洋画や海外ドラマが大好きな30代です。
昔から海外のことに興味があって、思い立って自分で英語の勉強を始めたのですが、どのような勉強法が合っているのか、分かりません。目標としては、字幕なしで洋画や海外ドラマを観れるようになりたいです。
また、今接客の仕事をしているので、外国のお客様と英語で会話ができたらとても嬉しいです。おすすめの勉強法や助言があれば、教えてください。
自分で英語の目標を持ち、勉強をスタート。この段階で実は、かなり良いスタートを切れています。
というのは結局、30代から英語をやり直しはモチベーションが何より大切。「やる気がある」というだけで、最高のスタートを切っているのです。
はじめに
英語を何のために勉強するのか?30代から英語を学び直すとき。その意味や理由を持つことは、大きな意味を持ってきます。
なので、
「英語を勉強して洋画や海外ドラマを字幕なしで観て、内容を理解できる」
「仕事の接客で英語を使えるようになる」
という明確な目標があることは朗報。やるべきこと。注意すべきことも、ハッキリしています。
目的地が分かっているので、あとは、自分に合った勉強法で英語を学びつつ、ステップ・バイ・ステップで、レベルアップしていくことが大切です。
関連記事:あなたはどのタイプ?英会話初心者のための学習タイプ診断
勉強方針はこの2つ!
洋画や海外ドラマを字幕なしに理解できるレベル=日常英会話ペラペラ+αのレベル。
あわせて「接客で英語を話せるようになりたい」ということなので、やり直しの優先順位としては、英会話の勉強に特化することが一番です。
具体的には、文字で英語を勉強するというより、
1.日常英会話に困らないリスニング力を身につけること。
2.基本的な英語の言い回しを覚えて、「ぱっ」と使えるようにすること。
この2点を中心に英語を勉強していくことがポイントです。
日常英会話を分かりやすく学べる教材を用意。それを使用して、日常の英語表現はすべて、「ぱっ」と口から出てくるようにすることが大切です。
というのは、「英語が口に出た!」という効果を感じることが、即やる気アップと維持につながりやすいからです。
具体的にはこういうこと
ではそのためにどうするか。
英会話教材のCDをフル活用し、徹底的に使い倒します。
CDで英語をリスニングするだけでなく、シャドウイング。オーバーラッピング。最低限の英語の読み書きもできるようになりたければディクテーション。
様々なトレーニングを組み合わせ、英語の「聴く」&「話す」を練習します。
文字と音が完全に一致できるまで英語を聴きます。そして、自分で声に出して発音を真似し、瞬時に使えるレベルになるまで、練習します。
通常、英会話教材は「こうやって使ってください」というカリキュラムがありますが、その方法で一度教材をクリア。
その後専門的な練習を組み合わせることによって、より効率的に英会話を身につけることができます。
関連記事:初心者向けおすすめ英会話教材まとめ
ワンポイントアドバイス
手堅く実力アップを目指すなら、
・ディクテーション
→これで音と文字を一致するまで練習!
・シャドウイング
→口からスラスラ英語が話せるまで
・オーバーラッピング
→完全にCDの英語をタイミングよく合わせられるようになるまで
これを目安に、英会話教材を使い込みます。
英会話スクールに通う必要はある?
日本人が英語を使えるようになるためには、まず第一にインプットが必要。英会話教材でしっかり、英語のリスニング&スピーキングの勉強をすることが大切です。
「自分は英語が全くダメ。そうだ、英会話スクールに行こう!」
という選択もありますが、0から英語を学ぶために英会話スクールに行くより、最低限の基礎を自分自身で勉強してから検討した方が、効果の面でもお金の面でも安心です。
レッスンに参加した場合、日常英会話を自分で勉強し、英語をインプットしておくことで、英会話レッスンを有効活用できるからです。
基本的な英語の知識が身についていないのに英会話スクールに通うのは実は非効率的かも。英会話スクールは英語を話す「アウトプットの場所」だからです。
基礎的な知識を効率的に身につけたい場合、そのためのサービスを選択することが「急がば回れ」です。
英語のやり直しは「インプット」ファースト!
