To love is to suffer.
愛することは苦しむこと。
誰かを好きになる。そしてその人を大切に想う。
多分、好きという気持ちとか、愛するという気持ちそれ自体は、暖かく、素晴らしい感情なのだと思う。
しかし面白いのは、愛という人が持っている最も崇高な感情の一つから、最も低俗でネガティブな感情が生じるという皮肉だ。
そう、私たちは愛するがゆえに疑いを持つ。愛するがゆえに、執着と苦しみに悩む。もっとも愛情深い女が、その愛情ゆえに、もっとも嫉妬深い女に変わるのは、まさにそういうことだ。
そう、好きになるだけなら苦しみはない。愛は人を最も美しくもさせ、最も見にくくもさせる。この意味で、愛に苦しむくらいなら、いっそのこと、誰も愛さない人生のほうが、かえって楽かもしれない。
しかし、恋に落ちてしまったときはもう仕方がない。愛に喜びそして苦しむ。それこそが、人のサガなのだから。
元ネタ
『地球は女で回ってる』『ギター弾きの恋』などで知られる映画監督ウディー・アレンの名言より。
誰かを愛することは幸せ。でもその幸せの裏に苦しみがある。そのことに気づいたあなたは、素敵な恋をしてきた人なのかもしれません。
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