中学の英語の授業が変わる!?文科省の英語教育改革プランについて

青空と校舎

「教員 私費で英会話受講も」

2014年1月6日の読売新聞の見出しです。

私費を払って英会話を学ぶ先生が増加。その背景には、文部科学省による、英語教育重視の方針にありそうです。

2013年末、文科省が小学校における英語教育を正式教科として「格上げ」することを発表。それに続き、2020年度から実施する英語教育改革プランを発表しています。

内容は次の通りです。

英語教育改革プラン
各学校 現在 2020年度からのプラン
小学校 小学5・6年、英語を親しむための活動が中心。 小学5・6年から、英語を正式な教科へ。コミュニケーション活動は3・4年から実施。
中学校 コミュニケーションを重視した英語力の育成。英検3級レベルを目標とする。 授業を原則として英語で実施する

コミュニケーション能力を重視。英検3級~準2級程度のレベルを目標とする。

高校 コミュニケーション能力を重視。準2級~2級程度のレベルを目標とする。 英語で討論や発表ができる能力を育てる。

コミュニケーション力や理解力を育てる。英検2級~準1級程度の英語力を目標とする。

小学校の英語教育については、こちらに書いたコラムの通り、英語の導入を早期化し、5・6年で英語を正式な教科にすることが決定されています。

個人的に一番驚いたのは、中学校の英語授業の改革プランです。今回の発表によると、教科としての英語指導に加え、原則授業をオールイングリッシュで行うことが改革プランに盛り込まれています。

習得状況の異なる生徒が1つのクラスに混在する公立学校で、英語を教えることに加え、授業自体を英語で行う。これはある意味スゴイ計画です。

だからでしょうか、英語の先生が私費で英会話スクールへ通っているという新聞の見出しになっています。

(日本の英会話スクールは競争が厳しいためか、サービスが充実しており、英会話重視の講座がたくさんあります。働きながら英会話を勉強するなら、英会話スクールの講座は便利かもしれません。)

オールイングリッシュの授業を公立中学で実現できるか

「本当に実行できるの?ちょっと厳しいのでは?仕事が特にきつい、荒れた学校に勤務されている英語の先生は大変だろうなぁ・・・」

というのが個人的な感想。

現実問題として、先生の英語力云々の話以前に、公立学校では、先生が授業をすることに集中できる環境が整っていないのが現状で、英語教育改革の前に、早急に解決すべき課題があるように思います。

それはさておき、中学校の段階で英検準2級、高校の段階で英検準1級程度を目標にするなど、全体的な傾向として、日本政府が英語力を重視した教育に力を入れているのは間違いありません

大学入学や就職など、英語力があることがメリットになることも多い今、本気で英語に取り組む人が、ますます増えていくことになるかもしれません。

(センター試験でTOEICや英検の資格保持者が優遇されることが発表されています。TOEICなら780点、英検なら準1級以上で特例扱いとなり、センター試験の英語が満点になります。)

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