「ちょっと待って」
ヒュー・グラント&ドリュー・バリモア主演映画『ラブソングができるまで』(Music and Lyrics)より。
80年代に大人気を博したPOPのボーカリスト、アレックス・フレッチャーはバンド解散後、細々と活動を続けています。
「あの人は今?」的なTV番組の出演オファーを断ったアレックスに、マネージャーのクリスが新しい仕事の提案を持ってくるシーンより引用。
Chris:All right, listen, I had no idea they meant boxing. Nobody said a word to me, I swear.
悪かった。ボクシングとは聞いてなかったんだ。
Alex:No, it’s not a problem. I can definitely take Flock of Seagulls. We did a tour with them in ’89 and we beat them severely. They cried like little girls.
気にするな。フロックには勝てるさ。89年のツアーでブチのめしてやったが、女の子のように泣いてたね。
TV番組で歌を歌えると思っていたアレックスですが、実際は別のアーティストとボクシングファイト。勝った方が歌を歌える、ということを知ります。
Chris:All right, listen. It’s my fault and I hate myself for it, but I’m not upset. And do you know why?
いいか。俺のせいで番組の話はダメになって俺は自分が嫌になるが、心配はしてない。なぜだか分かるか?
Alex:You’ve been at my liquor.
酒飲んだから?
Chris:Because of her. Cora Corman. Biggest star in the world. Bigger than Brotney and Christina put together. And guess who she loves?
彼女のおかげさ。コーラ・コーマン。ブリトニーやクリスティーナ以上の大スターさ。 彼女の愛してるものが分かるか?
コーラは今をときめく大スター。彼女と共演できるチャンスに、マネージャーのクリスは気合を入れています。
Alex:Her country?
彼女の祖国?
Chris:You. She’s a huge PoP fan and she wants to meet you, Alex.
君だよ。ポップの大ファンだそうだ。君に会いたがってる。
Alex:Hang on.
ちょっと待って。
このフレーズに注目!
Hang on.
ちょっと待って。
(電話を切らずに)ちょっと待ってくれ、という意味の英語。
会話中ちょっと抜け出したいときとか、電話がかかってきたときとか、相手に待っててほしいときに使えます。
このページの英語表現
liquor = アルコール飲料
severely = ひどく
映画『ラブソングができるまで』について
英会話 1日1フレーズでは2度目の引用。
かつてのスターのアレックス(ヒュー・グラント)と自分に自信を持てない作詞家のソフィー(ドリュー・バリモア)。
2人がコーラの新曲を通じてそれぞれの課題を克服。最後にはめでたしめでたしになる心温まるヒューマンドラマです。