楽しいことは何時間でもやってしまう。でもつまらないことは10分でも嫌になってしまう。私たちの感情はとても正直です。
「つまらない?それなら今すぐやめてしまいましょう」という話で済むなら、人生はとてもシンプルですよね。
でもあなたはきっと、「つまらないけどなんとか続けたい」という思いを持っているのだと思います。そこでこの記事では、「面白くない」でも英語の勉強を続けるヒントをシェアします。
はじめに
まず最初にあなたにお伝えしたいのは、「つまらない」を悪いようにとらえる必要はない、ということです。
「楽しくなければいけない」というのは完全に思い込みで、「つまらない」ことでも、ある段階から突然、「面白くなってきた!」に変わる場合があるからです。
英語の勉強も同じで、今の時点であなたが「つまらない」と感じていても、それは全然OK。あなたが意識すべきことは、今英語を学ぶ楽しさを感じなくてもそれはそれで問題ない、ということです。
「面白くない」という感情に意識を向けるのではなく、「面白くなくてもいい」と感じる許可を自分に与えた上で、行動に意識を向けることが大切です。
個人的におすすめしたいこと
英語を勉強しても面白くない。そこでまずおすすめしたいのは、「1つの教材を最後までやりきる」ことを目標にすることです。
あなたが英語が楽しくないと感じる理由として、英語に対して感情的にネガティブなものを感じていたり、「昔英語で挫折してしまった」という経験があるからなのかもしれません。
それはケース・バイ・ケースなのでここでは割愛しますが、重要なポイントは、私たちの意識は行動によって変えることができる、ということです。
英語の勉強も同じで、「楽しくない」を「面白い!」に変えていくために必要なきっかけが、なにか一つのことを「やりきった」という体験です。
必要なのは「やった」体験!
たとえば、クリアするのが難しいゲームでも、ストレスを感じ、腹を立てながらプレイしていても、クリアできた瞬間に大きな達成感を感じることができます。そして「もう1度やってみよう!」という気持ちになります。
英語の勉強も同じです。「できた!」という経験をすることで、あなたの意識は驚くほど変わってしまうものです。
英語の勉強が面白くないならそれはOK。そのかわり、「この教材を最後までやる!」ということだけに意識を向けてみましょう。
教材は難しいものでなくて大丈夫です。エンタメ要素の強い優しいものや、「○ヶ月で終了できます」といった、カリキュラムによって期限が決まっている教材がおすすめです。
「面白くない」は変える事ができる。
1つの教材をまず、最後まで終える。それによって「英語がペラペラになる!」ということが起こることはないかもしれません。しかし不思議なことが起こります。それはあなたの意識の変化です。
教材を最後までやり終えた。その事実が、あなたのなにかを変えます。
「もしかしたら、英語の勉強は面白いかもしれない」
「やればできるかもしれない」
そう感じ始めた自分に気づくかもしれません。
大切なのは感情的な意識に目を向けるというより、あなたのアクションだけに意識を向けることが大切です。動いているうちに、意識それ自体が、変わり始めるからです。
だから今あなたが「英語の勉強が面白くない」と感じてもいいのです。そのかわり、あなたが「これならできそうだ」という教材を選び、それを最後まで終える。そのことだけに意識を向けてみてください。
最後に
私が大学生の頃、塾のアルバイトで勉強が苦手な中学生に英語を教えていました。彼らはアルファベットからつまずいていたので、学校の勉強についていけず、ストレスを感じていました。
それは当然の話です。英語の基礎からつまずいているのに、文法だとかそういうことを教えられても、わからないのは当然だし、つまらないのも当然だからです。
そこで、アルファベットの段階から丁寧に教えたのですが、彼らが「わかった!」と実感したときに見せる目の輝きを、今でも強く、覚えています。
私たちは、1つの体験から、何かを学び、自分自身を変化させていくことができます。シンプルに言えるのは、私たちの感情は変わる、ということです。だから「つまらない」「面白くない」でもいいのです。
そのかわり、1つ教材を選び、それを1日少しずつでもOKです。最後までやり終える。それだけに意識を向けてみてください。やり終えたとき、「次はこの教材をやってみよう」とあなたの意識が変わっていることに気づくでしょう。
ポイントは行動。それも、小さな行動。できることを無理なく、取り組むことが大切です。ぜひ参考にしてみてください。