「邪魔してごめんなさい」
映画『クロスロード』(Crossroads)より。
ギターを愛するユジーンは、伝説的ギタリストとプレイしたウィリーと出会う。ユジーンはウィリーにギターを教えてもらおうと、ウィリーのいる病院にバイトとしてもぐりこむ。
ウィリーの部屋をユジーンが訪ねるシーンより引用。
Willie:Okay, what you want, Mr.Janitor Man? I ain’t made no mess.
何が望みだ、用務員君。部屋は汚さないぜ。
Eugene:Hey, you’re Willie.
ウィリー?
Willie:That’s my name.
俺の名前だ。
Eugene:I heard you playing harp, so I dropped by to say hello.
ハーモニカを吹いてたね。それでちょっとあいさつしたくて。
ウィリーの正体では伝説的ブルースギタリストと一緒にハープを演奏した一流のミュージシャン。
ユジーンはジュリアードに認められるほど才能がある若者。当然このチャンスを逃すまいと、勇気を持ってウィリーに近づきます。
Willie:You’re new here, ain’t you?
新顔だな。
Eugene:This is my first day.
今日が初日だよ。
Willie:Well, hello, Mr. Janitor Man. Now let me be.
やぁ。では一人にしてくれ、用務員君。
Eugene:Look, I wanted you to know if there’s anything I can get for you …
あの、僕にできることは何でもやりますよ・・・。
Willie:Yeah, you can get gone.
あるよ。この部屋から出て行くことだ。
Eugene:Sorry to bother you. I’ll just stop back later, okay?
邪魔してゴメンなさい。また来ますね。
このフレーズに注目!
(I’m)Sorry to bother you.
邪魔してごめんなさい。
I’m sorry to disturb you, but ~.(お忙しいところすいませんが)と同じように使える丁寧な表現です。
相手によって、この一言があるかないかは意外に心証に影響します。空気を読んで使うときに使えれば、円滑なコミュニケーションができるでしょう。
このページの英語表現
bother = 悩ます
映画『クロスロード』について
神業的なギターの腕前を手に入れるために悪魔に魂を売った男、ロバート・ジョンソンの話をもとにしたと思われる映画。
クロスロードとは十字路のことで、ここでまさに悪魔との取引が。
映画では、ジュリアードに認められるほどの才能を持つユジーンが、かつてロバート・ジョンソンとプレイした男、ウィリーと出会います。そして彼と旅をすることで、その真実を知ることになります。
一般的な物語ではないですが、単純にロードムービーとして観れば、アメリカの広大な大地と、ワクワクする音楽を楽しむことができます。