グラマー、リーディング、ボキャブラリーまで、何を勉強するのかが分かりやすくまとめられています。

本書には何をどうやるか、具体的な方法が書かれていますページ数も多く、内容も濃いので、個人的にはとても勉強になりました。

英会話教材を使うにしろ、トレーニングするにしろ、「どうやって英語を勉強するか?」は上達に直結する重要なファクター。

英語を本格的に取り組むには、この本を参考にして、勉強に取り入れると良いと思います。

本の購入はこちら

英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法