アメリカ英語とイギリス英語 今すぐ分かる3つの違い

アメリカとイギリスの国旗

英語と一口にまとめても、国や地域によって、単語の意味から文法、発音まで様々な違いがあります。

このページでは、代表的なアメリカ英語とイギリス英語の違いについてまとめています。

「どこが違うの?」

という方は、参考にしてみてください。

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発音の違い

アメリカ英語とイギリス英語の一番違いが感じられるのは発音ではないでしょうか。同じ英語の単語を発音するにしろ、発音の仕方がかなり違うように感じられます。

イギリス英語の場合、発音の方法がローマ字に近く、かなりはっきりと単語を発音します。例えば、can(~できる)の発音。

アメリカでは「キャン」と読みますが、イギリスでは「カン」という感じの発音です。

アメリカ式

“I can do it . “<アイ キャン ドゥー イッ(ト)>

イギリス式

“I can do it .” <アイ カン ドゥー イッ(ト)>

カタカナ読みを読みを付けてみましたが、音声で聴けば、発音の違いが一目瞭然。BBCとCNNを聴いてみて下さい。発音の感じがぜんぜん違います。

また、イギリス、アメリカ、それぞれ人種や地域によっても発音の違いがあります。イギリスではクイーンズイングリッシュ(キングスイングリッシュとも。

いわばイギリスの標準的英語)からコックニー(労働者階級の人のアクセント&話法)、中部(ロンドン)と北部(スコットランド)によってやはり発音が違います。

アメリカでは、北部と南部、アフリカンアメリカンの人の発音を聞けば、違いが分かりやすいと思います。

これらの違いは、日本でも標準語と東北の方言を思い浮かべれば、違いが納得できるかもしれません。

単語の違い

次に、単語の意味。アメリカとイギリス、同じ英語でも、国によって意味が違う単語があります。使い方を間違えると、意味がぜんぜん通じません。

有名なのが”subway”(地下鉄)。アメリカで大丈夫ですが、イギリスで”subway”というと、地下鉄ではなく、地下通路の意味になります(ちなみにイギリスでは”underground”)。

また、スペルがにも違いがある単語があります。例えば、”color”(アメリカ英語)。イギリスでは”colour”とスペルします。

こうした米英の英語の違いは、辞書で確認することができます。発音、単語、スペルに(米)(英)という注意が乗っています。

文法・用法の違い

アメリカ英語とイギリス英語は、文法の用法でも違いがあります。

例えば、”Do you have ~ ?”

「~ありますか?」という意味ですが、イギリスの場合は”Have you got ~ ?”という現在完了を使うことが多いようです。

また、アメリカの場合「素晴らしい、よい」という意味を伝える場合、”fine”や”good”を使いますが、イギリスでは “lovely”(かわいらしい)という言葉を使います。

管理人が大学生の時、アメリカ人、イギリス人、2人の先生の授業を受けたことがあるのですが、アメリカ人の先生の場合、生徒をほめるとき、”good”などの単語を使っていました。そしてイギリスの先生は”lovely”を連発していたことを覚えています。

これらはあくまで一例で、英語というものの多様性を感じます。留学や旅行の際は、こうした英米の英語の違い・用法の差異を覚えておくとよいでしょう。

イギリスとアメリカ、それぞれの英語の違いに興味をお持ちの方は、『イギリス英語とアメリカ英語』(コスモピア)という本が詳しいです。

まとめ

英語と一言で言っても、アメリカとイギリスの英語は、いろんな面で違いがあります。

特に、

1.発音

2.単語

3.用法

この3つに関しては、勝手が違う英語が多々あります。

BBCとFOXやCNNなど、ニュースをそれぞれ聴き比べ、何がどう違うのか。自分なりに確認してみると、その違いが実感できて面白いかもしれません。

最後に

言語には不思議なほど多様性があります。それは日本語でも英語でも、一つの言語のなかにも、様々な違いがあります。

それらの違いを完璧に理解することはベリーハードですが、「違いがある」ということを知っていれば、完璧主義に陥らず、心に余裕を持って英語を学ぶことができるのかもしれません。

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