英会話 1日1フレーズ【No.74】では、「どうしてここに来たの?」と尋ねるときに使える表現、”What brings you here?”をご紹介します。
このフレーズは、イベントやパーティで初対面の人と会話を始めるときや、職場に見慣れない人が訪れたときなど、さまざまな場面で活躍します。
この記事で意味と使い方をしっかり覚えて、あなたの英会話フレーズの一つにぜひ加えてみてください。
「どうしてここへ?」と聞く
日本人のTakehiroと、日本在住歴3年のアメリカ人Johnがグラス片手に会話をしています。
John: Nice to meet you. My name is John Clerk. I was the head of obstetrics research at XYZ Hospital in America.
初めまして。ジョン・クラークと言います。アメリカのXYZ病院で産科研究の主任をしていました。
Takahiro: It’s a pleasure to meet you. So, what brings you to Japan?
お会いできて光栄です。日本に来られたきっかけは?
John: To study Japanese culture. I’ve been interested in it for a long time.
日本文化を勉強するためです。ずっと前から興味がありました。
Takahiro: That’s great. Have you visited many places in Japan so far?
それは素晴らしいですね。これまでに日本のいろいろな場所を訪れましたか?
John: Yes, I’ve been to Kyoto, Osaka, and Hiroshima. I really enjoy learning about the history and traditions.
はい、京都、大阪、広島に行きました。歴史や伝統を学ぶのがとても楽しいです。
Takahiro: Sounds like you’re really making the most of your time here.
日本での時間をとても有意義に過ごしているようですね。
John: Yes, I’m trying to! And I’m also studying Japanese, but it’s not easy.
はい、そうしようと頑張っています!それから日本語も勉強しているんですが、簡単ではないですね。
Takahiro: You’re doing great. If you ever need help, feel free to ask me.
すごいですね。もし何か助けが必要なら、遠慮なく聞いてくださいね。
英単語メモ
culture=文化
place=場所
help=助け、助ける
このフレーズに注目!
What brings you here(場所)?
ここに来た理由は?
直訳すると「何があなたをここへ運んできたのですか?」という意味で、相手がここに来た理由やきっかけを丁寧に尋ねる表現です。
英会話の例文では、TakahiroがJohnに「日本に来た理由」を尋ねる場面で使われています。意外な場所で知り合いにばったり会ったときや、誰かの来訪の理由を知りたいときなど、さまざまな場面で使えます。
ちなみに、某テレビ番組でもおなじみのWhy did you come to Japan?(なぜ日本に来たのですか?)という表現も意味としては正しいですが、「一体何しに来たの?」といった少しきつく、失礼に聞こえる場合もあります。
相手に失礼のないよう、理由を丁寧に聞きたいときは、”What brings you here?”のほうが自然な印象を与えます。
発音記号
/ wɒt brɪŋz juː hɪə /(ワット ブリングズ ユー ヒア)
ついでに覚えたい関連フレーズ3選
“What brings you here?”とあわせて覚えておくと、英語の表現力がグッと広がる便利なフレーズがこちらです。「どうして◯◯(場所)に?」とやわらかく理由を尋ねたいときに使えます。
What brought you to ◯◯(場所)?
どうしてこちらに?(過去の理由を聞く)
「What brings you here?」の過去形。すでに到着してしばらく経っている場合や、以前来た理由をたずねるときに使う表現です。
例:What brought you to Tokyo?
どうして東京に来たんですか?
What made you come to ◯◯(場所)?
こちらに来られたきっかけは?
「何があなたを来させたのか」というニュアンスで、「どんな動機・理由・きっかけがあったのか」をやわらかく尋ねる表現です。
例:What made you come to Japan?
日本に来られたきっかけは何ですか?
What are you doing here in ◯◯(場所)?
◯◯で何をされているんですか?
「この場所でどんなことをしているのか(目的・活動内容)」を聞くときの表現です。少しフランクな表現です。
例:What are you doing here in Kyoto?
京都ではどんなことをしているんですか?
最後に
英会話 1日1フレーズ【No.74】では、初対面の人との会話を始めるときに便利な表現のひとつ、”What brings you here?”を学びました。
このフレーズは、イベントやパーティーで初めての人と顔を合わせたとき、あるいは職場やお店に見慣れない人が訪れたときなど、自然に会話のきっかけを作ることができる表現です。
シンプルですが使い勝手のよいこのフレーズを、ぜひあなたの英会話に取り入れてみてください
初心者が英語を話せるようになるために意識したいこと
今回のフレーズ、いかがでしたか?
「この場面では、このフレーズを使う」と意識しながら、ひとつひとつの表現を理解し、覚えていくことで、「英語が通じた!」「話せた!」という実感が少しずつ増えていきます。
そしてもうひとつ、英語を話せるようになるために初心者の方にぜひ意識してほしい大切なポイントがあります。その内容を、下記の記事でわかりやすくご紹介しています。
英会話を始めたばかりの方や、もっとスムーズに伝えられるようになりたいと感じている方は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください。