近年仕事で英語が必要となる人が急上昇中。そこで学ぶ人が増えているのがビジネス英語。
日常的な英会話に加え、海外とのリアルビジネスで使う英語を学ぶなど、幅広い勉強が必要になります。
では具体的に、どうやって勉強を進めていけばビジネス英語を習得することができるのか?
そこでこのページでは、英語が苦手な方向けにビジネス英語を効果的に習得するための5つのステップをご紹介しています。
「仕事で英語が必要になった。これからビジネス英語を勉強しようと思うが、実はあまり英語が得意ではない。どうすればいいか?」
という方は、ぜひ参考にしてみてください。
最初の重要ステップは「英語の勉強を習慣化する」こと!
英語をものにするために唯一、「絶対」必要なのが「勉強量」です。つまり、英語力は勉強量に完全比例します。
具体的には最低1000時間。できれば1万時間。そこを突破して、目に見える変化を実感することができます。
英語のパーソナルトレーニングなど、比較的短期間で結果を出す人でも、1日ものすごい時間、英語を勉強するのはそのためです。
そのため、ビジネス英語を身につけたい。勉強を始めたい。そこでまず第一に大切なのは、まず「英語を勉強する習慣」を身につけること。
1日30分なら30分。60分なら60分。ともかくそのアクションを続けていくことが大切です。
基礎を押さえて日常英会話に取り組む
ビジネス英語はいわば、日常英会話の土台の上にあるスキルです。
日常英会話(ベース)+仕事用の英語→ビジネス英語
このようなイメージで、日常英会話で基本的なコミュニケーション力を身につけることが、ビジネス英語を習得する上でのカギになります。
なぜなら、ビジネス英語もコミュニケーションが根本だからです。
この意味で、初歩の初歩から英語を始める方は、初心者向けの優しい教材を使って、一から英会話を覚えていくことが大切です。
あいさつ。自己紹介。そういった基本的なことから、質問の仕方。会話の広げ方。海外旅行での英語。
日常で使う英語を自由に使いこなせるようになれば、ビジネス英語へ進んでいくのはそれほど難しいことではありません。
ビジネス向けの英文を「多読」して読解力&語彙力を強化する
日常英会話を習得した上でさらに大切なのが、英語を読んで語彙力をつける、ということ。
例えば読書の習慣の人とない人では、会話での語彙力。話題の幅。様々な点で、大きな差が出てしまいます。それは日本語の世界だけでなく、英語の世界も同じです。
英語で書かれた文字を読んで理解するということは、ただそこに書かれた情報を理解するだけでなく、英語という言語の考え方そのものを理解することを意味します。
そして、英語の文章を読み、語彙力を高めていく。これによって、さらに英語力がアップしていきます。
一番ベストなのは英字新聞(日経の英語版やジャパンタイムズ)を購読して読むことですが、それはちょっと難しいし抵抗がある。そんな方におすすめなのは、TOEIC(R)対策の教材です。
TOEIC(R)通信講座というチョイスもありますが、Z会が出版している『速読速帳・英単語』のTOEIC(R) TESTシリーズのような書籍でかまいません。
TOEIC(R)を題材にビジネス向けの英単語や表現を学ぶことができ、おまけに日本語の解説等もあるので、安心して取り組めるのが特徴です。
リーディングテキストを毎日読んで、言い回し、表現、語彙力を覚えていく。これが、地味に効果を発揮します。
ビジネス向けの英語を分かりやすく理解でき、実力を伸ばしていける。おまけにTOEIC対策にもなるので、一石三鳥です。
ビジネス英語に関連する言い回しを習得する
日常英会話。ビジネス英語向けの語彙力や読解力を身につけたら次に大切なのが会話表現。
ここでは、どんな場面でどんな英語を使えばいいのか。
・取引先に行ったときに使う英語
・プレゼンテーションで使う英語
・謝罪するときに使う英語
という具合、「この場面ではこの英語」というように、具体的な英語の表現を覚えていくことです。
英語の基礎を学ばずフレーズを丸暗記しようとする試みはとてもコスパが悪いですが、基礎を身につけた上で表現を覚えることはとても効率的です。
ビジネス英語を専門とした教材を購入して、それをそのままマスターする、という方法があります。
書籍や通販、「ビジネス英語」の表現が充実している教材を見つけ、あなたが日々使う可能性が高い表現に着目し、それらを日々ストックしていきます。
覚えた英語を実際に使ってみる
ビジネス英語を勉強して必要な知識を身につけた上で大切なのが、実際に使ってみること。
ビジネス英語をマスターするために自分で勉強することは大切ですが、最後はやはり、覚えた英語を実用力に転化していくことが成功のカギです。
この段階まで来れば、英語を話す基本的な力は十分に身についています。オンライン英会話レッスン等で「実際に英語を話す機会」を作っていくことが大切です。
覚えた英語を実際に使う。これが、学んだことを実用化するための、最後の仕上げになります。
まとめ
ここまでのまとめです。ビジネス英語を効果的に習得するためには、
1.英語の勉強を習慣化する(第一歩)
2.日常英会話をマスターする(特に英語が苦手意識をお持ちの方)
3.ビジネス向けの英語に慣れる(読解力&語彙力を強化)
4.ビジネス英語のフレーズを習得する(話すための準備)
5.覚えた英語を実際に使う機会を作る(実践)
という5つのステップを経ることで、効果的に前進していくことができます。
英語が苦手な方にとって大切なのは、一気にステップを大きく飛び越えて急激なレベルアップを目指さないことです。
大切なのは着実に力をつけていくこと。「ローマは一日にして成らず」ですが、順を追って取り組んでいけば、時間の経過とともに英語力はしっかり伸びていきます。
最後に
以上、ビジネス英語を効率的に身につけるために大切な5つのステップについてご紹介しました。
大切なのはまず日常英会話→ビジネス用英語→実践というように、一つ一つ、できることを積み重ねていくことです。
英語の知識ゼロからいきなり、ビジネス英語をマスターすることは至難の技です。
そこで、まず英語を勉強することを当たり前の習慣にして、一つ一つ、必要なことを覚えていく。これが無理なくビジネス英語を身につけていくための、大切なポイントになります。
これからビジネス英語の勉強を始める方は、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに、
「自分はできる限り最短最速で必要な英語力を習得したい。そのために最も効果が期待できる方法を選びたい。自己投資にはお金をかけたい!」
という場合は、英語のパーソナルジムであなた専門にカスタマイズされたパーソナルなトレーニングを受けるという選択もあります。ビジネス英語やTOEICに関心をお持ちの方は、あわせて参考にしてみてください。
→TOEIC200点アップは当たり前?英語パーソナルジムに注目する5つの理由