現在形。過去形。過去分詞形。そして現在分詞形。英語の動詞は、ルールに応じてその形が変化します。
規則的な変化をするものは覚えることは難しくありませんが、なかには不規則な変化をするもの(不規則動詞)もあります。
そこでこのページでは、英語の動詞の変化を楽に覚えるために知っておきたい4つのパターンについてご紹介しています。
「不規則に変化する動詞にはこのパターンがある!」ということを知っておけば、暗記も楽になります。頭の片隅にでも入れておくと便利です。
不規則動詞の変化型 4つのパターン
英語の動詞の変化するパターンは、次の4つのタイプがあります。
・A-A-A型
・A-B-A型
・A-B-B型
・A-B-C型
それぞれ、パターンによって動詞の変化を分かりやすく分類することができます。以下、詳しく見ていきます。
A-A-A型
覚えるのが一番かんたんなタイプです。なぜか?原形、過去形、過去分詞がすべて同じで、現在分詞形も変化の形が同じだからです。
形が同じなので、時制は文脈で判断する必要がありますが、覚えることはかんたんです。具体的には、cut、put、setといった動詞が当てはまります。
cut(~を切る)
cut(現在形)
cut(過去形)
cut(過去分詞形)
cutting(現在分詞形)
put(~を置く)
put(現在形)
put(過去形)
put(過去分詞形)
putting(現在分詞形)
set(~を置く)
set(現在形)
set(過去形)
set(過去分詞形)
setting(現在分詞形)
A-B-A型
現在形と過去分詞形が同じで、過去形の形が違うパターンです。覚えるものはそう多くないので、A-B-Aのパターンを覚えておけばかんたんです。
become(~になる)
become(現在形)
became(過去形)
become(過去分詞形)
becoming(現在分詞形)
come(~来る)
come(現在形)
came(過去形)
come(過去分詞形)
coming(現在分詞形)
run(走る)
run(現在形)
ran(過去形)
run(過去分詞形)
running(現在分詞形)
A-B-B型
過去形と過去分詞形が同じなタイプです。変化が不規則なので、違いを覚えておく必要があります。
leave
leave(現在形)
left(過去形)
left(過去分詞形)
leaving(現在分詞形)
lose(~を失う)
lose(現在形)
lost(過去形)
lost(過去分詞形)
losing(現在分詞形)
make(~を作る)
make(現在形)
made(過去形)
made(過去分詞形)
making(現在分詞形)
mean(~を意味する)
mean(現在形)
meant(過去形)
meant(過去分詞形)
meaning(現在分詞形)
meet(~に会う)
meet(現在形)
met(過去形)
met(過去分詞形)
meeting(現在分詞形)
sit(すわる)
sit(現在形)
sat(過去形)
sat(過去分詞形)
sitting(現在分詞形)
A-B-C型
現在形~過去分詞形、全て形が変わるタイプです。暗記が必要です。
begin(始まる)
begin(現在形)
began(過去形)
begun(過去分詞形)
beginning(現在分詞形)
speak(~を話す)
speak(現在形)
spoke(過去形)
spoken(過去分詞形)
speaking(現在分詞形)
swim(泳ぐ)
swim(現在形)
swam(過去形)
swum(過去分詞形)
swimming(現在分詞形)
write(~を書く)
write(現在形)
wrote(過去形)
written(過去分詞形)
writing(現在分詞形)
まとめ
英語の動詞は、ルールによって形が変化します。不規則に形が変わるものについては、次の4つのパターンを覚えておくと暗記が楽になります。
・A-A-A型
・A-B-A型
・A-B-B型
・A-B-C型
現在形から過去形、過去分詞形、そして現在分詞形。「同じようなパターン」で変化する動詞を意識しておくことで、暗記が楽になり、忘れにくくなります。
最後に
以上、英語の不規則動詞の覚えておくと便利な4つのパターンについてご紹介しました。
他にもパターンはありますが、ここでは特に、基礎的で出現頻度が高い重要なパターンを優先してご紹介しました。
細かい内容は横においておきここでは、不規則な変化をする動詞には変化するパターンがあるということを押さえておけば大丈夫です。
ぜひ、参考にしてみてください。