英語の勉強を始め、英会話をマスターする。そのために必要な大原則が英語の勉強を「継続」すること。
「英語を話せるようになりたい!」というモチベーション(やる気)を持続させ、日々コツコツ、やるべきことを「続けていく」ことが大切です。
そこで大切なのが目標設定。目標設定とはずばり、「私は○○を目指します」という具体的なゴールです。英語の勉強をスタートし、継続し、「英語を勉強して良かったです!」という結果を得るために大切なのが目標を決めることです。
この記事では初心者の方に向け、その必要性と目標設定の方法を、わかりやすくお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。
はじめに
まず目標設定の前提となる重要なポイント。それが「継続」です。
なぜ続けることが大切なのか?英会話はスポーツのようなもので、英語を勉強してそのビフォア&アフターを実感するためには、一定期間英語を勉強し続ける必要があります。
例えばあなたがテニスを始めるとします。「頭」でラケットの振り方やステップの方法といった「知識」を身につけたとしても、それをコートの上で今すぐ実践できるかというと、それは難しいでしょう。
「頭」でわかっていても「体」が反応しない。それがスポーツです。英語も同じです。
「英会話のフレーズ」や「文法知識」を頭に入れても、それがネイティブと英語でコミュニケーションを取ることになったとき。それが自然に口から出てくることは難しいことに気づきます。
そこで、何度も勉強し、覚えた知識を実践をし続けていくことで、「頭」で意識しなくても、自然にできるようになります。
もちろん、「旅行英語」などの使う場面が限定されるかんたんなやり取りの英会話を覚えて使えるようになるだけなら、数ヶ月で何とかなるかもしれません。
しかし、より幅広く実用的な英語力を身につけるのであれば英語学習を習慣化し、学習を続ける必要があります。
そこで英語学習に目標設定が必要!
ところが、英会話の上達は山あり谷あり。英語を勉強していても、思うようにいかないときがあります。
こうすればこうなる。こんな風に英語を勉強すれば英会話がペラペラになる。そんな法則があれば良いのですが、英会話は右肩上がりには上達していきません。時にはスランプもやってきます。
そういうとき、
「こんなことを続けていて大丈夫だろうか?」
「本当に英語ができるようになるのか?」
「面倒くさくなってきた。時間のムダじゃないの?」
このような「疑い」が自分のなかに芽生えてきます。
学習を続けている限り、あなたの英語力は確実に伸びているのですが、どうしても「目に見える結果」に意識が向いてしまいます。そこで、いかに学習の意欲を高める工夫をすることが大切になってきます。
モチベーションがあってこそ、しっかりとした英会話学習を継続することができます。勉強も続けることができるでしょう。そこで必要なのが「目標」です。
それはまさに、「私はこのレベルの英語力を身につけることで、現実世界で○○という結果を得ます」という、具体的なイメージです。
目標を設定することによって、そこへ至るために必要なことが見え、私たちは少しずつ、現実に変化を起こすことができるのです。
目標設定のポイントは「具体性」
英会話や英語学習のために目標を設定する上で重要なポイントが一つあります。それはっきりとした英語学習の目標を決めること。すなわち、目標に「具体性」があることです。
例えば、
・TOEICで550点を取る。
・英検の2級を取る。
・英会話教材を3つ買って全部やりきる。
などの、誰もが見ても「それがあなたの目標なのですね」と客観的に確認することができる、明確な目標です。
「英語を話せるようになる」というのは「願望」としてはOKですが、そこに具体性がありません。そのため、そこへ至るための方法を見出しにくく、挫折しやすくなってしまいます。
一方で、具体的な目標を決めることで、情報収集が容易になるだけでなく、「私は○○のためにそれをします」という行動する意味を自分自身で確認しやすいため、モチベーションもアップします。
なので、英語学習を始める初心者の方は、
・英語の基礎知識をマスターする→中学3年分の英語が学べる教材を買って、そこに書かれている単語&文法知識をすべて暗記し英検3級を取得する