日常英会話をほぼ完全に理解できるリスニング力。そして、スピーキング力を身につけるためにはまず、インプット。ともかく英語を勉強して覚えるという作業が必要です。
英会話教材を購入したなら、まずはその英語をすべて覚える。ほぼ完璧と言える段階まで、徹底的に覚えることが大切です。
より着実にレベルアップを目指すなら、1つの英会話教材をとことんマスターしたあと、同レベルの教材を入手。復習のつもりで取り組むと、自分の成長が実感できます。
日常で使う英語表現はだいたい決まっています。なので、「この英語は知ってる!」というものが増えれば、やがては洋画や海外ドラマも、字幕なしで理解できるようになります。
「字幕なし」に挑戦するタイミング
英会話教材をやり終えて基本的な英語をインプットができたら、あとは実際に字幕なしで洋画や海外ドラマをチェック。
勉強していなかったときより、着実に内容が理解できるようになっていることを実感できるはずです。
ただ、まだまだ不十分なものを感じると思うので、洋画や海外ドラマを字幕なしで観るときは同じ作品を2回。
1回目は英語字幕。2回目は字幕完全オフで観ると、作品を深く理解できる+英語力アップするメリットがあります。
英語字幕を使わない場合、聞き取れない英語があれば必ず再生をストップ。字幕を出して分からない英語をチェックし、意味を確認して覚えていくことが大切です。
分からない英語をそのまま聞き流してもほとんど意味はありません。分からないことはその都度覚えていくことが大切です。
覚えた英語を使ってみる
字幕なしで英語を理解できるレベルになれば、英語を話せるようになるための基礎力は十分。あとは実際に英語をアウトプットして使う機会が必要になってきます。
実際仕事の接客で使う機会があれば、恐れず使ってみること。機会がなければ、英会話スクールや英語サークルなどに参加。
週2程度でもいいので、実際に英語を話す機会を持つことが大切です。
英会話教材でしっかり英語を覚えておけば、その場に馴染むのもそう難しいことではありません。着実な成長を実感できます。
ポイントは「覚えた英語を使って身につけていくこと」です。
まとめ
長くなってしまったのでまとめます。手順は次のとおりです。
1.日常英会話教材を用意。教材の内容をほぼマスター、CDの英語フレーズをすべて聞き取れる&自分で言えるレベルまでやり込む。
2.完全に日常英会話をマスターしたいなら、1つの教材をやり終えたあと、同レベルの英会話教材を用意。復習のつもりで再挑戦する。
3.日常英会話の勉強が終了したら、自分の英語力チェックも兼ねて、映画やドラマの字幕をオフ。音声だけで楽しんでみる。
4.聞き取れない英語などがあれば、まずは英語字幕でチェック。意味を覚える。
5.英語を話す機会を作る。
勉強のポイントとしては、まずインプット。英会話教材を購入、日常の英語表現はすべて理解できるレベルまで、英語をたくさん聴きます。
そして、シャドウイングやオーバーラッピングなどの練習も加えて、英語を聴く+話す練習をすることが大切です。
「洋画や海外ドラマを字幕なしで理解できる」ことも「接客の仕事で英語を話せる」も、日常英会話を身につけることで実現することができます。
やる気を大切にして、まず英会話の勉強から、始めてみてください。
最後に
以上、30代からの英語のやり直しに成功するためのおすすめヒントをお伝えしました。
何のために英語を勉強するのか?どれくらいの英語力が欲しいのか?そこが見えている場合のやり直しなら、スタートは好調です。
必要なステップを積み重ねていくことで、無理のない目的地への到達が期待できます。そのための具体的な方法や注意点をこちらでお伝えしました。
参考になれば幸いです。