結果を出す正しい努力の方法とは?『上達の法則』の読書感想

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「英語ができる」ようになるには法則あり?英語力を効率的に伸ばしたい方におすすめの本、『上達の法則』の読書感想です。

どうしたら上達するか?努力を結果に変えることができるか?この本でその仕組みを知ることができます。

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『上達の法則』について

認知心理学などの学術的研究に基づき、「効率的な努力」を科学的に分析。

どういうやり方がうまくいって、そしてどういうやり方がうまくいかないのか。その違いを分かりやすく理解可能。本書を読めば、伸びる人のパターン、考え方が分かります。

主な感想

「毎日勉強していても、なかなか努力が結果につながらない。それが、あるときを境に急激にレベルアップする。」

私はこのような経験をしてきました。それで、ずっと不思議に思っていました。

自分の体験から、

「人の成長にはパターンがある?」

「目標を決めて、それを達成できるケースは?」

「ダメになるパターンは?」

というような疑問が頭から離れませんでした。そんな折、ネットで見つけたのがこの本、『上達の法則』です。

この本は、心理学による分析に基づき、科学的に上達することを分析した1冊です。読みやすく、スラスラ読むことができました。文章も分かりやすいです。

以下、「ピン!」ときた内容を抜粋します。

上達の王道

上達には法則がある。近道ではなく、法則がある。その法則が把握できている人は、努力の効率がよい。

(P19)

上達するコツを身につける

世の中には、上達とはなにかということを、自分なりにつかんでいる人がいる。

たいていは、若いころにひとかふたつ深く打ち込んだことのある人で、その経験のなかから、上達に必要な練習のしかたや目のつけどころを知っている人である。

(P25)

1つのことを継続する

とにかく、なにかひとつのことに心理的にコミットし、深く身につけてみようとすることが大切である。

(P35)

⇒「一芸の習得を通じて、上達する過程を体得できる。」ということ(管理人による注釈)

上達と努力

上達はたんに時間や努力の量だけでは達成できない。そこに努力すること、ひいては生きることのロマンが存在するのである。

(P231)

以上、気になる言葉を抜粋しましたが、たしかにそうなんですよね。何か1つのことを極めると、他のことを始めても、結構スイスイいくんです。

これは多分、何か1つのスキルを身につけていく過程で、上達のコツというか、学習ノウハウを体得するからかもしれません。

たとえると、1つの井戸を深く掘ることで、その井戸が他の水脈につながっている感じでしょうか。

他、私が読んでいて気になった内容を要約してご紹介します。

上達のステップ

1・はじめてみる

(はじめることは、「なぜか分からないけど、心を惹かれること」を選ぶ!)

2・入門書を読む

3・練習、学習するペースを決める

(「週1はあまり上達しないので、まずは週2くらいがいい」というのが著者の意見)

上級者と中級者の違い

=すでに覚えているものの量の違い

スランプの原因と対策

・肉体的、生理的原因

・プラトー型停滞期(上達は直線ではなくノコギリのように上下しながら進む)

など

道具にお金をかける

・いい道具を使えば、上達への意欲が高まる

・お金を出すことで、自分にコミットをする(上達への生贄のようなもの)

実践したい最重要ポイント

最後になりますが、著者は英語についての上達法に詳しく、いくつかアドバイスが掲載されています。

本書に紹介されている英語の習得法については、暗記を重視した学習法を提案されています。

具体的には次の方法です。

・長めの長文を丸ごと暗記する

・5000語ほどの単語を暗記する

暗記をすることにより、必要な基礎知識がモノになる。それにより、英語の習得が容易になるという考え方です。

やっぱり、どの分野であれ、基礎工事なしに上達はありえないかもしれませんね。自分なりの独学法、上達法を身につけたい方は、読む価値がある本です。

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