英語学習の方法について調べていると、「シンクロリーディング」という言葉を目にしたことはないでしょうか?
この記事ではそれがどのような意味の言葉なのか?英語学習とどんな関係があるのか?分かりやすくご紹介しています。
はじめに、シンクロリーディングとは?
英語を聞くと同時にテキストを声に出して読むトレーニング方法、それがシンクロリーディングです。パラレル・リーディング、聞き読みとも言われます。
英語を話せるようになるためには、英語を聞く受動的なトレーニング法と同時に、自分から声に出して英語を話す能動的なトレーニングが欠かせません。
シンクロリーディングは、英語を聞くと同時に声に出して読むトレーニングなので、英語の文字と音を一致させる練習ができるとても良い練習法です。
英語を聞いて声に出す練習法にシャドウイング(Shadowing)がありますが、こちらのはテキストを見ず、聞こえた英語を発声していきます。
効果が期待できる練習法ではありますが、難しいのが難点。シャドウイングをしてみて、「難しい、ムリかな」と思ったら、今度はシンクロリーディングでトライするのがおすすめです。
シンクロリーディングの手順
シンクロリーディングは次の手順で行います。
シャドウイングよりは実践が簡単なので、初心者の方、英語が苦手な方にはこちらの方が取り組みやすいかもしれません。
1・英会話教材を用意する。(テキスト&CD)
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2・テキストを開いて下見する。
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3・CDを再生機にセット
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4・CDをかけて、テキストに目を向ける。
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5・英語が聞こえたら、テキストを見ながら音読していく。このとき、できる限りCDと発声のタイミングが近くなるようにする。CDに遅れないのが重要です。
実践する前に知っておきたいこと、そして注意点
シンクロリーディングを行う上で意識したいのが英語教材です。
初めてシンクロリーディングを実践される方は、最初のうちは200語~300語程度のテキストをメインに使うことをおすすめします。
シンクロリーディングは何度も繰り返して反復練習するのが良いので、文字数の多いテキストだと疲れてしまうからです(文字数が多いテキストは過剰負担になります)。
初心者の方や英語が苦手な方は、特に文字数が少ないテキストを練習教材として選び、シンクロリーディングを行うのがおすすめです。その場合は繰り返しを意識して、CDの英語スピードに遅れないよう、ついていくことを意識すればOKです。
このさい、発音の良し悪しは気にしなくても構いません。CDの英語についていき、全て音読できることが重要です。何度もCDで練習し、シンクロリーディングをスラスラできるようになったら、シャドウイングの練習を取り入れていくのが理想的です。
だんだんと、英語の音が聞き取りやすくなって、発声するのが簡単になっていきます。それに応じて、「英語が上手くなった!」を実感できるはずです。
まとめ
シンクロリーディングは英語を聞くと同時にテキストを声に出して読むトレーニング方法です。
この練習をすることで、文字と音を一致させながら英語力を高めていくことができます。
シャドウイングよりも簡単なので、初心者の方でも比較的取り組みやすいトレーニング方法です。英語の文字を読み、かつその音を正確に理解したいときにおすすめです。
最後に
以上、シンクロリーディングという英語学習の用語についてご紹介しました。
英語の勉強法は様々です。いろんな練習方法があります。シンクロリーディングは英語の読み、そして話すを同時に練習できるトレーニングです。ポイントを押さえて練習することで、英語に慣れていない方でも、日々実践が可能です。
この記事ではその最低限のポイントをご紹介しました。英語に慣れていない方、初心者の方の参考になれば幸いです。
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