Let me think about it.
検討させていただきます。
ポジショントークは大人の作法。
これが完璧に使いこなせば大人らしく振る舞える!その典型的な言葉が「検討させていただきます」という言葉だ。
「それは興味ないよん」という提案。「それは勘弁してくれよ」というイヤな提案。「それはマジで考える価値があるぞ!」という本当に熟考したい提案。いろんな提案をこの一言で対応できる。
ただ注意したいのは「検討させていただきます」という言葉はポジショントークの色合い、つまり建前がとても強い、ということだ。つまり「検討します」を連発していると、提案主を「こりゃダメだ」と落胆させてしまう可能性が高い。
あなたが本気で「これはいいかもしれない!真剣に検討したい」というときは、別の表現を使った方がいいかもしれない。
とはいえ基本的にポジショントークはフル活用するのが吉。それは白にも黒にも変えることができる魔法のコトバである。そして大人の世界で賢く生き抜くための、処世術なのである。
元ネタ
英語の日常表現より。Let me ~で「私に~させて」という、申し出のニュアンスの英語です。この場合は「私にthinkさせて下さい→検討させて下さい」という意味になります。
ちなみにこちらのフレーズを一緒に覚えておくと英語力の幅が広がります。
Let me sleep on it.=よく考えさせてください。
Can you give me some time?=少し時間をいただけますか?
I wish I could, but ~.=そうしたいですけど(できません)。