英会話 1日1フレーズ【No.73】では、「ちょっと違うかも」とやんわり否定したいときに使える、シンプルな表現”Not really.”をご紹介します。
「それは違います!」と強く否定するのではなく、「そうでもないかな」とやさしく伝えたい場面で便利なフレーズです。ぜひこの記事で使い方を覚えて、あなたの英会話フレーズに加えてみてください。
「それほどでもない」と伝える
Mamiが体を動かしながら音楽を聴いています。そこにプラリとTaketoがやってきました。
Hi. What are you listening to?
やぁ。何を聴いてるの?
Mami: Bad Street Girls.
バッド・ストリート・ガールズよ。
Taketo: You like rap music? That’s surprising.
ラップミュージックが好きなんだ?ちょっと意外だな。
Mami: Yeah, I really like the beat. It makes me want to dance.
うん、ビートがすごく好きなの。踊りたくなっちゃう。
How about you? Do you like rap music?
あなたは?ラップは好き?
Taketo: Not really. I usually listen to rock or jazz.
そうでもないかな。ふだんはロックとかジャズを聴いてるよ。
Mami: Oh, cool. Maybe you can play me some next time.
へぇ、いいね。今度おすすめの曲、聴かせてよ。
Taketo: Sure! Let’s have a music day sometime.
いいね!今度音楽の日を作ろうよ。
英単語メモ
listen=聴く
like=好き
music=音楽
このフレーズに注目!
Not really.
それほどでも。
曖昧に答えたいときの英語です。
何かをはっきり否定したいわけではないけれど、「そうだね」と同意するのもちょっと違うと感じるときに使える、便利な英語表現です。
たとえば、「○○は好きですか?」(Do you like 〜?)と聞かれて、「嫌いではないけれど、特に好きというわけでもない」という気持ちを伝えたいときに、”Not really.”と答えることができます。
この表現は、言い方がやわらかくて丁寧なので、”I don’t like it.”(好きじゃない)のようにストレートに言うよりも、相手にきつい印象を与えずに済みます。
使う場面の例
Do you like coffee?(コーヒーは好き?)
→ Not really.(そうでもないかな。)
Are you into sports?(スポーツ好き?)
→ Not really.(うーん、あまり…)
ここがポイント!
・「No」ときっぱり言いたくないときに便利
・「まあまあ」「そうでもない」と曖昧に答えたいときに使える
・カジュアルな会話で使われる表現
発音記号
/ nɒt ˈrɪəli /(ノット リアリィ)
Not really.のついでに覚えたい関連フレーズ
英語での返答の仕方はいろいろあります。こちらでは”Not really.”とあわせて返答力アップするためのおすすめフレーズをご紹介します。あわせて覚えておくと、英語で場面に応じた幅広い返答ができます。
【肯定】
Sounds good.=いいね
Absolutely.=全くだ。
I’m liking it!=それ好き!
【微妙】
Let ‘s see.=そうですねぇ。
I’m not sure.=どうですかねぇ。
Sort of.=まぁね。
Maybe.=もしかしたら。
I guess so.=たぶんそうですね。
【否定】
I don’t like it.=それは好きじゃないな。
I don’t wanna talk about it.=それについては話したくないです。
I wish I could, but ~.=そうしたいけど~(お断りの定番)。
最後に
英会話 1日1フレーズ【No.73】では、軽く「それは違うかも」と否定したいときに使える便利な表現、”Not really.”をご紹介しました。
否定の仕方には、その人の知性や人間性が表れるとも言われます。もちろん、はっきり強く否定すべき場面もありますが、日常会話ではそういった状況はそれほど多くありません。
“Not really.”は、「違います」と伝えたいときに、やわらかく気持ちを表現できるフレーズです。覚えておくと、英語でのやり取りがより自然でスマートになります。ぜひ活用してみてください。
英語の会話を弾ませる基本フレーズ
今回のフレーズはいかがでしたか?とてもシンプルな一言ですが、覚えておくと日常会話でとても便利です。
あわせて、英会話の基本となる表現をもっと知りたい方のために、英語での会話を自然に続けるための基本フレーズをご紹介します。
今回は、あいづちを中心とした、初心者でもすぐに使える英会話の基本表現をまとめました。すでに知っている方は復習として、これから覚えたい方はまず2〜3個からでOK!気軽に取り入れてみてください。