
英会話 1日1フレーズ【No.133】では、簡単に説明できないことがあるときや、「それは一言では言えません」というときの返しとしてぴったりの表現、”It’s complicated.”をご紹介します。
「Yes」もしくは「No」とシンプルに答えられないときや、「具体的に答えたくない」というとき、このフレーズの出番です。ぜひ意味と使い方を覚えて、あなたの英会話フレーズとして役立ててください。
「いろいろ複雑でね」と答える
映画『モンテ・クリスト伯』(2002年)のワンシーンより。
純朴なエドモン・ダンテスは、とある理由で警察に追われる身となり、親友フェルナン・モンデーゴの家に逃げ込みます。
ところが、エドモン・ダンテスをハメた犯人が、何とフェルナン・モンデーゴであることが判明します。動揺するエドモン・ダンテスが、裏切った理由をフェルナン・モンデーゴに問いただすシーンからの引用です。
Fernand Mondego: I saw Napoleon give you that letter.
ナポレオンがお前に手紙を渡すのを見たぞ。
Edmond Dantes: It was you?
お前だったのか?
Fernand Mondego: Well, why did you keep it a secret from me? I thought you were my friend.
なぜ俺に隠してた?友だちだと思ってたのに。
フェルナンは、親友エドモンを密告したことを告白します。「罪人」であるナポレオンと接触する行為は、当時は政治的に NG とされる、非常に危険な行為でした。
Edmond Dantes: I told you I gave Napoleon my word. He lied to me!
俺はナポレオンに約束したって言ったろ。奴は俺に嘘をついてた!
Fernand Mondego: I know, Edmond. I read the letter.
知ってる、エドモン。手紙読んだぜ。
Edmond Dantes: You read. Why are you doing this?
読んだのか。なぜこんなことを?
Fernand Mondego: Oh, it’s complicated.
まぁ、いろいろ複雑でね。
英単語メモ
secret=秘密
lie=嘘をつく
complicated=複雑な、ややこしい
このフレーズに注目!
It’s complicated.
いろいろ複雑でね。
「いろいろ事情があって、説明するのが簡単ではない」、あるいは「詳しく話したくない・話すのが面倒」。そんなときに使える英語表現です。
映画では、なぜフェルナンが親友のエドモンを裏切るような行為をしたのかを問われた際、フェルナンは”It’s complicated.”とひと言だけ答えます。
そのひと言では理由は語られませんが、映画を観れば、フェルナンが抱えていた complicated(複雑な)事情が次第に明らかになります。
フレーズの使い所
・理由を細かく説明したくないとき
・あれこれ追及されたくないとき
・一言では言い切れない事情があるとき
発音記号
/ ɪts ˈkɑːmplɪkeɪtɪd /(イッツ カンプリケイティド)
映画『モンテ・クリスト伯』について
『巌窟王』という名で知られている有名な古典小説を映画化した作品です。
航海士であるエドモン・ダンテスは、ある出来事をきっかけにナポレオンと関わることになり、その政治活動に利用されてしまいます。
その結果、当局に逮捕されたエドモン・ダンテスは、二度と生きては帰れないと言われるイフ城に収監されます。そこから始まる逆転劇が、最高にワクワクする映画です。
『モンテ・クリスト伯』はこれまでに何度も映画化されていますが、個人的には 2002年版 が最高だと思います。
復讐に生きたエドモン・ダンテスが、最後にたどり着く境地はまさに、人としての意味での「めでたしめでたし」です。
最後に
英会話 1日1フレーズ【No.133】では、「Yes」もしくは「No」とシンプルに答えられないとき、あるいは詳しく説明したくないときの返しにぴったりの英語表現、”It’s complicated.”を学びました。
英会話に限らず、コミュニケーションでは必ずしも「説明責任」を果たさなければならないわけではありません。
「それは答えたくない」「答えるのが面倒だ」という場面もあるでしょう。そんなときに使えるのが”It’s complicated.”です。ぜひこの記事の内容をマスターして、あなたの英会話フレーズとして役立ててください。
英語を話せるようになるための大切な習慣をご紹介します
今回のフレーズはいかがでしたか?
“It’s complicated.”のような英語の答え方を覚えていくことで、英語力の幅は着実に広がります。こうした、1日1つでもフレーズを覚える努力こそが、英語を話せるようになるための王道です。
では改めて、こうした努力がどのような意味を持つのか。その理由と効果について、下記の記事でご紹介しています。英会話学習のモチベーションを保つための燃料として、ぜひあわせてご覧ください。

