10ヶ国語を独学でマスターしたというエリート商社マンによる英語学習法がついに公開。
英語の勉強に悩んだらこの本でやり方を研究!
この本について
どうやって英語を勉強すればモノになるのか、その王道的な方法について書かれた本。
著者は東大卒のエリート商社マンで、独学で10ヶ国語をモノにしたという語学の達人。
この本では、
「日本の英語教育はここがおかしい。小学校から英語の真似事教育は反対。それなら国語に時間を使う方がいい。日本人が英語を学ぶ前提が自発性。自分から英語のCDを聞いて発音練習したり、和文英訳したり、自分から英語をモノにしようという意欲がないとダメ!」(P42)
などの英語教育に関する考え方から、
「英語学習に辞書は必須。例文と用例の多いものを選び、辞書を引いたら例文を読むこと」(P49)
「単語帳作成はここに注意。キレイな単語帳を作ろうとせず、単語を紙に書きながら、口に出して発音すること」(P70)
「英語学習の初期段階では聞き流しは有効。ただし、言葉の発音やリズムに耳が慣れたら、聞き流しは卒業する」(P95)
など、どうやって英語に取り組んでいけばいいか、具体的なアドバイスが充実。
独学で英語を勉強するとき、どんな風に取り組んでいけばいいか、注意点は何なのか、参考にしたいアドバイスが満載の内容になっています。
人に独学の成果を見てもらう意味
個人的に印象に残ったは、著者の個人レッスンの体験。
「練習したことを英会話レッスンでアウトプット、それを教師に褒めてもらい、やる気になった。やっぱり褒めてもらうのは大切かも」(P127)
という内容が書かれているのですが、独学で英語に取り組む難問は、ここだと思います。
一人で英語を練習、しかし一人で取り組むがゆえに、モチベーションが上がったり下がったり。
「英語は一人で勉強しつつも(これが前提)、どこかで誰かと練習する機会が必要なのかもしれない」
そんなことを感じた本でした。
評価(☆5つが最高得点)
分かりやすさ:☆☆☆☆☆
充実度:☆☆☆☆☆
難易度:☆☆☆☆☆
初心者向け度:☆☆☆☆☆