英会話上達のために英語を正しく聴き取るリスニング力は必要不可欠。英語を正確に聴き取ることで正しい発音が身につくからです。
とはいえ、学習を始めたばかりの段階で英語を正確に聴きとることはなかなか難しいものです。
教材で英語をリスニングしても、
「英単語が聞き取れない!」
「センテンスを読むといつも詰まってしまう・・・」
など、思うようにいかないことがあるかもしれません。
そんなときは、急がばまわれ。コツコツと英語をリスニングをして、正しい発音を覚えていくことが大切です。
正しい発音が身につけばリスニング力も伸びる!
ではなぜ発音なのか?それはリスニングの能力(正しく聴き取る力)と発音の能力(正しく伝える力)には関係があるから。
正しい発音ができるということは、その言葉を正確に認識しているということになります。
基本的に、私たち人間の耳は、自分が分からない単語や認識できない音の単語は、聞き取れませんし、理解することができません。そこで、リスニング力の向上のためには、正しい英語の発音を身につけていくことが重要になります。
では、どうやってトレーニングしていけばいいのか?
大切なポイントは「まねる」ことです。英語を聴き、イントネーション、アクセントを意識。CDの英語の音を何度も聴き発音を練習。英語を丸ごとまねて覚えていく方法がオススメです。
ポイント
自分が発音できない言葉は聞き取れない。英語の発音力とリスニング力は関係がある。
正確な発音を身につけるために
英会話教材のCDで正しい発音を確認、自分で発音する。
この練習方法は、いわば赤ちゃんが言葉を覚える方法と同じ。周りの大人が話すことを聴き(英語CDを聴く)、それをまねるうちに赤ちゃんは言葉を覚えていきます。
ネイティブスピーカーの発音を徹底的にまねして発音して英語を覚えていくのが、この練習の目的です。これは守破離と同じプロセスで、
1.英語を何度も聴く。
2.聴こえた英語をそのまま真似て発音、繰り返し練習する。
3.自分のモノになる。
というように、ネイティブ英語を正確に真似ることで、正しい発音を身につけることができます。
英語を聴いて発音を覚えるため、英語独特のアクセントやリズムが身につきます。だからこそ、ネイティブにも通じる、生きた英語を身につけることができます。
関連記事:初心者が英会話を効果的に習得する基本ステップ「守破離」の話
練習のポイント
この練習では、最初英語を正確に聴き取るのに苦労しますが、何度も繰り返しリスニングして発音を真似することで、次第に上手になってきます。
また、教材の英語を真似て覚えることが重要なため、コツコツと同じことを繰り返していくような泥臭い練習が大切になります。
繰り返し同じことを練習するのは大変ですが、やればやるほど、トレーニングの効果を実感することができます。ポイントは、あせらず、じっくり、何度も繰り返し練習することです。
英会話教材で練習する場合、最初は、テキストを見ながらCDをかけ、英語の発音を確認します。その後、徹底的に発音を真似て自分で発声練習します。
理想は、教材のCDの音声が脳内再生されるくらい徹底して繰り返し練習すること。ここがこのトレーニングのポイントです。
何度も繰り返し練習することで、少しずつネイティブのような英語の発音が身についていきます。練習を繰り返していると、自分の上達が実感できます。
カタカナの「ふり」はつけない!
英会話の初心者の方、英語が苦手な方の場合、発音を日本語式にカタカナで覚えようとする傾向があります。
確かに、カタカナで発音をチェックするのは、良いところもあるかもしれませんが、このトレーニングおいては、カタカナで発音を覚えるのはNGです。
やはり、英語を日本語で理解しようとするのは根本的に無理があります。英語を無理に日本語の音を介して理解しようとすることで、「ネイティブに通じない」発音を覚えてしまうリスクがあります。
できるだけ、独学で発音を覚えず、ネイティブの英語を聴いて、正しい発音を身につけることをおすすめします。
まとめ
ここまでのまとめです。
英語力を伸ばし、英会話を身につけるためには英語を正しく聴き取る力を伸ばすことが大切です。英語を正確に聴き取ることで正しい発音が身につくからです。
そのために、実際に英語を聴き、発音をまねて身につけていくことが大切です。「英語を聴く」というプロセスは、本当に大切です。
最後に
教材で英語をリスニング、発音を覚えていく。
この練習のメリットは、リスニング力のアップや、正しい発音を身につけられることのほか、脳内に英語のイメージを作れるようになるところです。
英会話教材で何度も英語を聴いて単語の発音を覚えていくうち、わざわざ日本語を使わなくても、単語の意味が「英語のまま」分かるようになります。
例えば、book という単語を何度も発音していると、最初は「book = 本」だったのが、そのうち「book=book」になります。
つまり、日本語に訳さなくても、そのうち英語をそのまま理解できるようになります。これは、英会話習得に大切な英語脳を身につける基礎になります。
リスニングで正しい英語の発音を習得。この練習は単純で、同じことを繰り返す泥臭い練習です。しかし、このような泥臭い練習が、英語力アップのための血肉となります。
単純ですが、真似て練習を繰り返すことは、上達の大切なプロセスです。急がば回れで、コツコツ、トレーニングを積んでいきましょう。