といった具合に、「具体的」な目標を設定することが大切です。
ちなみに目標を決めるとき、目標とあわせて締め切りを設定することも効果的です。例えば「20XX年のX月X日までに英検準1級を取得する」など、誰が見てもはっきりわかる、明確な目標に「締め切り」を設定するのです。
締め切りを設定することで、「なぜ自分が勉強をしているのか」という必要性を自覚しやすく、行動にブーストがかかります。結果、漠然と学習をするより、はるかに効率よく勉強をすることができるのです。
「本気で英語を話せるようになりたい!」とお考えの方は、まず分かりやすい明確な目標を決め、それが実現される「締め切り」を決めることをおすすめします。
目標は短期と長期、2つの視点を
「締め切り」のある目標設定をする上で重要なのは、「短期」と「長期」、2つの視点で目標を決めることです。
それぞれ、
・半年から1年で達成できそうな目標を立てる(短期目標)。
・数年で達成できる目標を決める(長期目標)。
というイメージです。
例えば、現在あなたが英検5級レベルの学習者とします。そこであなたは最終的に英検3級を取得したいと考えています。
この場合の目標は、
・英検4級を取得する(半年以内:短期目標)・英検3級を取得する(2年以内:長期目標)
となります。
なぜ目標を短期と長期に分けるかというと、あまりに高い目標設定は途中で嫌になって失敗してしまうからです。
よくある失敗するケースとして、英検3級レベルの人がいきなり1年で英検1級を目指すような場合です。5年間など長期的な目標としては現実的ですが、1年間は達成が難しすぎて、途中でつまづく可能性が出てきます。
そうなると、やる気を維持するはずの目標設定が、逆にやる気をくじいてしまいます。そのため、ステップステップでやる気が続く目標を立てる必要があります。
そして、その目標と期限を紙に書き出し、勉強する机の目の前に張っておくのがオススメ。勉強するたびに目に入ってくるので、やり気が続くと思います。
目標は明確に、過程は柔軟に
目標を決めたら次にやることは行動の明確化。
決めた目標を達成するために、
「自分が何を勉強しなければならないか?」
「どのくらいの学習量が必要か?」
を調べます。
このとき、無理のない範囲で、少し頑張ればできそうな計画を立てましょう。あまり負荷をかけると、途中で嫌になります。
勉強計画や勉強量についてはこちらの記事に書いていますので、良かったら参考にしてみてください。
あくまで、自分に「頑張ったね」と言える少しだけ頑張る必要があるレベルにしておくのが安心です。「○○のために今頑張るんだ!」というモチベーションを持つことで、毎日の学習に意味を見出すことができます。
英会話習得に挑戦するなら、達成したい明確な目標を持ち、モチベーションを維持。日々、「なぜ学習しているのか?」を思い出し、やる気を落とさないよう、意識しておくことが大切です。
まとめ
ここまでのまとめです。
1.英会話を身につけるためには目標は決めた方が良い。
2.目標は具体的かつ、実現する期限を決める。
3.目標は短期及び長期、2ステップで決める。
4.目標を決めたらそれを実現するために必要な勉強内容も具体的に確認する(ただしし過剰な負担はNG)。それらは紙に書き出していつでも見れる場所に貼っておく。
私たちは、自分がどこを目指して、そこへたどり着くまでに何をすればいいかがわかっているとき、迷わずに進んでいくことができます。目標を決めることはまさに、目的地を意識し、そこへ向かって進む第一歩なのです。
最後に
以上、英会話初心者のための大切な目標設定法についてご紹介しました。
目標を持つというと少し、堅苦しい気もしますが、やはり英語を勉強してどんな結果を得たいのか。目標があるとないとでは、上達のスピードが変わってくることもまた、確かです。
ただし、無理な目標設定はNG。無理なく達成できる目標を設定することで、英会話の上達を現実のものとすることができます。「英会話を頑張ろう!」とやる気が出たら目標設定。この話を参考にしてみてください。
追記
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