英語のあいさつ、友だちと先生でどう違う?カジュアルとフォーマルをやさしく解説

会話する人々

英語には、友だちや家族と話すときの「カジュアル(くだけた)」な言い方と、ビジネスシーンや目上の人と話すときの「フォーマル(きちんとした)」な言い方があります。

どちらも英語ですが、使う場面や相手によって使い分けることで、とても便利で自然に聞こえます。たとえば、友だちには”Hi!”と言いますが、上司や先生には”Hello”や”Good morning.”と言う方がふさわしいですよね。

そこでこの記事では、英語初心者の方が知っておきたい「カジュアル英語」と「フォーマル英語」の違いを、具体的な例とともにわかりやすく紹介します。

日常生活やビジネスシーンで役立つポイント満載なので、英語をもっと上手に使いたい方はぜひ読んでみてください。

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はじめに

日本語に「くだけた話し方(カジュアル)」と「きちんとした話し方(フォーマル)」があるように、英語にも同様の使い分けが存在します。

ポイントはTPO(時・場所・場合)を考慮すること。話す相手や場所、状況によって、カジュアルとフォーマルを使い分けることが大切です。

まずは、どんなときにカジュアルで、どんなときにフォーマルを使うのか、見ていきましょう。

カジュアル英語とは?

カジュアル英語は、友だちや家族など、親しい人と話すときに使う言葉です。

短くてやわらかい言い方が多く、リラックスした雰囲気を作ります。たとえば、気軽にあいさつしたり、近況を聞いたりするときにぴったりです。

Hi!

こんにちは!

フォーマルだと”Hello”も使えますが、”Hi”はもっと気軽な感じです。初対面の人や、あまり親しくない人に対して使うと、ややカジュアルすぎる印象を与えることもあります。

What’s up?

元気?

「調子はどう?」という意味で、親しい間柄でよく使います。返答としては、”Not much.”(別に何も。)や”I’m good.”(元気だよ。)などが一般的です。

See ya (you)!

またね!

別れるときに使う、もっとカジュアルな「さようなら」です。”See you later!”や “Bye!”も同様にカジュアルな表現です。

Thanks.

ありがとう。

友だちや家族など、親しい人に気軽に感謝の気持ちを伝えるときに使います。短くてやわらかい言い方なので、自然な会話でよく使われます。相手が何かしてくれた後に、さっと感謝を伝えたいときに便利です。

ここがポイント!

カジュアル英語は、話しやすくてリラックスした雰囲気を作ります。親しい友だちや家族と話すときにぴったりです。

短くてやわらかい言葉を使うことで、堅苦しくなく、自然な会話になります。たとえば、”What’s up?”や”See ya!”のように、気軽に気持ちを伝えられます。

日常のちょっとしたあいさつや別れのときに使うと、相手も親しみを感じやすくなり、会話がもっと楽しくなります。

フォーマル英語とは?

フォーマル英語は、先生や目上の人、会社の人と話すときに使う、きちんとした言葉です。丁寧で落ち着いた印象を与えるため、長めで丁寧な言い方が多いのが特徴です。

仕事の場面や、あまり親しくない人と話すとき、また初めて会う人にはフォーマルな表現を使うと安心感があります。

Hello.

こんにちは。

“Hi!”より少し丁寧で、目上の人やビジネスの場でも使いやすいあいさつです。相手に対して礼儀正しい印象を与えます。時間帯に応じて “Good morning.”、”Good afternoon.”、”Good evening.”を使い分けるのがより丁寧です。

How are you?

ご機嫌いかがですか?

相手の調子を丁寧にたずねる言い方です。友だち同士の”What’s up?”よりも、きちんとした印象を与えるので、目上の人や初めて会う人に適しています。返答としては、”I’m fine, thank you.”や “I’m doing well.”などが一般的です。

Goodbye.

