「なんか文句ある?」
サンドラ・ブロック、マイケル・ケイン主演映画『デンジャラス・ビューティー』(Miss Congeniality)より。
女子力ゼロのグレイシーを改造するために、FBIのエリックは、過去ミスコンを何人も誕生させてきたカリスマ美容コンサルタントのヴィクターのもとへ。
初対面のヴィクターとグレイシー。ヴィクターは、グレイシーのあまりの品のなさに愕然とするシーンより引用。
Gracie:So, how long have you been doing this pageant-training thing?
どれくらい美容コンサルタントを?
Victor:I’m sorry? What was the question? I was distracted by a half-masticated cow rolling around in your wide-open trap.
失礼、何か言った?その口の中の肉の残骸に気をとられていたのもので。
Gracie:Excuse me? What is your problem?
えっ?いったい何が気に食わないの?
Victor:Problem?
問題?
Gracie:Yeah. I mean, yes. Have I offended you in some way?
私が何か気に障ることをした?
このフレーズに注目!
What is your problem?
なんか文句ある?
「何が問題ですか?」という意味にはならない、注意が必要な英語。ニュアンス的にはかなり挑発的な言い方になります。
「何が問題ですか?」と聞きたいときはWhat’s the problem?もしくは、What’s the issue?を使いましょう。
このページの英語表現
distract = あちこちに散らす
offend = 感情を害する
映画『デンジャラス・ビューティー』について
FBIで働くグレイシーは冴えない容姿のおっさん女子。
メイクや美容には一切興味がないグレイシーですが、ひょんなことからアメリカのミスコンに参加することに。
そしてプロの指導のもと劇的な変化を遂げるグレイシー。女性はいつでも輝ける。美人になることができる。
そんな、アメリカンビューティーな映画です。観終わったあとは、主演のサンドラ・ブロックに首ったけになってしまうことでしょう。