『35歳までに必ずやるべきこと』(重茂達著、かんき出版)という本を読んでいたら、英語の学習について記事を発見しました。
この内容は、「英語を頑張っているのに話せるようにならない!」とお悩みのあなたにお役に立てると思うので、ぜひここでシェアしたいと思います。
英語は今すぐペラペラにはならない
著者はアデコの元社長で、25歳のときに外資系の会社に就職。この本には、英語を学び始めたときの体験が書かれています。
著者がいかにして英語をモノにしたのか、その努力が「実った!」と実感できるまでの過程が、分かりやすく書かれています。
とても参考になるので、少し長いですが引用させていただきます。
その会社に入ったのも将来は英語を使って仕事ができるようになりたいと思って入社したのですから、私は入社するとすぐに会社近くの英語教室へ通いだしました。
~中略~
私は週3回、夕方6時半になると英語学校へ行き、9時に授業が終わると会社に戻ってきてまた仕事、という生活を1年間1回も休まずに続けたのです。
通勤電車の中では、英語の短文がたくさん書いてある本を読み、口の中で英語の発音練習をすることを続けました。
また、当時の私の上司に、英語も日本語もペラペラな中国人がいました。
私は英語学校へ通うかたわら、その人にお願いして、2人きりで仕事の話をするときは英語で話をしてもらいました。
英語の勉強を始めて3、4ヶ月経ったころ思ったことは、「自分はこんなに努力しているのに、少しも進歩しない」ということでした。
ところが、6ヶ月経ったころ、突然、先生が話していることがわかるようになってきたのです。
雨だれがポツリポツリとつぼの中に落ちているのを見ていても、なかなかたまっていくようには感じられません。
でもしばらく目を離して、ふと見ると「結構たまった」と思えるような感じでした。
遅々たる歩みでもめげずに努力し続けることが、いかに重要かということを、そのとき私は実感しました。」
『35歳までに必ずやるべきこと』(P28~29)、下線・赤の太字は管理人によるもの
これを読んで、どんな出来る人でも、「努力が結果にならない」と感じる時期があるのだなぁとあらためて実感します。
結果が出ない時期をどう乗り越えるか
英語だけでなく、他のことでもそうですが、辛いのは、「頑張ってるのに結果が出ない」ときかもしれません。
別にサボってるわけではない、でも自分が期待した結果がでない・・・。でも、この本を読むと、「あぁ、そうなんだ、努力はした分だけ、たまっていくんだ」と納得します。
「あるときを境に急激に実力が伸びる」というのは、私も体験しています。英語を始めた当初は、1時間机に座っても、全然進まないほどスローペース。
それが、3ヶ月くらいを境に、急激に学習のペースがアップ、その変化に驚きました。これはお約束みたいなものでしょうか?
英語の学習も、すぐには成果が見えづらいもの。
イヤになるときもあるかもしれませんが、そういうときこそすぐに結果を求めず、淡々と取り組むのが一番。
この意味で、
Many a little makes a mickle. = チリも積もれば山になる。
は真実。
日々続ける努力に決してムダはありません。どんなときも自分自身を信じて、前へ進み続けていきたいものです。
最後に
継続は力なり。
「もう自分は○歳だから」というのは多分、自分の思い込みで、もしかしたら私たちは、「何かをしたい!」と思ったとき、それを実現するための力を持っているのかもしれません。
あなたが「英語を話せるようになりたい!」と思ったときはいつでも、この話を思い出してみて下さい。「私にもできる!」と、勇気づけられるでしょう。
英語をゼロから話せるようになりたいあなたにこの教材をおすすめします