「君も」
キャメロン・クロウ監督作品『エリザベスタウン』から。
飛行機でケンタッキーに向かう青年ドリューと、フライトアテンダントのクレアの会話からの引用です。
人生の転機を迎えて故郷のケンタッキーに向かうドリュー。彼の存在が気になるクレアは、何かとコンタクトします。
Claire:I’m Claire, by the way.
私はクレア。
Drew:Drew.
僕はドリュー。
Claire:Nice.
いい名前。
Drew:Same to you.
君の名前も。
このフレーズに注目!
(The) Same to you.
君も。
「あなたの髪型、いいですね~」
「あなたも(素敵ですよ)」
という感じで使います。フランクに言いたければ You, too. でも構いません。
このページの英語表現
by the way = ところで
映画『エリザベスタウン』について
こちらで引用している映画、『エリザベスタウン』は、ロックジャーナリストとして名を馳せたキャメロン・クロウ監督の作品。
そこにはまさに、ヒューマニズムの結晶とも言うべき、人間への温かい信頼感に満ちています。
主人公のドリュー(オーランド・ブルーム)はイケイケのシューズデザイナーとして新作を発表。
ところがそれが世紀の大不評に終わり、「俺の人生は終わった」と、ドリューは自殺を考えます。
自宅の運動マシーンを使って自殺を企てたその瞬間、ドリューの携帯に姉からの着信が。そして、父親が死んだことを知ります。
上記の会話はドリューが飛行機に乗り、故郷へと向かう機内でのシーンです。
故郷へ向かう空の上、ドリューはクレア(キルスティン・ダンスト)というCAと出会いますが、これがドリューの人生を変えます。
クレアは自己紹介をするにも”by the way”という言葉を使ってしまう奥ゆかしい性格の女性。
人生どん底のシューズデザイナーのドリューと、自分に自信が持てないCAのクレア。2人の物語が、最後どのような結末を迎えるのか。
興味がわいた方は、ぜひ映画を観てみてください。心がホッと、温まるかも。