Iは私、Youはあなた。onは上。byは下。英語の勉強といえば覚えること。コツコツ「暗記」することが大切だと、私たちは教わっています。
たしかに、理屈で覚えることが難しいものはそのまま覚えるしかありませんが、英語の勉強=丸暗記と考えてしまうと、とても苦労します。
ということで、あらためてこの記事では英語を勉強するときの注意点、すなわち丸暗記の弊害について、初心者の方に向けてご紹介します。
頭の片隅にでも入れておくと、不要な苦労をせずに済むことでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
まず結論から
英語の勉強に暗記が必要な場面はあります。でも、なんでもかんでも丸暗記する必要はありません。なぜなら、丸暗記=すぐに忘れてしまう「コスパの悪い勉強法」だからです。
いくら気合で丸暗記しても、時間が経てば、忘れてしまいます。その結果、「あれだけ覚えようと頑張ったのに、もう忘れてる・・・」と自己嫌悪→挫折コースへ進んでしまうリスクがアップします。
そこでまず最初に知っておきたいのは、英語は丸暗記で頑張る必要はない、ということです。
英語が身につかないのは「方法」の問題!
丸暗記で英語を覚えようとすることは、作物の種を植えていない畑に水をやるようなものです。せっせと水をやっても、作物は育ちません。なぜなら、種が植えられていないからです。
つまり、やり方そのものが間違っていれば、いくら頑張っても、期待する効果を得ることはできないのです。
丸暗記で英語に取り組むのは、それと同じようなものです。暗記して覚えて、忘れて、「英語なんて無理!」という気持ちになってしまう。これが悪循環です。
丸暗記は疲れる&忘れやすい
「ネイティブがこんな英語を覚えろ、と言ったからそのまま覚える!」
「文法はルールだからともかく覚える!」
このような方法は続きません。
ではどうすればいいか?キーワードは「理解」です。「納得」という言葉に置き換えてもいいかもしれません。
大切なのは、英語をそのまま丸暗記するのではなく、「これはだからこうなんだ!」と納得することが大切なのです。なぜかというと、理解が伴うことは、記憶に残りやすいからです。
日本語はどんどん使う
そこでカギとなるのが、英語の勉強に日本語を活用することです。これは、特に初級者の方にとって、重要なポイントになります。
英文を読むときも、必ず日本語を用い、一文一文、なぜその英語がそのような意味になるのか?スピードにこだわらず、理解することが大切です。
日本語を活用するさいには少し工夫が必要ですが、意味の分からない英文を繰り返し読み続けていても、ストレスになるだけです。
気合や根性で英語を続けようとする必要はありません。でも、納得して理解できることは、楽しく取り組むことができます。
関連記事:英会話初心者が英語を話せるようになるために大切な日本語の使い方
例外はどうするか?
英語の勉強は理解しながら進めることが前提です。ただし、英語の勉強に丸暗記を完全に排除する必要はありません。
物事には一部、例外があります。英語も同じです。例えば不規則動詞。普通とは違う変化をするものだけ、最低限覚えればOKです。
大切なのは基本を大切にすることです。基本は理解しながら身につけることができます。限られた例外的なものだけを、そのまま覚えるイメージです。
まとめ
ここまでのまとめです。
英語の勉強に大切なのは記憶力ではありません。納得しながら英語を理解していくことです。そのために、日本語を使い、「なぜそうなるのか?」を納得しながら、取り組んでいくことが大切です。
フレーズの丸暗記といった作業は、基本的な部分が出来たあとで十分です。基本が理解出来ていれば、暗記することもかんたんになり、かつ、忘れにくくなります。
最後に
「英語はともかく覚えればいい」
丸暗記は全く無意味とは言えませんが、多くの人にとっては、大変な作業で、しかも忘れやすいという欠点があります。
気合と根性で頑張り続けることはできないのは自然なことです。覚える苦労をするのではなく、なぜそうなるのか?「納得感」を重視して、一つ一つ、英語を学んでいきましょう。