I know what you want.
これが欲しいんだろ(君の欲しいもの、分かってるよ)。
他人の本意を察する意味
ビジネスで、よく「顧客のニーズを満たす」ことの大切さが主張される。客が何を期待していて、何をどうして欲しいのか、何を手に入れたいと思っているのか。
そのことを理解することが大切という話だが、このニーズの話については、人間関係についても適用できる話だと思う。
一般的に、ずっと続くような良い人間関係は相互補完的な関係であること多い。逆に、片方だけが得をしてもう片方が損をする、そういう関係は長くは続かない。
与え、与えられる、そういう関係がある付き合いは、互いが互いを必要としているので、安定的、良い関係でいられる。
相手が何を欲しがっているか?どうして欲しいのか?そのニーズを適切かつ自分が可能な範囲で理解しようとすることは、良い人間関係を築く上でとても大切なことである。
結局世の中は、人と人とが関わる場所なのだから。
元ネタ
映画『恋愛小説家』、サイモンのセリフより。
ジャック・ニコルソン演じるひねくれ者の恋愛小説家メルヴィンが自分の気持ちを伝えて最後にはめでたしめでたしになる名作ラブ・ストーリーがこちら。
メルヴィンは素晴らしい恋愛小説を書きますが、そのひねくれすぎた根性で周囲の人の困惑させます。しかしメルヴィンの行動原理はとてもシンプルです。
伝えたいけど上手に伝えられない。気持ちを素直に伝えることって、案外難しいことかもしれません。