
「英語を話せるようになりたい!」
そう思ったら、まず重要なのは「インプット」、特にリスニングです。これは、赤ちゃんが言葉を覚える過程を思い浮かべると分かりやすいでしょう。
赤ちゃんはまず、親や周囲の言葉を聴くことから始めます。呼びかけを通じて名前や物を覚え、少しずつ語彙を増やしていきます。
やがて絵本で文字を学び、学校で「読む・書く」のトレーニングを経て、言葉を自由に使えるようになっていきます。
言語を身につける基本プロセスは、「聴く+読む+話す+書く」の4つをバランスよく育むこと。英語も同じです。
日本人が英語を「話せない」理由と環境の正体
一方で、私たち日本人には英語を学ぶ上で課題があります。
私たち日本人の多くは、学校教育を通じて「読む・書く」の訓練は経験しています。しかし、集団授業というシステムの限界上、「聴く・話す」のレッスンは圧倒的に不足しています。
加えて、日本は「英語を話さなくても生活できる環境」という点も重要です。
(近年、状況が変わりつつありますが)日本語だけで仕事も、買い物も、友人との深い会話もできる。これは当たり前のように思えますが、とても恵まれたことです。
しかし、裏を返せば「英語を使わずとも不自由なく暮らせる」からこそ、「普通に日常生活を送るだけで英会話がペラペラになる」という状況は起こり得ないとも言えます。
英語は生存のために必須ではないからこそ、「あえてツールとして使いこなす」という強い意志と、意識的なトレーニングが必要になります。
なぜ、フィリピンの公用語は英語なのか?
ここで、同じアジアの国であるフィリピンについて考えてみましょう。フィリピンでは英語が公用語として広く使われています。
なぜ、彼らの国で英語が公用語となったのか。国の名前である「フィリピン」という言葉の由来はどこから来ているのか。
こうした歴史的・社会的背景を学ぶことは、英語のフレーズを覚えることと同じくらい大切なことです。言葉は単なる記号ではなく、その国が歩んできた歴史そのものだからです。
言語は文化と歴史の上に成り立っています。こうした背景知識を学ぶことは、言語への理解を深め、結果として英語を使いこなすための強力な土台となります。
トム・クルーズ主演の映画『ラストサムライ』では、トム・クルーズ演じるお雇い外国人、オーグレンが、映画の最後で渡辺謙さん演じる「ラストサムライ」勝元の死を、明治天皇の前で告げるシーンがあります。
そこで、明治天皇はこう言います。「我々は西洋の武器、服を手に入れた。だが我々が何者であるかを、忘れるべきではない」と。広い視座を持つことは、本当の意味で外国語を身につけるための、教養と言えるでしょう。
コミュニケーションのバランスを取り戻そう
英会話を身につける上で重要なのは、英語を耳で聴いて理解する「リスニング」と、それを口に出して反応する「スピーキング」の組み合わせです。
相手の話を正確に聞き取り、自分の意見を伝える。この双方向の力が揃って初めて、コミュニケーションは成立します。
私たち日本人は以前に比べればリスニングの訓練は増えてきましたが、依然として「話す」という体験が不足しがちです。健康的な生活のために食事の栄養バランスが大切なように、英語学習にも「バランス感覚」が必要です。
英単語や英文法を覚える「インプット」は、英語力の土台です。しかし、それだけに偏っても話せるようにはならず、逆にスピーキング練習だけ(例えばフレーズの丸暗記など)に執着しても、英語力の幅は狭まってしまいます。
「読む・書く・聴く」を磨きつつ、別途「話す」を鍛える。このバランスを取り戻すために、日常の中でほんの小さな「話す」時間を意識的に作りましょう。
英会話習得に欠かせないバランス感覚とは?
英語を話せるようになるために、まず第一に大切なのはインプットです。英単語や英文法をきちんと覚えていくことは、英会話の基礎となる大切な学習です。
私たち日本人の場合、英語教育はコミュニケーション重視に舵を切っているものの、実質的には「読む」「書く」、そして「聴く」に力点が置かれる傾向があります。
だからこそ、英会話力を育てるためには、「読む・書く・聴く」を引き続き磨きつつ、別途「話す」を鍛え、自分自身でバランスを取り戻す必要があるのです。
たとえば、毎朝の通勤電車でリスニング教材を聴いたり、テキストで単語や文法を覚えつつ、以下のような小さな実践を取り入れます。
・1日5分、テキストを音読する
・スピーキング用英会話教材やレッスンで英語を話す練習をする
こうした「話す」を意識した日々の積み重ねは、1日15分でも1年続ければ変化が起こります。
英語の勉強を通じて耳を慣らし、音読やシャドウイングなどで話す練習を組み合わせる。これが英会話習得における最も大切なポイントです。
まとめ
ここまでのまとめです。
私たち日本人が英語を話せるようになるためには、インプット→アウトプットという手順を経る必要があります。すなわち、まず英語を勉強して知識を身につけること。そして、それを使うことです。
私たち日本人の大半は、英文法や英語の読解、近年の英語教育においてはリスニングも重視されているため、ある程度のトレーニングを受けています。
そのため、あなたが「英語のテストは得意だが話すとなると…」とお悩みの場合、実用的な英会話を身につけるなら、英語の勉強で「読む」&「書く」&「聴く」力を鍛えつつ、その上で「話す」練習を意識的に行うことが大切です。
一方、初歩の初歩から英語を話せるようになりたい場合は、まずインプットが重要です。
1.基本的な英単語や文法、言い回しを覚える
2.覚えたことを使いこなせるようにする
これが英会話習得の基本パターンです。人は人で、あなたはあなた。今のあなたに必要なのはインプットか、それともアウトプットか、どちらでしょうか?
最後に
英語を話せるようになるにはパターンがあります。このページではそれを極めてシンプルかつ分かりやすい形にまとめてお伝えしました。
初心者の方は特に、必要最低限の基本的な内容から英語を覚えていくことで、少しずつレベルアップしていくことができます。
では具体的に何をどのように勉強していけばいいのか?当サイトでは初心者の方向けに必要な情報を公開しています。英会話習得に興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。
なお、もしあなたが「独学では自信が…」とお考えなら、英語のプロにサポートを受けて、着実にステップを踏むことも可能です。
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