ネイティブスピーカーが日常英会話で使うチャンク(chunk)。
チャンクとは、ネイティブスピーカーが日常英会話で使う短文です。簡単なチャンクを覚えておくことで、日常会話や海外旅行、ショッピングなど、場面に応じて、簡単な英会話ができるようになります。
基本的に、チャンクを暗記することは、一からスピーキングの実力をつけていく方法ではありませんが即効性が期待できるのが特徴。英語が苦手な方、初心者の方でも、チャンクを覚えた分だけ、「英語が話せた!」を実感することができます。
チャンクのメリット
チャンクは
Why don’t you ~
How are you ?
など、実際の英会話で使うフレーズが中心です。やるべきことは、チャンクを暗記して覚えるだけ。覚えたものは、すぐに実際の英会話で使うことができます。
また、文法を繰り返し勉強する必要があまりありません。「この場面はこのフレーズを覚える」というように、チャンクを覚えていけば、すぐに英語を話すことができるようになります。
この点、
「難しい理屈は勉強したくない。英語で簡単な英会話ができればいい」
「一ヶ月後に後海外旅行に行くので、最低限の英語を覚えたい」
など、すぐに効果を出したい場合、わざわざ英語を一から勉強するより、チャンクを暗記した方がある意味効率的かもしれません。
旅行ガイドに掲載されている「トッサの一言」を覚えるようなイメージでチャンクを暗記、すると、すぐに英語を話すことができます。
重要度の高いチャンクを暗記しておけば、実際の英会話も何とかなることが多いことは確かです。「この英語は使えそう!」というものだけでもサクッと暗記しておくと、すぐに役に立ちます。
この意味で、ある程度のチャンクをストックしておくことは、英会話を身につける上で、効果が期待できる方法の1つです。
注意点は本当の実力はつかないこと
ただし、注意したいこともあります。
基本的に、チャンクは丸暗記中心の英会話練習法。チャンクを暗記するだけでは、本当のスピーキング力は身につきません。
いくらチャンクをたくさん暗記しても、使えるのは暗記した場面・フレーズだけ。自分が考えていること、思っていることを英語で表現できる実力を身につけるのはかなり難しいです。
自分の考えや思っていることを適切に表現してコミュニケーションができる本格的なスピーキング力を身につけるためには、日常の勉強や文法の知識など、総合的な英語への理解が必要になります。
特にノンネイティブである私達日本人にとって、英文法への理解は重要。
ある程度文法を勉強していないと、自分で英文を作れません。当然、海外で友達を作る場合など、話題の幅を広げたいなら、コツコツ勉強した方がよいでしょう。
また、コミュニケーションは一人で行うものではありません。リスニング能力を磨いて、会話する相手の話すことを、正確に聞き取る必要があります。
チャンクの効果はあくまで一時的なもの。フレーズ暗記のスピーキングは、一時的な効果だということを覚えておいた方がいいかもしれません。
まとめると
以上、このページのまとめです。
チャンクは日常英会話で使える短いフレーズのこと。丸暗記しておくだけで、すぐに使える即効性があります。
覚えれば覚えるほど、すぐに「英語が話せた!通じた!」が実感できますが、それは限定的な場面でのみ使える英語ということを覚えておく必要があります。
私たち日本人は英語のノンネイティブ。チャンクを覚えるだけでなく、英文法を覚えて、英語の基本的な理論を習得していくことが大切です。
英会話を身につけるために、チャンクだけでなく英単語、そして文法。バランスよく取り組んでいくことが上達の王道です。
最後に
以上、初心者の方向けに、チャンクを覚えるメリットと注意点についてご紹介しました。
短期間で「英語が話せた!」を実感する方法として、チャンクを覚えていくことは確かに効果が期待できます。ただし、それはあくまで暗記した範囲だけ。王道は英語を勉強し文法を身につけ語彙力を高めていくことです。
「チャンクの暗記は必要な場面で効果あり!」をメリットを生かすことが大切です。ぜひ参考にしてみてください。
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