英会話 1日1フレーズ【No.62】では、「(それは)ムリ!」と伝えたいときに使える表現、”Not a chance.”をご紹介します。
誰かに何かを頼まれたときの断り文句や、ありえないことを言われたときの返しとして使えるフレーズなので、ぜひ覚えてみてください。
「ダメです(=見込みなしです)」と伝える
Masaoが何かをしていますが、困った様子です。Masaoは妹のMariに助けを求めますが・・・。
Masao: Will you help me?
手伝ってくれる?
Mari: What? I can’t hear you.
何?聞こえないよ。
Masao: Will you help me, please?
お願いだから手伝ってよ。
Mari: Not a chance.
ムリ。
Masao: Please! Just for five minutes.
お願い!5分だけでいいから。
Mari: I said no. I’m busy right now.
ダメって言ったでしょ。今、忙しいの。
Masao: But I really need help… I can’t do this alone.
でも本当に助けがいるんだ…。一人じゃできないよ。
Mari: (sighs) What are you trying to do anyway?
(ため息)で、何をしようとしてるの?
Masao: I’m trying to fix the printer, but it’s stuck.
プリンターを直そうとしてるんだけど、詰まってるんだ。
Mari: Ugh… Fine. But just five minutes, okay?
もう…。わかったよ。でも5分だけだからね。
Masao: Thank you! You’re the best!
ありがとう!最高の妹だよ!
英単語メモ
help(手伝う/助ける)
busy(忙しい)
hear(聞こえる)
このフレーズに注目!
Not a chance.
①あり得ないな。
②見込みはないね。
「chance」は「機会」「可能性」という意味です。「not a」は「1つも〜ない」という否定表現なので、日常的に頻繁に使うのはあまりおすすめできません。
このフレーズは、白黒つけたいときやハッキリ断りたいとき、例えば「脈なし」な雰囲気を出したいときに使いやすい表現です。
ただし、使い方によっては角が立つこともあるので、頻繁に使うと大人のコミュニケーションではマイナスになるかもしれません。
発音記号
/ˈnɑt ə ˈtʃæns/(ノット ア チャンス)
「断り」のときのおすすめフレーズ
I’d love to, but I can’t. = そうしたいのですが。
非常に丁寧な印象を与えられるフレーズです。断りの意思を伝えるだけなら、もっとストレートな表現もありますが、それだと角が立つことがあります。
英語でも、「本当はしたいのだけれど、できないんです」という気持ちを伝えて、相手への配慮を示すことが大切です。
最後に
英会話 1日1フレーズ【No.61】では、「(それは)ムリ!」と伝えられる表現、”Not a chance.” を学びました。
英会話では基本的に肯定的な表現を使うのが良いですが、誰かに何かを頼まれたときに「これは断ろう」と思う瞬間や、「それはありえない」と言わざるを得ない場面もあります。
そんなときに、”Not a chance.” のような表現を覚えておくと、返答の幅が広がります。ぜひあなたの英会話フレーズのストックに加えてみてください。
英語を話せるようになるポイント
今回のフレーズはいかがでしたか?
英会話のフレーズを一つひとつ覚えていくことで、「英語が話せた!」と自信を持てる瞬間が少しずつ増えていきます。それと同時に、英語を話せるようになるために大切なポイントを知っておくことも重要です。
こちらの記事では、初心者の方が特に押さえておきたい3つのポイントをわかりやすく解説しています。今回の記事とあわせて、ぜひチェックしてみてください。