英語は覚えて使って習得!
アウトプットとは、覚えた英語の知識を実際に使ってみる実践的な学習を指します。
例えば、
・英語日記を書く(英作文含む)
・テキストを音読する
・会話でスピーキングする
などの活動がアウトプットになります。
インプットは英語の知識を頭に入れる事が中心の学習ですが、アウトプットの場合、自分から英語を使う、練習するなど、実践的な活動が含まれています。
アウトプットの前提
アウトプットを行うには、事前にある程度のインプット(基礎的な知識が身に付いていること)が前提になります。
いきなり、知識もなしに、
「英語で文章を書く」
「思ったことを英語で言う」
というのは、現実的にはかなり難しいと言えます。
そこで、効果的にアウトプットをする前に、テキストを読み単語を覚えたり、基本的な文法を覚えたり、ある程度のインプット学習が必要になります。
英語学習で大切なこと
アウトプット学習で大切なのが、「これは英語でどう言うのだろう?」というリハーサル。つまり、頭の中で英語を使う練習です。
例えば英語日記。日記を書く場合、日本語の表現を「英語でどう言うのだろう?」と考えます。
このプロセスは、言わば話す前の訓練になる(ただし、ある程度のインプット学習が必要です)ので、日記を続けていれば、将来的にスピーキングの訓練にもなります。
手軽に出来るアウトプット訓練としては、
・テキストを音読し、完全に内容を覚えるまで暗記する
・スクールで英語を話す
・文法問題集の例文を使い、日本語の文章を英語に変換して読む
などの方法があります。
英会話教材のなかにはアウトプットが意識されている教材もあります。
知識を頭に入れるだけで不十分?
現在、英語習得の研究では、
「英語はインプットだけで十分」
「英語はインプットとアウトプットで身に付く」
という2つの説が中心です。前者の理論の場合、
・CDを聞く
・リーディングする
などの学習が中心になります。一方、後者の場合、
・音読する
・英作文をする
・CDの音声をシャドウイングする
・英会話する
など、学習者の自発的な態度が求められます。
初心者の方は、必要に応じて、インプットとアウトプット、バランスよく取り組むことをおすすめします。これこそが、英語上達の秘訣です。
まとめ
アウトプットとは、インプットで覚えた英語を実際に使えるようにするためのトレーニングと言えます。
私たち日本人が、英語を中高(今では小学校から)で勉強しても使えるようにならない原因の一つが、アウトプットの不足です。
つまり英語は勉強するだけでは身につきません。勉強して身につけた英語を、実際に使うトレーニングをしてこそ、本当の意味で英語が身につきます。
そのカギがアウトプットなのです。
最後に
以上、英語学習における重要な用語「アウトプット」についてお伝えしました。
インプットとあわせてアウトプットを意識することによって、英語をより実用的に使いこなすことができるようになります。
繰り返しになりますが、大切なのは使うこと。
英語の勉強して知識を吸収する(インプット)→英語を話す書くetcして使う(アウトプット)。これがポイントです。ぜひ参考にしてみてください。