英語を話せるようになるためには大切なのはバランス。リスニング力+スピーキング力+リーディング力+文法力の総合です。
このページでは、なぜ英会話習得のためにバランスが大切なのか?どのように英語を勉強していく必要があるのか?初心者の方向けに分かりやすくご説明しています。
これから英語を話せるようになるための勉強を始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1つは全て、全ては1つ
英会話を習得するためにまず優先したいのは基礎力を身につけること。
リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング、それぞれの分野で、ある程度きちんと基礎的な能力を身につける必要があります。
例えば、リーディングや文法知識が完璧だからといって、イコール英語が話せるかというと、あなたもご存知のとおり、それは現実的には難しい話です。
英語を話せるようになるためには「英語を勉強するだけ」では不十分で、コミュニケーションでの実践が必要です。つまり「英語を話した」「使った」という実体験です。
とはいえ、英語を話して使うためにも単語や基本的なグラマーといった知識は必要です。英会話フレーズ(チャンクなど)を丸暗記するなどの方法もありますが、応用がききません。
せいぜい使えるのは、簡単なあいさつやショップでの問答くらいです。いくら暗記した英文を話せても実際、それはスキルではありません。
ルールを理解して、それを使いこなせて、初めてスキルになります。そのためには、理解の伴わない単純な丸暗記では効果がありません。
この意味で、英語を話せる・使えるということは、英語運用能力= リーディング + ライティング + リスニング + スピーキングということなのです。
当サイトは英会話の初心者向けのサイトですが、これらの理由から、リーディングやライティング(グラマー含む)の学習法を掲載しています。
「英語を読む力、文法理解があり、そして、英語を聞き、話すことによって、初めてそれぞれの学習が1つの力になる」と考えているからです。
インプットとアウトプット
ここで英語学習を2つに分けたいと思います。
・インプット学習(=知識を自分のものにする勉強)
・アウトプット学習(=学んだことを使えるようにする勉強)
インプット学習
英語を話す基礎となる学習です。
英語独自のルール(文法)を学ぶことで、正しく英文を読み、書くことができます。日本人の大半は英語をまずインプットする学習をしています。
文法を学び、英文を読み単語を覚えて、英語のルールを自分の中に内在化していきます。
ここで自分のものにした知識が、実際の英会話に役立ちます。いわば、英語を話す下地(基礎)を作るための学習です。
→日本人が英語を使いこなせるようになるために必要なこと。インプットとは
アウトプット学習
正しい英文が書けるということは、英語のルールを理解できているということ、つまりインプットがしっかりしていることを意味します。
また、英語を話すということは、話すことのネタ(知識)を知っている必要があります。実際、知っていることを使えるとは限りません。
例えば、泳ぎ方を知っているからと言って、すぐにできるとは限りません。バタフライの方法を本で読んで知っていても、プールに入って練習しなければ泳ぐことはできません。
英語も同じです。空の器からは何も出てきません。しっかりインプットして、中身を入れておく必要があるのです。
そして、インプットした知識を使うことで、英語が話せるようになります。
つまり、英語が使えるようになるためには、インプットとアウトプット、両方をバランスよく学習する必要があります。
まとめると
基礎的な英文法を学び、適度に英文を読み、リスニングで英語に慣れます(インプット学習)。
次に、学習して覚えたことを実際に使います(アウトプット学習)。こうすることで、学んだことが実際に使えるようになります。
このように、英会話力というのはリーディング、ライティング、リスニング、スピーキング、様々な学習が1つになった総合的な能力なのです。
リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング、それぞれのセクションの学習に当たっては、トータル的なバランスを考えて、無理のない学習計画を立てましょう。
最後に
英会話を習得するために大切なこと。
それが英語の総合力。英会話のために役に立たないように思える英文法やリーディングも、実は英語を話せるようになる上で、とても大切な役割を持っています。
英語のフレーズを覚えて暗記することは確かに意味があります。ただそれだけではなく、英語の土台。根本的な知識を一から積み上げていく。
この地道なプロセスこそが実は、英語を話せるようになるために、とても大切なことです。ローマは一日にして成らず。ぜひ一歩一歩、着実に前へ進んでいきましょう。
初心者の方はぜひ参考にしてみてください。