Love is best.
愛こそ最上。
今目の前に、自分の大切な人がいる。誰かを愛して、そして愛される喜びを知っている。それはまさに、人生の僥倖だ。
人は一人でも生きていくことはできる。とくに現代は、一人で生きていくことを選択する人が増えている時代である。これはこれで間違っていない。
なぜなら、「その人」が現れないかぎり、無理矢理誰かを愛しようとする努力は、究極的に虚しい行為だからである。
そう、私たちは誰かを愛そうとして愛しているのではない。むしろ自然に、いや、ある意味強制的に、その人を愛するようになる。
だから、「私は◯◯を愛します」とか、意識でなんとかなるものではない。
この人がどうしても大切で、この人がいなければ自分の人生は成り立たない。その本能的確信こそが、誰かを愛する強い動機となる。
だから、もし、あなたの周りに「その人」がいなければ、無理して誰かを愛する必要はない。
しかしもし、あなたの周りに「その人」がいるならば、自分の本能がそれを告げているとしたら、絶対にそのチャンスを逃さないようにしたい。
それはまさに僥倖。人生の最も大きな喜びを味わえる、大切な経験となることだろう。
元ネタ
イギリスの詩人、ロバート・ブラウニングの詩「Love Among the Ruins」より。
ロバート・ブラウニングは19世紀のイギリスの詩人。時代を超えた普遍性のある詩を残しており、ジョン・レノンの「Grow Old With Me」も、ロバート・ブラウニングの詩からインスピレーションを受けています。
<<No.253へ | 英会話で使いたい決め台詞【No.251~300】へ | No.255へ>>