「英語を話せるようになりたい!」
「英語の勉強を始めてみようかな・・・」
そんな風に思っている英語初心者の方のために、この記事を書きました。
いざ勉強を始めようと思っても、
「まず何から手をつければいいの?」
「本当にこの方法で合っているの?」
と迷ってしまうこともあるかもしれません。
でも、英語学習をスムーズに進めるためには、「何をすればいいか?」の前に、「何を知っておくべきか?」を整理しておくことが大切です。
この記事では、これから英語を学ぶあなたのために、英語初心者が知っておくべき10のポイントを、基本から実践までわかりやすくご紹介します。
まずはこのアウトラインを確認して、あなたにとって必要な「TO DO」を1つずつ、無理のないペースで実行してみてください。
はじめにー英語初心者が学習を効果的に行うために知っておきたい10のこと
英語初心者が学習を効果的に進めるために、知っておきたいことがあります。それは、大きく分けて次の10の項目です。
1.アルファベットの理解
2.基本的な英文法と構文
3.語彙力
4.(最低限の)基本的な英会話フレーズ
5.リスニングの練習法と必要性
6.練習による理解の確認
7.学習リソースへのアクセス
8.無理のない学習プランの作成法
9.英語学習のモチベーションを維持する方法
10.英語圏に関する理解
英語初心者にとって、学びの「順番」はとても重要です。
そこでこの記事では、次のような3ステップに沿って、英語を学ぶうえで知っておくべきことをわかりやすくご紹介していきます。
Step 1:英語を学ぶ基礎(項目1~3)
Step 2:英語を使ってみる練習(項目4~7)
Step 3:学習を継続するための工夫(項目8~10)
この流れに沿って学ぶことで、英語の学習を無理なく、自分のペースで進めていくことができます。それでは、順に見ていきましょう。
英語を学ぶ基礎
アルファベットの理解
英語学習のいちばんの基礎は、アルファベットの理解と発音です。読み書きはもちろん、リスニングや会話の力も、この基礎がしっかりしているかどうかで大きく変わってきます。
英語の音は日本語と異なるため、「a」「e」「i」「o」「u」などの母音の発音や、アルファベットの音の特徴を正しく覚えることが大切です。
特に初心者のうちは、「アルファベットの名前」だけでなく、「実際に単語の中でどう発音されるか」に注目して練習しましょう。
たとえば、「a」は「エー」と読みますが、単語の中では「ア」「エ」「エイ」など、いくつかのパターンがあります。
最初は迷うかもしれませんが、音の違いを意識することが、リスニング力や正しい発音につながっていきます。
基本的な英文法と構文
英語で「意味のある文」を作るには、単語を知っているだけでは足りません。文法や文の構造(構文)を理解することがとても大切です。特に初心者にとって、文法は英語力の土台になります。
英語の基本文法では、次のような内容をまず押さえておきましょう。
・品詞の役割(名詞、動詞、形容詞、代名詞など)
・基本的な文の形(例:主語+動詞+目的語)
・時制の使い分け(現在形、過去形、未来形の違い)
・疑問文・否定文の作り方(Do/DoesやDon’t/Doesn’tなど)
・冠詞(a, an, the)や前置詞(in, on, at など)の使い方
これらを少しずつ学ぶことで、「自分の言いたいことを英語で言える」ようになっていきます。最初は中学英語レベルのテキストやアプリを使い、例文と一緒に学ぶと理解しやすくなります。
語彙力
語彙力は、英語で自分の気持ちや考えを伝えるための「道具」です。
相手の言っていることを理解するにも、自分の言いたいことを表現するにも、単語を知っていることは欠かせません。
初心者のうちは、「使える語彙」から覚えていくことが大切です。すぐに会話で使える単語を中心に、次のようなカテゴリーに分けて覚えると効率的です。
・基本の単語(あいさつ、家族、職業、日常生活に関する言葉)
・数字・時間・日付(例:one, two, morning, Monday など)
・感情を表す言葉(happy, sad, excited など)
・場所や交通手段(bus, train, school, park など)
一度にたくさん覚えようとせず、日常生活で目にしたとき・使いたいときに少しずつ覚えるのがコツです。カードアプリや絵で覚える教材もおすすめです。
英語使う練習
(最低限の)基本的な英会話フレーズ
英語を話せるようになるために、まずはよく使う会話フレーズを覚えておくのがおすすめです。
少しでも会話ができると、「通じた!」「話せた!」という実感が得られ、モチベーションも自然と上がっていきます。
次のようなカテゴリごとに、よく使われる表現を少しずつ覚えていきましょう。
自己紹介
例)”My name is [名前].” / “I am from [出身地].”
初対面の会話では必須のフレーズです。
あいさつと質問
例)”How are you?” / “What’s your name?” / “Where are you from?”
挨拶はどんな会話の始まりにも使えます。
買い物や食事のとき
例)”How much is this?” / “I’d like a coffee, please.”
海外旅行などでもすぐに使えます。
道を聞く・時間を聞く
例)”How do I get to the station?” / “What time is it?”
