私は映画が好きで、日常的に洋画をたくさん観ています。アクションからサスペンス、パニック、ヒューマン、歴史モノ、映画で英語を楽しんでいます。
映画なら、楽しんで物語に没頭できて、自然に英語の世界に触れることができます。
何より、英語の映画(洋画)を見れば、「こういうシチュエーションならこういう英語を使えばいいんだ!」ということもわかるので、気楽に英会話のフレーズを自分のものにできます。
長期間で英語の上達を狙うなら、ときにこうしたノンビリ&楽しく英会話に取り組むのもOK。たまには楽しくゆるく、英語に触れる機会を持つことが大切です。
そこでこの記事では英語の勉強に洋画は役立つのか?どんな効果があるのか?注目したい5つの効果についてご紹介します。映画好きの方は必見です!
英語圏の多様性を実感できる!
洋画は、アメリカ人やカナダ人、ネイティブスピーカーも楽しむもの。なので、生きた英語の教材としては文句なしでしょう。
また、洋画と一口に言っても、アメリカ・イギリスなど、制作国によって、英語に違いがあるのも面白いものです。例えば、イギリスの映画で話されている英語と、アメリカの映画での英語、同じ英会話でも、印象がずいぶん違います。
例えばイギリスの映画とアメリカの映画。
キャラの雰囲気や英語(発音が違います)、物語性など、ストレートで分かりやすい傾向があるアメリカの映画と、イギリスのシニカルでややクールな映画を観れば、世界の広さを感じることができます。
ちなみに、イギリスとアメリカを題材にしたこちらの映画は爽快(タイトルからして皮肉たっぷり!)です。汚い言葉が多数出てくるので、勉強や15歳以下の方のご視聴には向いていませんが。
英語の世界を学べる!
時代物の洋画では、英語圏の世界を知る勉強になります。
例えばラッセル・クロウ主演の『ロビンフッド』。十字軍遠征、マグナカルタの憲章など、専門的な用語が登場するので、イギリスの歴史や当時の雰囲気を感じ取るには最適の教材です。
脚色されている部分は差し引いてですが、最近の洋画は時代考証を意識しているので、衣装や町並、その時代の雰囲気を考えるにはもってこいです。
個人的に特に現代の世界を理解するカギとして視聴をおすすめしたいのは、リドリー・スコット監督の『キングダム・オブ・ヘブン』という映画です。
十字軍、つまりキリスト教世界とイスラム教世界の争いを描いた対策ですが、映画の最後に述べられているように、当時の問題が現在も続いていると言っても、過言ではありません。
英会話の感覚が分かる!
次に注目したいのは、映画は物語であるということです。
映画は基本的には人と人との会話によって、物語が作られていきます。そのため、映画を観ることによって自然と、
1.どんな場面で
2.どんな英語を使えばいいか
というリアル英会話の重要なポイントが、体感的に理解できます。
例えば、「こんにちは」と言う場合でも、”Hello”と言うのか”Hey”と言うのか、話者との関係やいろいろな要素によって、話す英語が変わってきます。映画ではそんな、リアルな英会話の感覚をそのまま、理解することができます。
単純に英語のフレーズを覚えることができる点はもちろん素晴らしいのですが、英語を話す上での人と人との関係性を理解できる。そこに映画で英語を学ぶ素晴らしさがあります。
1つの洋画でフレーズをストックできる!
私が洋画を楽しむとき、意識しているルールが2つあります。
1.楽しいものを観ること。
2.使われている英語のフレーズを覚えること。
スタンスは、「楽しむついでに英語を覚えよう!」です。好きこそ~のことわざ通り、人は、自分が興味があることなら、自然に集中できます。そして、集中しているときが一番効率よく学習ができるときです。
楽しんで映画を観て、「使える英会話表現はないかな」と集中します。すると、必ず気になるフレーズが出てくるので、シチュエーションとフレーズをメモ、自分のものにします。これで、90分から120分の映画タイムが効果的な英会話学習時間になります。
映画で物語を楽しみつつ、英会話のフレーズをメモ、自分のものにする。これこそ、洋画を楽しむ一番のコツではないかと思うこの頃です。
映画の勉強のために映画をお得に観るには?
