作家の清涼院流水さんを中心に、TOEICで結果を出したい人たちの試みを記録した本。
TOEICで結果を出すためには一体どうすればいいのか。どのように勉強して、どんな準備をしてスコアを上げていけばいいのか。
様々な試行錯誤の末、参加者の大半がTOEIC300~400だった状態から、皆それぞれスコアアップ。中にはTOEIC900まで到達する猛者も登場。
会話調の本となっているので、読みやすく、内容がドラマのような臨場感あって面白いです。
ところどころ、TOEIC対策のヒントも見つかり、勉強するならぜひ参考にしたい考え方が満載。目標スコアを効率的に取得したい方には、学びが多い一冊です。
TOEICスコアアップのための勉強法
以下、個人的に気になった内容をご紹介します。
・対策の基本は新公式問題集。ここで知らない単語をなくすのがまず第一段階。新公式問題集をコピーして持ち歩き、分からない単語を四角で囲み、覚えていく(P16、26)
・リスニング上達のコツは新公式問題集のリスニングテキストをひたすら書き写していくこと。テキストを書き写すことで、単語が分かる。結果的に音も聞き取れるようになる。(P35)
・TOEICのスコアアップのために英文法は絶対に必要。特に品詞はしっかり理解する。文法が理解できれば、結果的にショートカットで実力がアップする。(P61)
・英語勉強法の理想は精聴+多聴、そして精読+多読。まずはしっかり英語を聴く。その上でたくさん聴く。さらに英文を丁寧に読む。そしてたくさん読む。(P69)
・英単語を忘れないコツは復習。復習して記憶漏れがないようにする。(P74)
詳しくは本書を参考にして欲しいですが、このような具合、ところどころ「その勉強法は参考にしたい!」というヒントが満載です。
最後に
TOEICは結果が全て。
いかに効果的に結果を出すか。そこに集中したいところ。そのために本書は自分を勇気づける上でも、やる気にさせる上でもとても役に立ちます。
「TOEICで結果を出したい!」
という方は、一読し、TOEICの成功のために何が必要なのか、本書を読んで参考にしてみてください。