「英語を話せるようになりたくて、英会話スクールに通い始めた。でも、講師のレッスンを受けていても楽しくないし、面白くない。講師との相性が良くない気がする」
そんなときはもしかしたら辞め時かも。今の英会話スクールを続けるか辞めるのか、迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
はじめに
まず最初に知っておきたいのが、英会話のレッスンで一番大切なのは結局、講師との相性です。
簡単に言うと、「この講師は良い。楽しい。次のレッスンが楽しみ」という場合は、1時間のレッスンが、まさに英語上達のための貴重な時間になります。
しかし、「レッスンがあまりおもしろくない。上達してる気もしないし、講師の先生が自分に合わない気がする・・・」という場合。
だんだん英会話スクールに行くのが楽しくなくなってきます。結果的に英語にも身が入らなくなります。せっかくお金を払っているのに、良い気持ちがしません。
このような場合は、事務局に行って講師を変えてもらうか、いっそ、別の英会話スクールを検討するのも一つの方法です。
レッスンは「タダ」じゃない!
英会話スクールはボランティアではありません。お金を払って通うものです。
面白くない。行きたくなくってきた。そんな状態で、英会話スクールに通っていても、良い結果にはなりません。
そこはわがままになっていいところです。なぜなら、楽しくない。通う気がしなくなってきた。それにはきちんと、それ相応の根拠があるはずです。
例えば、30代男性が英会話スクールに通っています。そこでは英語指導の経験豊富なネイティブの先生のレッスンを受けています。
レッスンの前は「今週はどうだった?」とかリラックスできる話からレッスンがスタート。簡単な内容から始まり、政治、サブカルチャー、会話の内容は多岐に渡ります。
おまけに講師が生徒の発言を引き出そうと努力しているので、会話も弾みます。時間がすぎるのが本当に早くて、まさにこれぞ英会話。とても充実したレッスンを受けることができます。
良い講師のレッスンを受ければヤル気も上がるし「英語を話す楽しさ」を味わえる。通う価値がある英会話スクールのレッスンは、「受ける価値」を実感することができます。
講師が変わればレッスンの質も変わる
一方で、「この講師のレッスンは・・・」という感想を抱くことがしばしばあります。
・髪の毛にフケがついていて清潔感にかけている
・話し声が暗い
・レッスンに明確な指導方針がない。
・カリキュラムが講師任せで「今日はどうする?」と生徒に聞いてくる
・言動にパワハラまがいの生徒をバカにするような冗談を言う
このようなレッスンに遭遇することもあります。
講師の質はその英会話スクールの格。「こんなレベルの講師を採用しているスクールは大丈夫なの?」と不信感を持ってしまった場合。
それまさに、「英会話スクールの辞め時」かもしれません。
ダメな英会話スクールを辞めても困ることは何もない
当たり前ですが、英会話スクールはたくさんあります。そのなかからわざわざお金を払い、貴重な時間を使って英語を習いに行っています。
それなら、そのお金と時間がムダにならない。価値があるところにお金を使いたいと考えるのは消費者として当然の話です。
ところが実際のところ、英会話スクールと言ってもその質は様々。良い講師を採用(最低限の常識を教育して)して、学習者のステップに応じた意図的なレッスンをしているところがある一方。
確固たる英語習得のノウハウや理念なく「英会話レッスンという形になっていればいい」と考えるような、お金を投資する価値を疑うスクールもあります。
この点、大手英会話スクールの方が最低限の基準がしっかりしているので、講師のムラは小さい傾向にあるとは言えます。
しかし結局通ってみなければ実際のことは分かりません。大手でも個人でも当たり外れは実際にあります。
なので、あなたが納得できないと思ったとき。続ける意味に疑問を感じたときはまさに辞め時。違う英会話スクールを検討するタイミングです。
おすすめなのはまず講師を変えてもらうこと
繰り返しになりますが、英会話のレッスンを受ける上で特に問題となるのはやはり、講師との相性です。
もちろんカリキュラムは用意されていますが、それを運用するのは講師です。どうしてもレッスンの質は講師に影響されます。
特に注意したいのはネイティブ講師のレッスン。
私たちは、ネイティブ講師=英語を習うのに一番であると考えてしまいますが、必ずしもそうとは言えません。というのは彼らは英語を話せますが「必ずしも英語を教えるプロとは限らないから」です。
例えばあなたは日本語を話すことができます。あなたは日本語を話せない人に日本語を教えて、彼らが無理なく日本語を話せるようにすることができますか?そのための方法を知っていますか?
そう考えれば、英語を話せる=英語指導の資格があるとは、必ずしも言えないことが分かるでしょう。
もっと現実的なことを言うと、ネイティブ講師のなかにはネイティブ云々は関係なく、「人としてどうなの?」というレベルの人が紛れ込んでいることも少なくありません。
日本人の生徒をバカにするような冗談を言う講師。生徒をナンパする目的で働いている講師。ガムをかみながらレッスンをする講師。
英語を教えることにプロ意識を持っているネイティブがいる一方、このような質に疑問を感じるようなネイティブがいることを、あなたがいくつか英会話スクールを見た経験があるならご存知かもしれません。
そんな英語指導に何の誇りもこだわりもないネイティブ講師に英語を教わるなら、英語の指導法や言語習得についての知識を持っているやる気のある日本人講師の先生に英語を習う方が、よほど効果的なレッスンを受けることができます。
だからこそ「申し訳ないけど、この講師は・・・」と感じたときは、それは素直にそう言う権利があります。別の講師のクラスに変えられるようなら変えてもらい、それさえ無理なら、すっぱり辞めてしまう方がいいでしょう。
最後に
英会話スクールを続けるべきか辞めるべきか。
このときは「上達」がその判断の基準だと考えられていますが、それより大切なのは、続けたいか。続けたくないか。そのシンプルな気持ちです。
講師が合わない。信用できない。英会話スクールに通うのが嫌になってきた。そういう、自分の正直な気持ちは決してウソをつきません。無理して続けていても、良い結果にはつながりません。
英会話のレッスンを楽しむことができていれば、上達云々関係なく、続けることができます。続ければ自然と英語も上達します。この意味で、続けたいか辞めたいか。そこが一番のポイントになってきます。
英会話スクールは様々。そして、英語を教えるネイティブ講師も様々。ぜひ、あなたが納得して英語に取り組めるスクールで。そして講師のレッスンで。英語を続けることをおすすめしたいと思います。
参考になれば幸いです。