英会話上達に欠かせないのが「英語を話す」というスピーキングトレーニング。何はともあれ、英語を話す機会を持つことが大切です。
では、英語を話す機会を作るにはどうすればいいのでしょうか?一番簡単な方法は英会話スクールに通い、マンツーマンレッスンなどで英語を話す機会を作ることです。
が、「英会話スクールはちょっと・・・」という方もいらっしゃるかもしれません。その場合に試したいのがこちら。
まずは日本人の英語学習者同士でスピーキング練習をする方法です。
やる気のある仲間を選ぶ
一般的に、英語のスピーキング練習は、ネイティブにお願いした方がいいですが、それが難しい場合、日本人同士で練習するのもアリだと思います。
日本人同士で英語を練習する場合、
・参加する全員がある程度勉強している(自分と似たレベルの人か少し上の人)
・全員が英語を話す機会を作る
・4~5人必要(2人~3人の場合、会話が続かなくなる場合があります)
・やる気のある人だけ誘う
など、いくつか工夫が必要ですが、日本人同士、無料&気軽に英会話の練習をすることが可能です。
また、気の合う英語仲間を見つけることができれば、学習の情報交換の場にもなります。
ネイティブ志向にこだわりがないのなら、英語に興味を持つ友人・知人を誘って、週に1~2回、スピーキングの機会を作ること。
これがシンプルながら、1つの英会話上達の方法になります。
不自然さを失くす
日本人同士で英会話をする場合、ありがちな失敗が「つい日本語を話してしまう」こと。
英語を話すのに日本語を使ってしまったら、場がしらけて不自然さが出てしまいます。これでは練習になりません。
そこで、グループ内でしっかりとしたルールを作ることが必要になります。
この場合、全員が同意する共通のルールを作ることで、参加者のやる気が高まると思います。
具体的には、
・スピーキング中は日本語を話さない。
・ロールプレイングを取り入れる。
・英会話する話題を決めておく。
・発音のナチュラルさを気にしない。
・文法ミスを会話中に指摘しない。
など、ルールを作ることで、日本人同士で英語を話す不自然さが和らぐと思います。
基本的に、スピーキングは話して実践を積むことで、次第に上手に口から出てくるようになります。
もちろん、会話の相手が日本人だろうと、ネイティブだろうと、しっかりと英語を話す機会があればスピーキングは上達していきます。
定期的にスピーキングをする場を持つことが大切です。
緊張感を演出する
注意したいのは、グループ内のやる気、良い意味での緊張感を絶やさないこと。
毎回英会話するだけでは、次第に単調になってくるので、適度に緊張する場面、いつもとは違う方法でスピーキング練習を取り入れます。
例えば、スピーチ。話す題材を決めて、グループのメンバー1人1人が、みんなの前でスピーチ。これは意外に緊張して、話す内容もしっかり考えるので、よい勉強になります。
スピーチの内容を、メンバーがそれぞれアドバイス。
・改善点を述べる。
・よかったところを具体的に指摘する。
などを英語で伝えます。
このような工夫をすることで、周りから認められると、「もっと上手く英語を話せるようになりたい!」という欲求も起こりやすいので、英会話へのよい刺激になります。
また、スピーチでも、人によってアプローチが違うので、「こういう英語の話し方があるんだ!」というような新しい見方ができます。
人の良かった話し方、方法をどんどん取り入れることで、自分の英会話に幅が広がります。
これこそ、グループで英語を練習するメリット。日本人同士でも、上手く工夫すれば、英語を話す良い練習になります。
「英語仲間を作って、日本人同士で英会話を練習したい!」
という方は、参考にしてみてください。