Just in case.
念のため。
用心するに、こしたことはない。
「一寸先は闇」(You never know what comes next.)というように、人生はどこでどうなるかは分からない。そこで常に想定しておきたいのが「まさか」の事態である。
つまり、最悪こうなってしまったらこんなふうに対応しよう。そんな、人生の想定外に備えるための心構えである。人生、つねに万が一の事態を備えておくことは、イザというとき自分を守るヨロイとなる。
例えば何か新しいことを始めるとき、常に念の為に備えておく。その習慣を持つことで、人生を生き抜くためには用心深さが役に立つ。
「それはマジですか?」というような事態が起こったとしても、そのダメージを最小限に抑えることができるだろう。それが人生における微差力となる。
一方でよろしくないのは、思考がポジティブに偏りすぎて、悪いことが起こることを全く想定していないことである。
世の中には悪いことを考えれば悪いことが起こる、という思想があるが、たしかに常時ネガティブなことを思い続けることは精神衛生上よろしくないのは事実である。
ただし、「可能性として起こるかもしれないこと」への備えを怠り、自分にとって都合の良いことだけを考え続けるのは非現実的である。
現実を無視してポジティブなことばかり頭に描き続けた結果、待っている未来は残念ながらポジティブとは程遠い未来になるだろう。
ということで、「念のため」を怠らず、可能性として起こりうることに対してはきちんと、予防線を張っておくことをおすすめしたい。それこそが本当のポジティブ思考である。
元ネタ
日常英会話で使える表現より。
just in caseで「~に備えて」、「もしものために」という意味になります。「何かに備えて」というニュアンスをつけたいときに使います。
ちなみに英語で注意を促したい場合は、このようなフレーズをあわせて覚えておきましょう。
Please, be careful.=注意してくださいね。
Please stay alert.=警戒を怠らないでください。
Watch out!=気をつけて!