「英会話教材で勉強している、でも、いつになっても英語を話せるようにならない・・・」
英会話学習のよくある悩みが、この「英語を勉強していても話せるようにならない」という悩み。
英語は勉強しても、そのままでは話せるようにはなりません。
英語を話せるようになるためには、英会話の実践など、勉強したことをアウトプット、使える練習をする必要があります。
英会話上達の秘訣は、しっかりとした基礎学習に加え、勉強したことを外に出すトレーニングが必要不可欠。
英会話はインプットとアウトプット、両方のバランスが大切です。
ポイントは「理解して」試す
なぜ英語は勉強するだけでは話せるようにならないのか?
例えば、あなたが自転車を乗ることを覚えたときのことを思い出してください。
はじめ、お父さんかお母さんに乗り方を教えてもらいます。ところが、乗り方(理屈)が分かったところで、すぐに自転車に乗ることができましたか?
何度も転んで、ようやく上手く自転車に乗れるようになりませんでしたか?
そして、はじめはぎこちなく自転車を動かしていたのが、しだいに意識をしなくてもかんたんに自転車を動かすことができるようになります。
英語もこれと同じです。
いくら中学・高校(中には大学)と英語を学んでも話せるようにならない理由の1つは、英語を実際に使う機会が少ないから。
まわりは日本人ばかりだし、ネイティブの授業といっても、Englishオンリーの授業をしている学校は少数です。当然、英語を話す機会も少ないでしょう。
日本の英語習得環境についてはこのキーワードがカギになります。
よく、「日本人が英語が話せるようにならないのは教育が悪いからだ!もっとコミュニケーションを重視した教育を大切にしよう!」という意見を耳にします。
そして、実際中学校の英語が「コミュニケーション重視」になりました。
その効果はというと、逆に日本人の英語力が落ちたという報告が出ています。つまり、うわべだけの学習は、百害あって一理なしということです。
確かに、会話を覚えれば英語ができるようになったような錯覚を覚えますが、あくまでそれを限定された状況のみ使える英会話です。応用が利いてこそ、どんな状況でも話せることが大切です。
話がずれましたが、大切なことは1つ。
あなたが学んできた英語教育はムダではありません。英語を上手く使いこなすようになるには、文法やリーディング、ライティングなど基礎的な学習、努力が大切です。
ただ、英会話の会話文を丸暗記しても、それだけで英会話をマスターすることは難しいと思います。
しっかりとした基礎という土台があってこそ、力になります。しっかりとしたインプットをして、そこで実践のレベルに移行するのです。
頑張っているからこそ、あきらめるな
「英文も読める、ある程度文法もわかる、英語も聞き取れることが多い。でも話せない。英会話になると言葉が出てこない。」
英語経験者なら、このような経験があるのではないでしょうか。
この「分かるけど話せない」という状態は、英会話ができるようになる上で、経験する通過儀礼のようなもの。
むしろ、この状態でリスニングを鍛えていけば、自然に話せるようになります。
そして、間違えることを恐れずに、積極的に話す練習をしましょう。英会話スクールに通っていなければ、英文を口に出して音読、繰り返し読みます。
もしネイティブと話す機会があるのなら、文法など気にせず、どんどん話して英語をアウトプットして下さい。ミスを気にしないこと、ともかく話すことが大切です。
上記の自転車の例でいうなら、この段階は「転んで自転車の乗り方を覚えている」状態です。
何度も転ぶと思いますが、そのうちだんだん英語が自然に口から溢れてくると思います。
大切なのは、何度も繰り返し話すこと。ミスは気にせず、練習しましょう。
独学用の英会話教材で練習することも大切ですが、マンツーマンの英会話コーチを雇ったり、英語パーソナルジムに入会するのもよいでしょう。
経済的、時間的な都合がつくのなら、思い切って海外短期留学も検討してみるのも一つの方法かもしれません。
現地に行けば、嫌でも英語を話すことになりますし、1ヶ月もいれば、話せるようになっています。
留学が厳しいようであれば、海外旅行へ行くだけでも価値はあると思います。
大切なのは、できる限り英語を話す環境を自分で作る工夫をすること。
日本人はもともと勤勉なので、しっかり勉強をしている人がたくさんいると思います。あとは、学んだことをどんどん外に出していく、そういう機会を作ることが大切です。
最後に
英語はただ勉強するだけでは話せるようにはなりません。
大切なのは覚えた英語をきちんとアウトプットすること。つまり、実際に使うことが大切です。
そのためのポイントや方法として、初心者の方が知っておいて損がない話を、このページでご紹介しました。
独学で英会話に取り組むことも大切ですが、ぜひ意識してアウトプットの機会を作ってみてください。
そうすれば、「英語は使ってこそモノになる!」ということが実感できます。ぜひ、参考にしてみてください。