さようなら。

別れるときに使います。”See you!”や”Bye!”のようなカジュアルな別れ言葉よりも、きちんとした場面やビジネスの場でよく使われます。「それでは失礼します」のようなニュアンスで使われることもあります。

Thank you (very much).

ありがとうございます。

「ありがとう」の丁寧な表現です。目上の人や仕事の場面など、きちんと感謝を伝えたいときに適しています。

“Thanks.”よりも正式で礼儀正しい印象を与えるため、ビジネスやフォーマルな場面で使われます。メールや手紙などの書き言葉でも、フォーマルな場面で広く使われます。

“very much”をつけると、より感謝の気持ちを強調できます。

ここがポイント!

フォーマル英語は、目上の人や仕事の場面で使う、丁寧で礼儀正しい話し方です。言葉は少し長めで、きちんとした印象を与えることが大切です。

例えば、あいさつでは “Hello.” や “Good morning.”、”Good afternoon.” などを使い、カジュアルな “Hi!” より丁寧な印象を与えます。

また、相手の体調をたずねるときは “How are you?” と言い、単に “What’s up?”と聞くよりも礼儀正しい表現です。別れのあいさつも “Goodbye.” のように正式な言葉を使うことで、相手に敬意を示せます。

フォーマル英語を使うことで、信頼感や敬意をしっかり伝えられるため、初対面の人やビジネスの場面では特に重要です。

カジュアルとフォーマルの違いを比べてみよう!

英語には、話す相手や場面によって使い分けるカジュアルな言い方とフォーマルな言い方があります。よく使うあいさつや感謝の言葉を例にして、その違いを比べてみましょう。

カジュアル フォーマル 日本語のイメージ
Hi! Hello. こんにちは!(友だちと) / こんにちは(先生に)
What’s up? How are you? 元気? / ご機嫌いかがですか?
See ya! Goodbye. またね! / さようなら。
Thanks. Thank you. ありがとう / ありがとうございます

カジュアルな言い方は親しい間柄で気軽に使い、フォーマルな言い方は丁寧で礼儀正しい印象を与えます。使い分けを覚えると、自然で好印象な英語が話せるようになります。

どう使い分ければいい?

英語のカジュアルな表現とフォーマルな表現は、話す相手や場面によって使い分けることがとても大切です。

まず、友だちや家族など親しい間柄では、気軽でやわらかいカジュアルな言い方を使いましょう。例えば、”Hi!”や”Thanks!”のように、短くてフレンドリーな言葉が自然です。

一方で、先生や年上の人、会社の同僚や上司などには、丁寧で礼儀正しいフォーマルな表現を使うのがマナーです。”Hello.”や”Thank you.”など、きちんとした言葉で話すことで、相手に敬意を示せます。

また、学校や仕事の場、初めて会う人との会話では、最初からフォーマルな表現を使うと安心です。相手に良い印象を与えられますし、もし相手がカジュアルな言葉を使った場合は、そのタイミングでカジュアルに切り替えても大丈夫です。

このように、相手や状況に合わせてカジュアルとフォーマルを上手に使い分けることが、英語でのコミュニケーションをスムーズにするコツです。

最後に

英語は「ことば」であると同時に、「気持ちを伝えるツール」です。そしてその言葉の選び方は、話す相手との関係性や、その場の雰囲気によって変わります。

カジュアルな表現は、友だちや家族など親しい人との距離を近づけ、自然な会話を生み出します。一方で、フォーマルな表現は、目上の人やビジネスの場面で、相手に対する敬意や礼儀をきちんと伝えるために欠かせません。

日本語と同じように、英語も「だれに話すか」「どこで話すか」によって使い方が変わります。それを意識できるようになると、あなたの英語はもっと伝わりやすく、もっと好印象になります。

まずは今回紹介したような、簡単なカジュアル英語とフォーマル英語の違いから覚えてみましょう。少しずつ使い分けに慣れてくると、場面に合った表現が自然と使えるようになります。この記事がその参考になれば嬉しいです。

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