英会話 1日1フレーズ【No.81】では、すぐには説明できないときに使える便利な表現 “It’s a long story.”をご紹介します。
「どうして?」「なぜそんなことに?」と聞かれたとき、すぐに全部を説明するのが難しい場合や、詳しく話したくないときにぴったりのフレーズです。
ぜひこの記事で意味と使い方を覚えて、あなたの英会話フレーズの一つに加えてみてください。
「いろいろあって」と伝える
Johnが友人Samのホームパーティーに招かれ、Samの家を訪ねます。いろいろつもる話があるようです。
Sam: Hey.
やぁ。
John: Hello, Sam. Thank you for inviting me. By the way, who’s the brunette over there?
こんにちは、サム。招待してくれてありがとう。ところで、あそこのブルネットの子は?
Sam: Oh, that’s Kate. She’s my new girlfriend.
ああ、ケイトさ。新しい彼女なんだ。
John: Huh? What happened to Anita?
えっ?アニータとはどうなったの?
Sam: It’s a long story.
まぁ、いろいろあってさ。
John: I see… Did you guys break up recently?
そうなんだ…最近別れたの?
Sam: Yeah, a few weeks ago. Things just didn’t work out.
ああ、数週間前にね。うまくいかなくてさ。
John: Sorry to hear that. Are you okay?
それは残念だったね。大丈夫?
Sam: Yeah, I’m fine now. Kate has really helped me feel better.
うん、今は大丈夫。ケイトがすごく支えてくれてるんだ。
John: That’s good to hear. She seems nice.
それはよかったよ。いい子そうだね。
Sam: Yeah, she is. I’ll introduce you later.
うん、そうだよ。あとで紹介するよ。
英単語メモ
invite=招待する
break up=別れる(恋人同士が)
girlfriend=ガールフレンド、彼女
このフレーズに注目!
It’s a long story.
話せば長くなる。→いろいろあって。
日本語の「まぁ、いろいろあってね」や「説明すると長くなるんだけど」という前置きにあたります。
こんな場面で使います
・じっくり話を聞いてほしいとき
→「聞いてくれる?ちょっと長くなるけど…」という気持ちを込めて。
・あまり詳しく話したくないとき
→「まあ、いろいろあったんだよ」と軽く流したいときにも使えます。
ポイントはここ!
“It’s a long story.”は、すぐには説明できない複雑な話を始めるときの“前置き”としてとても便利です。
英会話の中では、状況をやさしく伝えたり、話す、もしくは話さないのコントロールができる便利な表現として、汎用性が高いフレーズです。
発音記号
/ ɪts ə lɔːŋ ˈstɔː.ri /(イッツ ア ロング ストーリー)
あれこれ突っ込まれたくないときは?
“It’s a long story.”とあわせて覚えておくと便利なフレーズが、”I can’t really say.”です。
この表現も、「いろいろあってね」と詳しく説明を避けたいときに使えますが、
「これ以上はあまり聞いてほしくない」という気持ちをやんわり伝えることができます。
相手が空気を読んでくれる人なら、それ以上は踏み込まずに話を終わらせてくれるはずです。プライベートなことをあまり話したくないときや、気まずい話題を避けたいときに使うのにぴったりなフレーズです。
例)
A: Why did you quit your job?
なんで仕事を辞めたの?
B: I can’t really say.
ちょっと、それは言えないんだ。
最後に
英会話 1日1フレーズ【No.81】では、「どうして?」「なぜそんなことに?」と聞かれたときに、すぐに答えるのを避けたいときに使える表現、”It’s a long story.” をご紹介しました。
日常の会話では、すぐに説明できないことや、あえて詳しく話したくないことを聞かれる場面もあります。
そんなとき、このフレーズを知っていれば、言うべきことは適切なタイミングで伝え、言わない方がよいことは控える、というスマートな対応ができるようになります。
知っておくととても便利で、英会話の中で汎用性の高い表現です。ぜひ、あなたの英会話フレーズの一つに加えてみてください。
更に英語の表現力を磨きたい方へ
今回のフレーズ、”It’s a long story.”はいかがでしたか?
こうした汎用性の高いフレーズを覚えておくことは、「適切なことを、適切な場面で自然に言える力」につながっていきます。日常会話でもとても役立つ、大切なスキルです。
下記の記事では、英会話の幅をさらに広げるおすすめ表現をご紹介しています。
特に、「どんな場面でも使いやすい便利なフレーズ」を中心にまとめています。
気になる方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。