「どんな映画がいいか分からない!」という方は、月額定額で映画が見放題になるVODサービスがお得です。
かつてたくさんの洋画を観るためにはレンタルビデオに行き、片っ端から興味が湧いたビデオをレンタル、制覇していく方法が一般的でした。
ところが今ではネットでかんたん!Amazonプライムやネットフリックス、ユーネクストなどのサービスを利用することで、月額1,000円程度で映画やドラマで英語を楽しみ放題になります。
私自身、VODで映画見放題のメリットを120%実感しているので断言できますが、英語を楽しむために映画を活用するツールとしては、VODが最もお得で効果ありです。
DVDのように字幕の確認ができない→単語を目視で確認できないなどのデメリットはありますが、ともかく気になる映画を視聴。日本語字幕を無視してキャラクターとセリフに集中します。
何本も映画を観ていると、「この英語は聴いたことがある!」というフレーズが出てきます。「この映画は好き!」というものが見つかったら、お気に入り登録して、ネットでスクリプトを検索。深く勉強することもできます。
まずはたくさんの英語の映画を観て、「勉強する!」など気合をいれず、適度に楽しむことがポイントです。VODサービスはアマゾンのPrime Videoやネットフィリックス、ユーネクストが有名です。
Amazonに関してはPrimeに加入することで映画だけでなく様々なサービスを利用することができます。まだの方は無料で体験できます。
気に入った映画は所有を
VODは大量の映画をお得に観れるメリットがありますが、本当にしっかり味わいたい映画はDVDがあると便利です。
私の場合、英会話学習用の洋画はまずレンタルでチェック、気にいった作品のみ、DVDを購入します。
1度観たら「お腹いっぱい」では、DVDを購入する意味がありませんし、自分が関心のないものは、それなりの効果しか期待できません。
「何度も観たくなる」
「その世界や登場人物に共感できる」
このような映画こそ、生きた英会話教材になっていきます。自分のお気に入りの映画は何度も観るので、自然と英語が頭の中に入っていきます。
私の場合は『ミセスダウト』と『フォレストガンプ』、『ダイハード』シリーズが特にお気に入りで、DVDを所持、定期的に観ています。自然とセリフを覚えていることが多いので、英語力アップにいいなぁと思います。
それに、物語を楽しむことでリフレッシュできるので、本当に、映画は素晴らしい教材だなぁと思います。
英会話教材や参考書で、ガンガン英語に取り組むことも大切ですが、洋画で英会話を楽しむのもおすすめ。楽しみながら自然に、いろいろ英語が話せるようになるところが最高です。
まとめ
ここまでのまとめです。英語の映画は英会話の勉強に役に立ちます。
「今すぐ効果を!」という場合は教材などで勉強した方が良いかもしれませんが、楽しみながら英語に親しむ環境を手に入れることができる点、映画というメディアはずば抜けています。
息抜きとして楽しむのもよし。しっかりセリフを覚えるもよし。いろんな「使い方」ができます。
ただの息抜きとあなどることなかれ。英語の映画を観ることは、様々な効果が期待できるのです。特に、気に入った映画を見つけたら、繰り返し観てみましょう。更に深く、英語の世界にハマることができるでしょう。
最後に
以上、いかに映画で英語を覚えることが英会話に役立つか。個人の体験も交え、詳しくご紹介させていただきました。
映画を観ることは単純に面白いことなのですが、意識的に「英語を覚えるための教材」として活用することで、普段の勉強とは違う、英語の覚え方ができます。
英会話はコミュニケーション。言葉と言葉のやり取りで、成り立っていくものです。
だからこそ映画は英会話を学ぶ絶好の教材。洋画で英語を勉強するための具体的な方法についてはこちらでご紹介しています。興味がある方は、良かったら参考にしてみてください。