英語力を伸ばす教材には様々なものがあります。カリキュラムに沿って正しく使うことで、「使って良かった!」を実感できるものはあります。
ただし、あまりにも大きな効果をうたっているものに関しては、冷静に情報を集める必要があるでしょう。
「これだけ使えば初級者から上級者になれる!」は考えにくい
英語の教材には初級用・中級用・上級用、それぞれ使用者の想定レベルが考えられています。
フレーズ、語彙、文法、適切な使用者のレベルを想定し、習得できる内容や難しさが決められています。
そのため、たった一つの教材を使うだけで初級から上級に到達するというのは、通常考えにくいことです。
そんなにかんたんに初心者から英検1級やTOEIC900点レベルを超える上級者になれるなら、英語で悩む人はこの世から急速に減っていくでしょう。
自分の段階に応じた教材を選ぶ
初心者向けは初心者、中級者は中級者、そして上級者は上級者。それぞれ必要な英語力を身につけることができるようになっています。
初級者向けの教材は初級者を卒業するための教材として、使う価値があります。
ただし、当メディアの教材体験談でお伝えしているとおり、初級者向けはあくまで初級者向けであり、初級者の方が使うからこそメリットがあります。
既に基本的な英語力を身につけた方(脱初心者した方)があえて初級者向けを購入する必要性はとても小さいと言えます。
初級者を卒業したのち、中級者向けの教材に取り組み、英語力を広げ、そして上級者向けに進むのが王道のプロセスです。
当たり前の話かもしれませんが、これはとても大切なことです。
まとめ
英語教材には、「これを使えば初級から上級までレベルアップ!」というような宣伝文句をうたっているものがあります。
実際にそうなれたら最高ですが、それが果たして本当なのか?しっかり情報を検討する必要があります。
「ある教材を使うだけ」で初級レベルから一気に上級者レベルに到達することは現実的な可能性として考えにくいことを、覚えておく価値があるでしょう。
最後に
英語上達に近道はあるかもしれません。でも魔法はありません。
英語で自己紹介できない人が、たった3日で英語で討論をできるようになったり、中学英語を始めた初心者が一週間で英検1級を取得することは起こりません。
英語はステップ・バイ・ステップ。必要な段階を経ながら上達していきます。教材はそれぞれの過程をクリアするために必要なアイテムです。
以上、参考にしてみてください。