ミドルネームはこうやって決まる?イギリス人が教えてくれたミドルネームの豆知識

幸せな家族

英語力アップのため、イギリス人のネイティブの先生に英会話を習っていたときのこと。

レッスン中、英語圏のミドルネームの話になり、そこで英語のミドルネームについて面白い話を聞きました。

ミドルネームとは

名前(ファーストネーム)と、姓(ラストネーム、ファミリーネーム)の間に入る名前のこと。

もともとは、宗教的な理由でミドルネームをつけるのが流行。今は同姓同名を避けるため、ミドルネームをつける(らしい)。

日本人にはあまり馴染みのない習慣ですが、イギリスやアメリカなどの国の人は、ミドルネームを持っています。

ミドルネームは先祖の名前?

ではどうやってミドルネームを決めるのか?

イギリスでは、その方法の一つとして、先祖のファーストネームをミドルネームにつける方法があるそうです

【例】

祖父:John Andrew Smith

父親:Tom John Smith

本人:Micheal Tom Smith

子ども:Abel Micheal Smith

(名前は適当です、念のため)

こんな具合、父親は祖父の名前を、本人は父親の名前という具合、家族の名前をミドルネームにすることによって、一族の結束やつながりを大切にするそうです。

名前という伝統

自分の親、先祖の名前をミドルネームとして引き継ぐことで、家族の伝統を意識する。自分の名前も次世代へ引き継がれていく。

日本でも、仙台の伊達家に仕えた片倉家当主が「小十郎」という名前を引き継ぐ話がありますが、家族の伝統を感じて良いですね。

ただ、この話が面白いのは、ミドルネームの名付け法則はあくまで長男のみに適応されるとのこと。

で、次男以降の子どものミドルネームは好きに決められるそうです(その人は「何でもいい」と言っていました)。

名前を引き継ぐのは長男だけ。

ということは、長男がいろいろ家族の伝統引き継ぐ役割を背負うのは、日本だけでなく、イギリスも同じなのかもしれませんね。

まとめ

先祖のファーストネームからミドルネームを決定する。あなたはこの伝統について、どのように思われたでしょうか?

自分が今ここにいるのは親がいたからで、更に親には、祖父、曾祖父がいたから。

自分の血が先祖からつながっている事実を大切にしてミドルネームをつけるという考え方は、個人的にとても素晴らしい伝統だと感じました。

このミドルネームの伝統は必ずしも全ての英語圏の人がしていることではないのかもしれませんが、一族、家族の歴史を大切にすること。

その習慣がもしかしたら、次の未来へつながっていく、大切な習慣なのかもしれません。

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