実用度の高い質問フレーズです。
まずはこれらのフレーズを声に出して練習し、実際の会話で自然に言えるようにしていきましょう。
リスニングの練習法と必要性
英語を学ぶときは、「音」から始めるのが自然な流れです。実際、私たちも日本語を最初に「聞くこと」から覚えましたよね。
リスニング力が上がると、会話の理解力や発音の上達にもつながってきます。初心者にとっても無理なく取り組める方法は、たくさんあります。おすすめの練習方法はこちらです。
簡単な英会話を聞く
英会話アプリや、YouTubeの初心者向け動画を使って耳を慣らしましょう。
字幕付きの動画や映画を見る
最初は英語字幕+日本語字幕でOK。内容を理解しながら聞き取る練習になります。

英語の歌やポッドキャストを楽しむ
好きな音楽や話題なら、無理なく毎日聞けます。
大切なのは、「これが正解!」と一つのやり方にこだわらず、自分に合った方法を見つけることです。リラックスしながら、気軽に始めてみましょう。
練習による理解の確認
英語を学ぶうえで、学んだことを「使ってみる」ことはとても大切です。知識をインプットしただけでは、なかなか覚えた内容が定着しません。アウトプットすることで、「本当に理解できているか?」を確認できます。
たとえば
・文法や語彙のクイズに挑戦する
・短いリスニング問題を解いてみる
・会話シーンを再現したロールプレイをしてみる
こうした練習を通して、自分が「わかったつもり」になっている部分に気づくことがあります。でも、それは悪いことではありません。
学習リソースへのアクセス
英語を効率よく学ぶためには、質の良い教材やツールにアクセスすることがとても大切です。インターネットやアプリを活用すれば、無料で使える便利な学習リソースがたくさんあります。
無料の英語学習アプリ
DuolingoやAnki、Memriseなどのアプリで、単語やフレーズを楽しく覚えられます。
英語初心者向けのYouTubeチャンネル
BBC Learning EnglishやEasy Englishなど、分かりやすい動画でリスニング練習ができます。
英語学習用のウェブサイト
EnglishClass101やESLPodなど、レッスンやポッドキャストを無料または低価格で利用可能です。(当サイトもぜひ参考にしてください!)
最初はどれも全部使おうとせず、気になったものを少しずつ試してみることが長続きのコツです。自分に合った教材や方法を見つけて、楽しく学びましょう。
学習を継続する工夫
無理のない学習プランの作成法
英語学習は、「続けること」そのものが最大のカギです。毎日たくさん勉強しようとすると、途中で疲れてしまうこともあります。だからこそ、自分のペースに合った学習プランを立てることが大切です。
次のような工夫を取り入れてみましょう。
小さな短期目標を設定する
「今月は60個の単語を覚える」など、達成しやすい目標を立てて、クリアしたら自分を褒めましょう。小さな成功体験が、次のやる気につながります。
勉強を「楽しさ」に変える
英語の映画を観る、英語のゲームをする、英語アプリで遊ぶなど、自然に英語に触れる時間を作ることで、苦手意識が減っていきます。
毎日のスケジュールに無理のない範囲で「英語タイム」を少し取り入れ、自分のスタイルを見つけていきましょう。
英語学習のモチベーションを維持する方法
英語学習を続けていく中で、最大の敵は「飽き」と「疲れ」です。どんなに良い教材を使っていても、気持ちが続かなければ意味がありません。だからこそ、モチベーションを保つ工夫を知っておくことがとても大切です。
方法は人によって違いますが、次のようなシンプルな工夫が効果的です。
学習リマインダーを設定する
スマホの通知やカレンダーに「毎日15分の英語タイム」と入れるだけで、学習が習慣になります。
英語学習のコミュニティに参加する
初心者向けのSNSグループや学習フォーラムで、同じレベルの仲間と交流したり、質問を共有したりするだけでも刺激になります。
独学で進める人も、スクールや英語コーチングに通う人も、「一人で頑張らない仕組み」を作ることが継続のカギです。無理せず、自分に合ったモチベーション維持の方法を見つけていきましょう。
英語圏に関する理解
英語は「ことば」であると同時に、「文化」でもあります。その背景を少し知るだけで、英語という言語がもっと身近に感じられ、学ぶことが楽しくなってきます。
まずは、身近なトピックから触れてみるのがおすすめです。
英語圏の祝日や行事
例えばハロウィン、サンクスギビング、イースターなど。行事を通じて言葉の背景がわかります。
よく使われるイディオムや表現
“break the ice”=緊張をほぐす など、直訳できない面白い表現に出会えます。
英語のジョークや言葉遊び(puns)
言葉の意味や響きを使ったユーモアで、ネイティブの感覚がわかります。
こうした知識があると、単語やフレーズを覚えるだけでは味わえない「英語の奥深さ」に触れることができます。英語圏の文化と一緒に学ぶことで、英語がもっと「好き」になるはずです。
まとめとポイント
以上、英語初心者が学習を効果的に行うために知っておきたい10のことをご紹介しました。
英語の学習は、ただ単語を覚えたり文法を知るだけではありません。自分に合ったやり方やペース、そして楽しむ工夫を取り入れることで、継続しやすくなります。
改めて、今回の10項目を振り返ってみましょう。
1.アルファベットの理解
2.基本的な英文法と構文
3.語彙力
4.(最低限の)基本的な英会話フレーズ
5.リスニングの練習法と必要性
6.練習による理解の確認
7.学習リソースへのアクセス
8.無理のない学習プランの作成法
9.英語学習のモチベーションを維持する方法
10.英語圏に関する理解
どれも「今すぐ」完璧にする必要はありません。少しずつ、自分のペースで取り組んでいけば大丈夫です。
最後に
「英語を話せるようになりたい!」
その気持ちを実現するには、「何をすればいいか?」を考える前に、「何を知っておくべきか?」を理解することがとても大切です。
この記事では、英語初心者が学習を効果的に進めるために、知っておきたい10のポイントを厳選してご紹介しました。
全部を一度に実行する必要はありません。気になったところを、1つだけでもいいので始めてみてください。英語は、「続ける人」が一番伸びます。
あなたの英語学習が、楽しく、前向きに、そして長く続くものになれば幸いです。
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