英語学習に折れない「慣れ」の力

今日も勉強します

このページでは英会話や英語の学習を始めた初心者の方が学習の途中で折れないために大切な話をご紹介します。それは「英語は慣れの力が大切です」という話です。

昔から「習うより慣れろ」という言葉がありますが、この仕組みを活用することは、英語学習の途中で折れないための大切なポイントになります。このページではその点について、わかりやすくご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

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はじめに

まずこのページを読み始めるにあたって、ぜひあなたが学校や今の職場など、「新しい環境」に飛び込んだときのことを思い出してみてください。

たとえば初めて学校に登校するとき。どんな先生が担任なのか、どんな同級生がいるのか、不安や緊張を感じたことはなかったでしょうか。

4月の入学式を終え学校がスタート。5月を迎えるまでは、心にぎこちなさや不自然さを感じて、学校に通います。

でも5月を過ぎると、学校がルーティンとしてその生活が自然になり、最初に感じたようなぎこちなさを感じなくなったかもしれません。これはまさに習慣化の力であり、「慣れ」の力です。

よくも悪くも、私たちは環境、物事に慣れます。そしてこの慣れこそが、私たちが新しい何かを身につける力となってくれるのです。

「慣れる」という上達の段階

英語学習には様々な方法論がありますが、それらのノウハウを効果的に活用する前提として、英語学習が習慣化し、英語に触れることが「自然」な状態になっていることが大切です。

英語学習に取り組むにあたっては、いかに英語に慣れるかが大切なポイントで、「英語学習を頑張る!」というよりは、「英語に慣れる、触れる」ことそれ自体が、上達のために必要なフェーズ(段階)になります。

たとえば英語学習には「多読」という学習法があります。

これは英語の長文や本を片っ端から読んでいく、いわば「量」を追求する学習方法です。知らない単語や文法があっても、理解できない英文があっても気にせず読み進め、「たくさんの英文を読む」ことを目的としています。

量を追求するメリットはたくさんありますが、そのなかでも特に重要なのは、量をこなすことによって英語に「慣れる」ことができる点です。

量をこなせば英語を読むことに抵抗感を感じなくなります。それは英語に体が慣れたから。この状態でより英語を読む精度を高めていく「精読」などの方法を取り入れることによって、英語力を高めていくことができるのです。

慣れるために英語に触れ続ける

私たちは、未知のこと、馴染みのないこと、慣れていないことに対してストレスを感じます。別の言い方をすれば、それは「脳のリソースを意識を割いている」状態です。

ところがそれに慣れてしまえば、意識してそれをしようとしなくても、無意識にそれができるようになります。脳科学の言葉では、その仕組みを自動化と呼びます。

最終的に英語学習において、英語を聞く・読む・書く・話すといった行動を、自動化できるようになることを目指します。

このことから、ノウハウやテクニックといった要素は確かに英語学習を効率化する上で知っておく価値がある情報です。

ただしそれらを有効に活用する前提として、英語学習にストレスを感じない状態。すなわち「英語に触れることに慣れている状態」に到達することがまず、優先したい目標となります。

この意味で特に英語学習を始めたばかりの初心者の方にとって重要なのは、英語を勉強して「わからないこと」があってもいいので、「英語に触れる」という行動を継続していくことが大切です。

教材で英語を勉強し、分からない文法があってもとりあえずそれは放置して、60%~70%理解できたら次へ進んでいくイメージです。

まとめ

ここまでのまとめです。

英語学習を効果的に進めていく前提として、「英語に慣れる」という状態に近づくことはとても大切です。

英語の読み・書き・話す・聞くといったアクションも、日々英語に触れ、そして慣れていくことによって、効果的に行えるようになります。そこで意識したいのは、日々英語学習に取り組む上で、「量」を意識することです。

完璧でなくてもOK。わからないことがあってもOK。たくさんの英語に触れ、英語という言葉に慣れることが大切です。慣れた上で、「質」を追求し、様々なメソッドを実践していきましょう。

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