「英語を話せるようになるためには、基礎が大切です。英会話はまず基礎を頑張りましょう!」
英語の本を読んでいると、たいてい基礎の大切さについて説かれています。
では、英語の基礎とは一体何なのか、それをしっかり考えてみると、案外漠然としていて、「何をどのくらい頑張ればいいんだ?」と悩んでしまいます。
個人的には、英会話の基礎=中学英語と考えていますが、イギリスのマンチェスター(だったはず)出身の英会話講師の先生がこんなことを言っていたことを思い出しました。
「日本人は英語について難しく考えすぎだ。単語を覚えてトライすること、間違えてもいいから話すこと。そうすれば英語は話せるようになるよ」
この人は日本在住15年以上、英会話講師としてはN○VAやジ○ス、個人運営の英会話スクールなど、いろんな場所で日本人生徒を指導してきた経験がある人です。
たくさんの日本人を教えた経験がある人なので、いろいろ話を聞いていると説得力がありました。
やっぱり習うより慣れろ?
英語の面白いところは、「英語の勉強」だけしていても、実際の英会話では全く話せないというところです。
普段から英語を話す練習をしていないと、本当に初歩的な英会話でも詰まってしまって、口から全く英語が出てこなかったりします。
なので、英会話を身につけるためには、英語の基礎がどうこう考えすぎるよりは、まず覚えたことを気軽に話してみる姿勢を持つことが大切なのだと感じています。
日本人は完璧主義的な傾向があって、ミスとか曖昧さ、中途ハンパさを嫌う傾向があります。
英会話学習では完璧主義の美徳が裏目に出がちですが、自分が話した英語がきちんと通じるのは楽しい経験です。
発音が間違っていても、文法的に話し方が間違っていても気にしない、アバウトさというか、ミスを恐れない気持ちが大切なのかもしれませんね。
英会話が身につくための基礎力とは
とはいえ、ある程度「これくらいはしっかり基礎として身につけておこう」という目標を持つことも大切だと思います。
英会話をマスターするにも、単語や文法の知識がなければ話すことすらできません。なので、基礎=最低限の土台と考えると、ある程度の勉強が必要なのも確かだと思います。
では具体的に英会話の基礎とは何なのかを考えると、中学英語がそれに当たるのかと考えています。
英語を話せるようになるにはどれくらい基礎が必要ですか?の記事で書いた通り、それくらいの知識があれば、後は語彙力アップを目指しつつとネイティブとの英会話経験。
覚えた英語を話す練習をしていけば、だんだん英会話が身についていきます。ネイティブにも気後れしなくなりますし、自然と口から英語が出てくるようになってきます。
なので、基礎=土台と考えると、やっぱり中学英語の知識をマスターすることが、英会話上達の基礎となると思います。
やり直すなら中学英語から
中学英語は勉強のコスパが高いです。
やることが限られているので、マスターするにもそれほど時間がかかりませんし、覚えておけば、英語を話す土台の力になります。
語彙はどんどん覚えるにこしたことがないですが、最低限中学で習う文法だけでも習得しておくと、それからの伸びしろが変わってきます。
なので、「英語の基礎を身につけたい!」と思ったときは、まずは中学英語から頑張ってみるのが堅実安心です。
ガッチリ基礎固めをしておけば、身につけたい英語力に応じて、更に勉強を進めていくことができます。
土台がしっかりしていけば、そこからどんどん積み重ねていくことができます。そう簡単に崩れることもないでしょう。
まとめ
「英会話を習得する基礎となるのが中学英語。しっかり勉強して、必要なことを覚えていくのと同時に、英語を難しく考えず、まずは気軽に話してみる積極性が大切」
これがこのページのポイントです。
基礎をコツコツ勉強しつつ、「案ずるより産むがやすし」で英語を話す機会を作っていく。自分なりにインプット→アウトプットの流れを作っていくことが大切です。
大切なのは失敗OK。間違った英語を話しても、それはノー・プロブレムという話。失敗して正しい英語を身につけていく。
積極性さえあれば、最終的にはEverything’s gonna be alright.です!