【中学英語やり直し⑤】一般動詞の基本ルールを徹底解説!3人称単数のsも安心

ここが重要なポイントです

初心者のための中学英語やり直し講座その5です。

この記事では、英語の基本となる「一般動詞」について分かりやすく解説します。be動詞と並んで、英語を話す・理解するための最も大切な基礎知識です。しっかりマスターしていきましょう。

【第4回】be動詞はこちら

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はじめに。一般動詞とは?

英語の文の仕組みで勉強したように、英語は基本的に「主語+動詞+そのほか」というのが、文の基本になります。

【中学英語やり直し②】まずこれだけ!英語の文の「基本の語順」をマスターしよう
初心者のための中学英語やり直し講座②です。もう難しく考えない!英語の文の基本は主語と動詞。初心者向けに、英語の語順と仕組みをわかりやすく解説します。やり直し学習に最適。

では、動詞とは一体何でしょうか? それは、主語が「何をするか」という動作や、「どのような状態か」という状態を表す言葉のことです。

動作を表す動詞の例: study(勉強する)、walk(歩く)、run(走る)、speak(話す)

状態を表す動詞の例: live(住んでいる)、know(知っている)、like(好きだ)

これらをまとめて一般動詞と呼びます。まずは「主語が起こすアクション(動作)を表す言葉」と覚えておくと、理解がスムーズです。

一般動詞のうしろには何が来る?

英語の文章は「誰が(主語)」「どうする(動詞)」が決まったら、次に「何を」「誰に」などが続きます。

目的語:「〜を」「〜に」にあたる言葉

動詞には、以下のように主語+動詞だけで文が完成するものもありますが、

I swim.(私は泳ぐ。)

多くの動詞は、動作の対象を表す言葉を必要とします。この「〜を」「〜に」にあたる言葉を「目的語」と言います。

I speak English.

私は → 話す → 英語「を」

この場合、English が目的語です。

目的語は一語だけとは限りません。

I clean my room.

私は → 掃除する → 私の部屋「を」(my room が目的語)

この文のように、二語以上(my room)になることもあります。

【発展】自動詞と他動詞

ここで少しだけ専門用語を覚えておきましょう。動詞には、自動詞と他動詞があります。

目的語がある動詞のことを他動詞と言い、目的語が来ない動詞を自動詞と言います。

I speak English.

I clean my room.

この2つはそれぞれ、Englishとmy roomという目的語があるので、speakとcleanは他動詞になります。

一方で、

I swim.

はこれだけで文章が簡潔するので、swimは自動詞になります。

種類 定義
他動詞(たどうし) あとに目的語(〜を、〜に)が来る動詞 speak, clean など
自動詞(じどうし) あとに目的語が来ない動詞 swim, sleep など

【重要】3人称・単数のs

一般動詞を学ぶ上で、最も重要で、かつ間違いやすいルールが「3人称単数現在のs」です。

「3人称単数」とは?

主語には「私(I)」「あなた(You)」以外の全ての人やモノがあります。これを3人称と言います。

そして、主語が3人称で、かつ単数(1人・1つ)のときに、動詞の語尾に「s」をつけます。

主語の種類
1人称 私(I)、私たち(We)
2人称 あなた(You)、あなたたち(You)
3人称・単数 彼(He)、彼女(She)、それ(It)、私の父、あの猫 など
3人称・複数 彼ら(They)、私の友達(複数)、それら など

このsがつくのは、現在の習慣や事実を表す文(現在形)です。過去の文や未来の文ではsはつけません。

例文(主語に注目) 説明
He speaks English. 主語が「He」(3人称・単数)なので s がつく。
She swims. 主語が「She」(3人称・単数)なので s がつく。
They speak English. 主語が「They」(3人称・複数)なので s は不要

語尾が特殊変化する場合

主語が3人称単数の場合、動詞の語尾にsをつけるのが基本ですが、次の場合は形が特殊に変化します。

ルール 動詞の例 変化形
1. 語尾が o, ch, sh, s で終わるとき go, watch, wash, pass es をつける:goes, watches, washes, passes
2. 語尾が「子音字+y」で終わるとき study, fly y を i に変えて es をつける:studies, flies
3. have のみ例外 have has になる:He have has a cat.
子音字=a・i・u・e・o(=母音字)以外の文字のこと。
ストック!英単語

go = 行く

watch = 見る

wash = 洗う

pass = 通る

fly = 飛ぶ

have = 持つ

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一般動詞の否定文:「〜しません」の作り方

「私は~しません」「彼は~しません」など、動詞を否定する文の作り方です。

一般動詞の文を否定する(〜しません)ときは、do not(don’t)またはdoes not(doesn’t)を使います。

否定文の語順とルール

語順: 主語 + do not / does not + 動詞の原形

主語 使う形 短縮形
I, you, we, They など
(動詞にsがつかない主語)
do not (don’t)
He, She, It など
(動詞にsがつく主語)
does not (doesn’t)

ここに注意!

does notを使う場合、動詞についていたs/es/iesは消して、動詞の「元の形」(原形)に戻します。

例文 説明と注意点
I don’t play tennis. 主語が I なので don’t を使う。
She doesn’t study French. 主語が She なので doesn’t を使う。
【重要】動詞は必ず原形(study)に戻す。

一般動詞の疑問文:「〜しますか?」の作り方

最後に、質問する文(疑問文)の作り方を覚えましょう。否定文と同じく、do とdoesを使います。

疑問文の語順とルール

語順: Do / Does + 主語 + 動詞の原形 + ?

DoとDoesの使い分けは、否定文のときと同じです。主語が「He, She, It」の場合はDoesを使います。

疑問文(質問) 肯定の答え方 否定の答え方
Do you study English? Yes, I do. No, I don’t.
Does she play tennis? Yes, she does. No, she doesn’t.

まとめ:一般動詞の最重要ポイント

以上が英語の一般動詞の基本知識です。この記事で必ず覚えておきたい重要ポイントは以下の2つです。

1. 英語は「主語+動詞+そのほか(目的語など)」が基本。

2. 主語が3人称・単数で現在の文では、動詞の語尾が変化する(s/es/ies/has)。

3人称単数の話は最初戸惑うかもしれませんが、シンプルに以下の形で覚えておけば大丈夫です。

・I や You, Theyが主語の動詞はそのままの形。

・He や She, Itが主語の場合は、動詞の語尾にS/esがつく。

否定文と疑問文については、doまたはdoesを使って作ることを理解し、どんな場合にどちらを使うかを区別することが大切です。

一般動詞は、これから英語を学ぶ上で欠かせない土台です。時間をかけても構いませんので、じっくりマスターしていきましょう。

【第6回】名詞へ

英語力は土台作りが命!

この記事の内容はいかがでしたか?

英語力は土台作りが大切です。この記事で学んだ一般動詞のような、基本的な内容を着実に押さえていくことで、独学でも英語力の土台を築くことは可能です。

ですが、もしあなたが英語学習に不安を感じていたり、「独学では今ひとつ効果を実感できていない」と感じているなら、一度プロのサポートを検討してみましょう。

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