「構うものか」
16歳で『ローリングストーン』の記者になったキャメロン・クロウの自伝的映画『あの頃ペニー・レインと』(Almost Famous)より。
ウィリアムがローリングストーン誌から仕事の依頼が。ウィリアムはレスターに相談する場面。レスターはジャーナリストとしての心構えをウィリアムに伝えるシーンから引用。
Lester:Look. Do the story. Who cares, you know ? It’ll be good for you.
なぁ。引き受けるんだ。誰が気にするものか。お前のためになる。
Lester:But Remember this. Don’t do it to make friends with people … who are trying to use you … to further the big business desire … to glorify worthless rock stars like Stillwater.
だがこれだけは覚えておけ。お前を利用しようとするやつとは友だちになるな。欲望丸出しで、ダメバンド(Stillwaterのこと)をヨイショするような悪徳商人とはな。
Lester:Don’t let those swill merchants rewrite you.
お前の記事をあの連中に書き直しさせるな。
William:”Swill merchants.” That’s good.
悪徳商人?いいね。
Lester:Yeah, swill merchants.
そうだ。悪徳商人だ。
このフレーズに注目!
Who cares?
誰が気にする?→構うものか(知るかよ)
くだけた英語表現です。
Who cares? = 誰が気にするの?→どうでもいいじゃん、というニュアンスで、「細かいことは気にするなよ」と思ったときに使います。
この英語で面倒なことはスルーできるゆる系英語ですが、あまり頻繁に使うのはNG。
「やる気のない人」「真剣に質問に答えてくれない人」的なキャラになってしまう可能性があるので、ご注意を。
このページの英語表現
swill = 生ゴミ、腐ったもの
映画『あの頃ペニー・レインと』
音楽業界の光と影を描いた古典映画がこちら。
この映画は伝説の男、キャメロン・クロウ監督がいかにして音楽業界に足を踏み入れることになったのかが描かれる自伝映画です。
ロックスターと彼らに翻弄され人生が狂ってしまう人々。熱狂の影に悲しみあり涙あり。今やロックは終わってしまったも同然かも知れませんが、かつてはロック全盛の時代があった。栄光のときがあった。
そんな時代を思い出せる映画です。